左写真は https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240928/k10014591561000.html から.この記事の内容は,9月29日(日)おはよう日本で放送されたそうだが,ぼくが知ったのは昨日の朝のラジオから.右トップ画像の論文 Science 384 217-222 (11 Apr 2024) の9番めの著者 Kyoko Hagino が話題の人 萩野恭子さんである.
この NHK の記事によれば,萩野さんの業績は,Braarudosphaera bigelowii 通称ビゲロイなる,窒素を直接自身に取り込む能力を持つ藻の培養法を確立したことである.
ご自身は高知大学客員講師だが,大学からの研究費を受けていない.家族のの理解を得て私財で自宅6畳に研究環境を整えてきたそうだ.
省みると,自分は核融合とか加速器とかの巨大科学のなかで サラリーマン的に過ごしてしまった.定年時には卓上加速器に入れ込んだが,それとても巨大加速機と言うテーゼあってのアンチテーゼにすぎなかった.
萩野さんの行き方・生き方がすこし羨ましい.
彼女のパートナー・富岡尚敬さんは地球惑星科学の研究者で,広島大学の客員でもある.たぶんサラリーマン科学者であろう.
夫婦別姓がかっこいい ! ぼく的には,おふたりの家庭生活に興味津々.