フリードリヒ・グルダ 1930-2000 で連想したのが,同年代のアンドレ・プレヴィン 1929-2019.プレヴィンは映画音楽,ジャズ,クラシックの3分野で活躍した.しかし,グルダはクラシックのコンサートが終わったその足でジャズクラブで演奏したと言うが,プレヴィンの場合は 1968 年にロンドン交響楽団の音楽監督に就任したあたりで,(後年同窓会的セッションの録音はあるが) ジャズから足を洗った感がある.
グルダの場合は下賎なジャズを演奏することが転落と非難されたらしいが.ジャズ側からプレヴィンを見ると,いつの間にか雲の上の人になった感じ.ハリウッドのイケメンがいつの間にか貴族的英国紳士に変身した感じ.
グルダの本に影響された結果は,グルダはこどもでプレヴィンはおとな,という印象だが,本当は違うかもしれない.
Youtube にオスカー・ピーターソンとプレヴィンと小いち時間の対談があったが,実質はプレヴィンがピーターソンをインタビューしたもの,でも最後のデュオは楽しい.
ドイツ生まれだがユダヤ系だったのでフランスからアメリカに逃れたという.彼の伝記があったらおもしろそうと思って,ネットを漁ったら Famous People: André Previn Biography がヒットした.しかしレビューをみたら,たった 22 ページで (Kindle 版 332 円) Wikipedia のほうがよっぽど詳しいと書いてあった.
動画はプレヴィンとN響によるラプソディ・イン・ブルー.
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