Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

宮脇綾子の芸術

2025-02-21 11:01:50 | お絵かき
東京ステーションギャラリー 編集「宮脇綾子の芸術: 見た、切った、貼った」 平凡社 (2025/1)

左3枚が展覧会のポスター.SNS で見て画集を探したが,展覧会のいわゆるカタログを Amazon から古書として購入することになった.

宮脇 綾子 1905-1995 は、東京府出身.夫は洋画家の宮脇晴.次男に建築家の宮脇檀がいる.アップリケ作家とされているが.このカタログも言うように「アップリケ」という言葉は違う.昭和の布を主材とした貼り絵かな ? 対象はもっぱら食べ物.

画集は8章構成:
観察と写実 / 断面と展開a/ 多様性 / 素材を活かすb / 模様を活かすc / 模様で遊ぶ / 線の効用d / デザインへの志向
各章から一枚ずつ.タイトルが具体的でてらいがない.サインがよい.
 a 「刺身をとった後のかれい」
 b 古い柔道着で作り,使い古した5枚のコーヒーフィルターによる「鰈のひもの」
 c 「ガラス瓶中のつる草」
 d.「鮭の切り身とくわい」
 e 「床山さんの櫛」



40 歳から始めたのだそうだ.
セツおばあちゃんのちぎり絵に比べ脱写実なのは,夫君の影響だろう.
彼はこんな絵を描いていた.「ミルクを飲む幼児」1953.左が綾子さん ?




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