Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

福家警部補の再訪

2013-11-21 08:17:34 | 読書
大倉崇裕 創元推理文庫 (2013/07).

この著者のミステリは外れがない.しかし福家警部補とは初対面.
4 編の短編集.最初のを読んで,これは刑事コロンボの女性版と思った.いかにコロンボのパターンを踏襲しているかについて,巻末に神命 明による詳細な分析があり,これ以上なにも書くことがない.

あえてケチをつけるとすれば,脅迫されて脅迫者を殺すと言うのが,ややパターン化していること.それもあって,漫才のふたりがそれぞれ加害者と被害者になるという,哀愁の「相棒」がベスト.
重箱の隅をつつくような推理が多すぎるが,これは警部補が女性だから仕方ないのかも.

楽しく読みました.
コメント
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reading

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