戦後歌謡曲の繋がりで...
NHK TV で小柳ルミ子が「星の流れに」を歌っていた.歌詞はパンパンガール (終戦直後存在した主として進駐軍兵士を相手とする売春婦) を一人称にしている.当時ぼくたち子供は何も分からずに歌って親に叱られていた.大人になって歌の背景が分かって,そのときの親の気持ちも分かった というもの.
ヨナ抜き5音階で,重く悲しい歌のはずなのに 短調でなく長調.「こんな女に誰がした」が キャッチー.ブルース・スピリットにあふれた名曲だ,
YouTube には,オリジナルの菊池章子版はじめ,美空ひばり.藤圭子,八代亜紀,石川さゆり,坂本冬美,高橋真梨子,日吉ミミ,キム・ヨンジャなどの音源があって,時間をつぶしてしまう.
おばさん歌手ばかりだが,最初の吹き込み時は菊池章子は20歳とちょっと,モデルとなったパンパンさん達は今の女子高生・女子大生の年齢だった.そう思えば「ひとめ会いたいお母さん」の一節にも俄然リアリティが感じられて来る.トップの動画の音源は最初のSPだそうです.