Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

住まいのイラスト

2021-05-28 07:37:00 | 読書
相変わらず古い本をぱらぱらと,それも中身も読まずにイラストだけ見て遊んでいる.

左 少し新しい : 渡辺 武信「住まい方の演出―私の場を支える仕掛けと小道具」中公新書(1988/10)
右 古い : 上田 篤「日本人とすまい」岩波新書(1974/3)

渡辺本の目次は,第1部 登場と退場(玄関扉;上がり框;階段;障子と襖;カーテン),第2部 大道具(テーブル;椅子;ソファー;ベッド;寝具),第3部 背景(屋根;天井;窓と壁;縁側;庭),第4部 仕掛け(本棚;鍵;冷蔵庫;食器;テレビ;電話;風呂;神棚と仏壇).

上田本の目次は,屋根,柱,壁,戸,窓,障子,床,畳,床の間,土間.天井,階段,二階,屋上,物干場,地下,物置,軒下,縁,庭,東屋,垣,門,錠.

要するに,十数年の間を空けて書かれた似たような本.内容はそれぞれ優れているが,ここでのの興味はイラストである.
渡辺本には,和田誠のイラストが随時挿入されている.サイズは統一されていない.文章の内容を具体化したものが多く,おもしろい.
上田本では,久谷政樹のイラストが各項の扉の半ページを占めている.その項の内容全般を抽象化 (紋様みたい?) した描き方だが,画風が統一されていて,かっこいい.
以下にイラストを3対.



渡辺本「第1部 : 障子と襖」より,上田本「障子」より.


渡辺本「第3部 : 縁側」より,上田本「縁」より.


渡辺本「第4部 : 鍵」より,上田本「錠」より.

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