Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ポケミスのカバー

2008-07-23 18:32:53 | お絵かき
惚けミスをかばってあげることではない.ハヤカワ・ポケット・ミステリのカバーのこと.昭和20年代から続いている新書判のシリーズ.文庫本のイラストカバーはとれるが,このシリーズでは表紙に絵が(イラストというのとは,ちょっとセンスが違う)印刷されている.じつはカバーとは違う.
誰の絵か,というのがなかなか分からない.この「狂人の部屋」では見返しの裏,登場人物リストの上の方に「装幀 勝呂 忠」と書いてあった.

勝呂忠氏は1926年生まれ.モダンアート協会所属.
カバーの絵は,内容に応じたものをいちいち描くのか,描き貯めたものから選ぶのか,知りたいところ.たぶん後者と思う.

未確認情報だが,福島県の郡山市立美術館は「本の美術」を収集の柱の一本としているて,そこにポケミスの原画もそろっている...と何かで読んだ覚えがある.

ポケミスのリストのページ
http://hpb.aga-search.com/
にシリーズの表紙が出ている(欠けているのもある).画像のサイズが小さいのが残念.最近は勝呂画伯の一手引き受けという印象だが,初期のものは,たとえば1956年の「古書殺人事件」は上村経一装幀,同じ年の「デイン家の呪い」は浜田稔装幀とあった.1961年の「ストリップ・ガールの馬」(面白そう!) は勝呂氏の装幀だそうだが,だいぶ現在と画風が違う.
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