「不思議の国のアリス」に接したときは小学生で,童話世界とは異なる,どこか意地悪が支配するような世界像に面くらった.Wikipedia によれば,それまで支配していた教訓主義から児童文学を解放したということらしい.
図書館に夏休みに読む本として,画像左から3番目の
ルイス・キャロル,高山宏 訳,佐々木マキ 絵「不思議の国のアリス」亜紀書房 (2015/4)
があった.原書刊行 150 周年記念出版としての新訳だそうだが,佐々木マキの描き下ろしイラストを目当てに,小学生を差し置いて借用した.
150 年前の刊行時の挿画は John Tenniel によるもので,画像左端の,ちょっと怖いタッチには今でもよくお目にかかる.でもその右のディズニーの可愛いアリスが,いまではポピュラーかもしれない.
高山訳の佐々木イラストでは,アリスは幼児化している.全体にのほほんとした雰囲気.文章は...これから読むつもり.
右端は,古書市場でウン万円以上の
金子國義押絵 "Alice's adventures in Wonderland" Olivetti (1974)
英文.ネットで少し中身を覗いただけ.
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