Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

千円カット

2012-02-24 09:09:55 | エトセト等
初めて千円カットを経験したのは,十何年前の日本橋.パピリオを真似た店のロゴと,バキュームで頭をかき回して毛くずを吸い取るのが斬新に思えた.
近年はぐっと毛の量も収入も減ったので,この千円専門である.いつも行くとこは税込み千円だが,外税の店もあるらしい.

立派な床屋だと,待ち時間も入れると1時間では済まない.加えて,職人さんは各人各様なデゴボコ頭をそれなりの芸術作品に仕上げることを使命と考えておられるようだ.例えば襟足から頭頂へのグラデュエーションへのこだわりなど,確かにかたじけないが,こちらにはたいして関係ない.
千円だとロボットがカットしてくれるようなもので,うまくすると10分くらいで終わってしまう.

そのかわり,椅子に仰向けに寝かされて,暖かいタオルに視界をうばわれ,うとうとする楽しみとは無縁.

大きなチェーン店では,まずチケットを買う.椅子の前の鏡を開けるとロッカーになっていて,コートや手荷物を収納.いちおう髪型等の希望は聴いてくれる.襟足は剃るが顔は剃らない.洗髪なし・バキュームのみ.たいていの職人さんは若い.世間話くらいはすることもある.

いつか 見ていたらお客がおばちゃんで,あーだこーだと 30 分近くいろいろやらされて,気の毒だった.
コメント (2)
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