Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

講演会 片岡鶴太郎氏「流れのままに」

2019-11-04 10:21:15 | エトセト等
カタオカツルタロウが大学に来るから見に行こう,とJ子が言う.広島大学ホームカミングデー・オープンセレモニーの講演会だそうだ.若い時はセレモニーには拒否反応が起きたが,古希以後はすべてがめずらし半分,おもしろ半分である.
鶴太郎氏を性格俳優として認識したのはNHK大河ドラマ「太平記」の北条高時役だったと思う.氏の絵も好きだが,大作はおやめになったほうがいいと思う.

セレモニーは ensemble KYO-ON の吹奏楽で始まり,初めて見る現学長の長い挨拶の後,文化勲章授与のパロディみたいな表彰式.印刷された来賓リストが配られ,いちいち紹介された.スポンサーは大切にしなければならないのだ.その後,これも初めて聴く/歌う大学歌合唱.オマージュコンサートとして鶴太郎氏が出演したテレビ音楽などが KYO-ON により演奏された.舞台の端っこあたりに知った顔があったので,上の写真を撮影した.

鶴太郎氏の高校時代の級友という副学長が一席.ビデオによる紹介があって,やっと講演となった.襟がキラキラした上着で,広いステージの真ん中で立ったまま,原稿なしにジェスチャーゆたかにしゃべる.中学時代は成績が下から2-3番だったが,小学校の教科書から勉強しなおして都立竹台(たけのだい)高校に入学.卒業後清川虹子に弟子入りしようとして断られ,片岡鶴八の弟子になったというが,鶴八さんは演芸好きであった16とんの印象にはない.投影された講演のレジュメが1/3くらい終わったらしいところで,「外郎売」に移っておしまい.まじめな話は敵わんと思ったのかもしれない.

外郎売は最初のCMだそうだが,もともとは歌舞伎の演目で,最近では7月大歌舞伎で市川海老蔵の長男・堀越勸玄(6)が披露して話題になった.アナウンサーの訓練にも使われる長尺の早口言葉で,下の動画では7:50あたりから外郎売が始まる.
鶴太郎氏はゆっくりと初めて次第に早口になるという演出で盛り上げた.歌舞伎版より長く感じたが,オリジナルにいろいろ加わって現バージョンになったのかもしれない.


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 猫と鼠 | トップ | ざくろ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

エトセト等」カテゴリの最新記事