梶村啓二,日経文芸文庫 (2013/10).
「BOOK」データベースより*****
生麦事件直後の横浜で幕府の軍事情報探索の命を受けた英国軍人の手記。吹き荒れる攘夷の嵐の中、自らの本分を貫くしかない多くの名も無き人たちが生きていた。そして、軍人が秘かに想いを寄せた日本人女性と清楚な白い花。英国の田園地帯で、この手記を手にした男は…。第3回日経小説大賞受賞作。*****
日経文芸文庫として創刊し 20 冊が刊行されたうちの一冊.
良い気分になれる恋愛小説.昔の手記の翻訳という体裁なので,読んでいて恥ずかしいと言うことがない.
ただし,読み手 (現代のヨーロッパで企業買収に携わる日本の会社員) の小学校時代の同級生が登場する必然性は感じられない.
巻末に「解説」がないのが,すっきりしているような,さびしいような...
「BOOK」データベースより*****
生麦事件直後の横浜で幕府の軍事情報探索の命を受けた英国軍人の手記。吹き荒れる攘夷の嵐の中、自らの本分を貫くしかない多くの名も無き人たちが生きていた。そして、軍人が秘かに想いを寄せた日本人女性と清楚な白い花。英国の田園地帯で、この手記を手にした男は…。第3回日経小説大賞受賞作。*****
日経文芸文庫として創刊し 20 冊が刊行されたうちの一冊.
良い気分になれる恋愛小説.昔の手記の翻訳という体裁なので,読んでいて恥ずかしいと言うことがない.
ただし,読み手 (現代のヨーロッパで企業買収に携わる日本の会社員) の小学校時代の同級生が登場する必然性は感じられない.
巻末に「解説」がないのが,すっきりしているような,さびしいような...