Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

中山雅世トリオ @ JAM

2011-02-24 08:41:32 | ジャズ
千葉に所用があったので,ウェブで千葉のライブハウスを探ったら,佐藤有介 b の名前があった.
中山雅世 p,佐藤有介 b,上村計一郎 ds.レストラン・ライブハウス「れすとらん邪夢」

中山さんには何の予備知識もなく参上したのだが,真面目で創造的で高級なジャズ.一曲だけが佐藤さん,あとは全部中山さんのオリジナルだった と思う.黒っぽくはなく,ヨーロッパの景色が見えたり,中国の雑踏も見えたりする,中山さんの心象風景をテーマにした,国籍不明のジャズ.

セロテープでつないだ長大な楽譜を見ながらの演奏.
転調したり,変拍子になったり,やりたい放題.どこまでがアレンジで,どこからアドリブか,よく分からない.でも 前衛臭はない.なにも意識せずに聴けば,あるときは激しく,あるときはひたすら心地よいだけだ.
内容は違うけれど形式は MJQ が始めたのに近そう.前に学生さんと MJQ のコピーをやろうとしてすごく難しかったのを覚えている.佐藤氏曰く.あまり練習はしていません.プロってすごいなー.ベースもアルコほか,いろいろな奏法を見聞きすることができた.

ちょっとお話できたが,中山さんはおとなしそうな方だった.ピアノのタッチはクラシックっぽかったが,HP をのぞいたら高瀬アキさんに師事されたとのことであった.もちろん影響はありそうだが,高瀬センセーとは違う行き方と思います.
高瀬さんの LP を一所懸命聞いていた時期を思い出した.

1930-2030, 2100-2200.時間通り始まり,一曲が15分くらい.
ふつうのライブでは 10-20 分くらい遅れて始まって,40 分も演れば休憩だが,(音楽的に とは) べつな意味でも真面目だった.
お客さん 5 人 ... もったいない.料理もおいしかったし.

これはダリの Three Musicians.この絵にちなんだ,同じタイトルの曲も演奏された.グループの名前なのかもしれない.
ちなみに 同じタイトルの作品をピカソも描いている.
コメント
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