Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

マトリョーミン

2007-03-03 10:00:02 | 新音律
学会のパーティでマトリョーミンの演奏があった.ただし,この写真は当日のものでなく,ウェブ
http://vicclap.hu/link/1389/
からいただきました.右のようにマトリョーシカのなかにテルミンの回路を仕込んだのがマトリョーミン.

自分的にはMAX/MSPで最初に作ったソフトがマウスを使うテルミンだった.しかしマトリョーミンのライブは初めて.左手の手のひらにマトリョーシカを載せ,背後から手を近づけたり遠ざけたりする.
ふつうのテルミンはアンテナが丸見えだが,こちらは指をまるめたり開いたりするしぐさが,人形に催眠術をかけているようでおもしろい.ただし,音量のコントロールはふつうのテルミンのほうがやさしいそう.

演奏する方は「ドレミファを出すだけで拍手をいただける楽器はほかにありません」といっていたが,音程は連続にアナログで出てしまうので,これをドレミファ...とデジタル化するだけでたいへんそう.もうひとつの特徴は音がとぎれないこと.管楽器なら息継ぎ,弦楽器でも弓を離せば音はとぎれるが,それがない.音は正弦波に近い.

曲はロシア民謡,恋のバカンスなどだったが,もっと上記の,アナログ・とぎれず・正弦波という3特徴を活かした曲をつくることが可能かもしれない.
この日はギターの伴奏がついたが,音程は「微妙」だった.

3月で退職されるE藤先生がパーティの最後に教え子からマトリョーミンを進呈された.ただしこれはおまけで,メインは製本された論文集らしかったが...
ぼくも一体購入してジャズをやってみようかと思案中.

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