Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

みどりからかぜへ

2011-04-12 15:29:26 | 読書
曽宮 一念 著 求龍堂 (1974).

古書だが二重の函に入った豪華本.スケッチが数葉挿入されている.
著者は画家だが 80 歳を前に両眼を完全に失明 (101 歳で逝去).この本は友達が作ってくれたプラスチックの枠を使いノートに「盲ら書き」した成果だそうだ.(解読がたいへんで)「周囲に迷惑をかけている」という文もあった.

タイトルの意味もすこし読んでから分かったが,あとがきにも著者自身の説明があった.

失明するとどうなるか,ということが克明に書いてあって,そういう事態にそなえるための心構えが出来そうな本.ただし,記述は飄々淡々.



以下はこの本とは関係のないこと.
かってはアルプなどにも寄稿しておられたが,曽宮画伯には山の絵が多い.この単純ですごい焼岳の絵は,かってテレビのお宝鑑定団に出てきたそうだ.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg