Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

田中一村展 @ 奥田元宗・小由女美術館

2021-04-17 08:59:05 | お絵かき
サブタイトル「奄美へとつづく道」.

栃木〜東京時代,千葉時代,奄美時代の3部構成.作品数はそれぞれ16点,25点,26点... というわけで,奄美時代の作品が思ったより少なかった.サブタイトルは,奄美時代以前にフォーカスしているということかもしれないが,正直・物足りないものがあった.いつもの展示室のひとつがおおきなミュージアムショップに変わっていた.
田中一村展はあちこちの美術館でさまざまに開催されていて,どれも網羅的なものではないらしい.

画家の出発点は南画だが,ずっとそれを引きずっていく.栃木〜東京時代のぼく的ベストはトップ画像右の「水辺にめだかと枯蓮と蕗の薹」
「南の琳派」とされているそうだが,もっとも琳派的なのは千葉時代と思えた.琳派も奄美へとつづく道に存在したのだろう.
奄美時代の,とくに大きい作品はデザイン的・今日的.例えば熊谷守一も別な意味でデザイン的・今日的.ひとあし先に今日を予見した作品・作家群が評価されているということ?

日本のゴーギャンとも言われるそうだ.でも彼の関心は花と鳥であって,ヒトではないようだ.

琳派? ゴーギャン? ...本人は関知しないところ.

奄美大島の美術館に行ってみたいものだ.

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