Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

サイエンスとジャズの対峙

2005-11-07 09:47:42 | ジャズ
11月4日 広島大学サタケホール.坂田明・mii + 1(坂田明as,ss,黒田京子p,バカボン鈴木b,坂田学ds)

大学院生3人ずつが研究成果を語り,その後それにちなんだ曲を3曲ずつ,さらにそれを挟む形で前・中・後に3曲という構成.アンコールが「あかとんぼ」.曲名は
http://plaza.rakuten.co.jp/otahome2nd/diary/200511060000/
に掲載されています.ちなみにこれは広島大学大学院生物圏科学研究科創立20周年記念行事とのこと.ブログは名誉教授の先生によるものです.坂田氏はここのOB.

最初に学科長と学長の演説?があり,前後に起立・礼をやらされた.いったい俺は誰に向かって礼をしたんだろう.この式典とやらの20分は,入場料を払った人にもつきあわせることではないのでは.でも「対峙」に登場した大学院生はおおむねジーパンにサンダルをひきずるというスタイルで,しゃべりもテレビっぽく,式典での学科長・学長との対比は楽しめた.

各大学院生が5分くらいしゃべった後,坂田氏がフリー女性アナウンサーに仲介されて直前の発表につっこみを入れる構成.大学ではあまり聞けない広島弁(呉弁?)による,しかし的確なコメントに,隣に座ったジャズを知らないひとは,坂田氏はジャズもやる大学のセンセーと信じた模様.

研究発表は細切れだし,演奏と交互にやっただけじゃないかと言ってしまえばそれまでだが,発表だけ,演奏だけよりはずっと良かった.発表も,功なり名を遂げた大先生ではなく,これからの若い人というのが良い.会場からも活きの良いヤジが飛び,演奏もノっていたようだ.

サカタといえば山下洋輔トリオという印象をまだ引きずっているので,最初の曲「豊潮丸」をきいたときは,さては宗旨替えかと思ったが,後には例のブリブリも乱発された.ボク的にはボーカルも入った「音戸の船歌」が最高と思ったので,写真はこの曲も入っているCD, Fisherman's.comのジャケ.坂田学氏は明氏のご令息とのことだが,ちっとも似ていない.これで歳をとるとおやじのようになるのだろうか.
コメント
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