朝日新聞連載 福岡伸一の新・ドリトル先生物語「ドリトル先生ガラパコスを救う」が終わってしまった.ロフティングのドリトル先生シリーズの登場人物・登場動物を借りた創作.英国によるガラパゴスの大自然の破壊を恐れたドリトル先生と助手のスタビンズくんが気球でガラパコスに向かう...
地球貫通トンネルという古典的なアイデアを使うなど,やや SF 的.若き日のダーウィンも登場しドリトル先生とディスカッションする.
オシツオサレツ (Pushmi-Pullyu の名訳 ! 見出し画像右にお姿が...) のような非科学的珍獣が登場する幕がないのは残念.
ヒュー・ロフティング,井伏鱒二訳「ドリトル先生アフリカゆき」岩波少年文庫版の刊行は 1956 年で,買ってもらって喜んで読んだ.ドリトルは原文では do little 何もしないという意味で,登場時のドリトル先生は街で馬鹿にされていたと思うが,福岡版のドリトル先生は学術優秀人格高潔で少々愛嬌がない.でも偽物と交換したルビィを動物たちがもとに戻したと信じるあたり,やはりこの先生はおめでたいかな.
右の原著者のヘタウマな挿画に比べると,新聞の岩淵真理さんのカラーでうますぎ,とも思うが,単行本化するなら.挿画もぜひ全部載せてもらいたい.
井伏版アフリカ行きと
河合祥一郎訳「ドリトル先生アフリカへ行く」 KADOKAWA (角川つばさ文庫 2011/5/)
を比較したページを発見した.
地球貫通トンネルという古典的なアイデアを使うなど,やや SF 的.若き日のダーウィンも登場しドリトル先生とディスカッションする.
オシツオサレツ (Pushmi-Pullyu の名訳 ! 見出し画像右にお姿が...) のような非科学的珍獣が登場する幕がないのは残念.
ヒュー・ロフティング,井伏鱒二訳「ドリトル先生アフリカゆき」岩波少年文庫版の刊行は 1956 年で,買ってもらって喜んで読んだ.ドリトルは原文では do little 何もしないという意味で,登場時のドリトル先生は街で馬鹿にされていたと思うが,福岡版のドリトル先生は学術優秀人格高潔で少々愛嬌がない.でも偽物と交換したルビィを動物たちがもとに戻したと信じるあたり,やはりこの先生はおめでたいかな.
右の原著者のヘタウマな挿画に比べると,新聞の岩淵真理さんのカラーでうますぎ,とも思うが,単行本化するなら.挿画もぜひ全部載せてもらいたい.
井伏版アフリカ行きと
河合祥一郎訳「ドリトル先生アフリカへ行く」 KADOKAWA (角川つばさ文庫 2011/5/)
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