白市 大藤家住宅

1/13(土)-28(日) は東広島市民美術ウィーク．美術館では公募の入選作品などを展示している．これにあわせて我が街・白市では，点在する登録有形文化財住宅で美術展の招待作家・無鑑査作家による作品展示ちゅう．

住宅のリストにある大藤（おおとう）家住宅主屋（1929年ごろ建築）と，保手濱（ほてはま）家住宅主屋（同1884年）は 2021年 11 月に国の登録有形文化財（建造物）への登録を答申した．

ただし，しかし，今回は，トップの写真の大藤家には作品展示がない．

東広島市などによると，この大藤家住宅は白市中心部に建つ旧酒造業の店舗兼住宅．二階建入母屋造妻入桟瓦葺で，東正面を出桁造，北側面軒廻を漆喰塗込とする．正面にガラス引違戸と格子を構え，内部は南にガラス窓を多用した開放的な通り土間，北にミセ等四室並べる．昭和初期の白市の繁栄を示す．

当ブログ 2022-01-06 に紹介した３枚のスケッチを上に再掲した．じつはこの３枚の対象は同じで，どれも南面の通り土間を路地から見たところを向かって右側に配している．路地は写真 左隣の民家との間にある．

左は奥から見た通り土間．３枚のスケッチの右側の窓の内側．

中は五右衛門風呂．格子からスマホをつっこんで撮影した．内面が陶器でコーティングされているようだが，触ることは叶わなかった．

右は かっての酒造現場．桶を作るのは昔でも高くついたので，代わりに地面を掘った...という解説を聞いたが，理解できなかった．

この建物をレストランにするという噂がある．