1955 年,クレハホームソングの一曲として毎朝 ? 放送されたので,わけもわからずに覚えてしまった.その後高校の古文で意味を知った.
かぐや姫が言い寄ってくる男たちに無理難題をふっかける.石作皇子には「仏の御石の鉢」車持皇子には「蓬莱の玉の枝」右大臣阿倍御主人には「火鼠の裘」大納言大伴御行には「龍の首の珠」中納言石上麻呂には「燕の産んだ子安貝」...持ってきた人のお嫁さんになってあげる.
歌詞は今風 (と言っても 1955 年) だが,原典に比べるとマイルド.竹取物語では例えば「蓬莱の玉の枝」を作った職人たちが金を払えと押しかけてきて,イミテーションだとばれる,など.
左の図は玉の枝を持って来た場面.フェリス女学院大学文学部紀要41号所載の三田村雅子・新生優希「新出資料フェリス女学院大学蔵「竹取物語絵本紹介」による.
歌の河井坊茶は三木鶏郎グループの一員で,民放ラジオの「ぴよぴよ大学」を覚えている.
作詞作曲は,その三木鶏郎.「日曜娯楽版」で政府を皮肉って降板させられた <-- 歴史は繰り返す.
ギター伴奏は伊藤翁介.
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