【2022参院選 全選挙区「当落予想」】:【東京】タレント乱立で激戦! 読めない残り2議席…「乙武クン」に票を奪われるのは誰だ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2022参院選 全選挙区「当落予想」】:【東京】タレント乱立で激戦! 読めない残り2議席…「乙武クン」に票を奪われるのは誰だ
◆東京(改選数6)
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
◇ ◇ ◇
△△朝日健太郎 46自現
○○生稲 晃子 54自新
○○竹谷とし子 52公現
○○蓮 舫 54立現
▲松尾 明弘 47立新
▲▲海老沢由紀 48維新
△△山添 拓 37共現
△△山本 太郎 47れ前
服部 良一 72社新
猪野 恵司 38N新
説田 健二 51N新
田中 健 56N新
長谷川洋平 45N新
松田 美樹 35N新
▲▲荒木 千陽 40フ新
青山 雅幸 60諸新
安藤 裕 57諸新
▲乙武 洋匡 46無新
「残り2議席がまったく読めない」──。東京の選挙関係者はみな、こう言って口を揃える。
タレント候補が乱立するまれに見る混戦だ。予想を難しくしているのが、無所属で立候補する「五体不満足」著者・乙武の存在。本人の当選は厳しそうだが、一体、誰の票を奪うことになるのか。乙武はかつて自民党から出馬しようとしたこともある。乙武の得票がラスト2議席を左右するかもしれない。
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後ろ盾は安倍元首相(生稲晃子氏)/(C)日刊ゲンダイ
自民1人、立憲・蓮舫、公明・竹谷の3議席は当確。これに共産・山添が続く。自民は現状、党の情勢調査で意外にも、元おニャン子より朝日が先行している。
「現職ということもあるし、地方議員や団体などの組織は朝日につけているため、調査すれば数字は出る。生稲は浮動票狙いの空中戦なので、まだ浸透不足。ただ、『がん治療と仕事の両立』という実体験にもとづく演説は説得力があり、会えば票につながる。加えて、丸抱えで支援している安倍派ががむしゃらに突っ走り、組織を奪っている。この先逆転しそう」(自民党関係者)
■残り2議席の争いは山本氏がトップ
生稲の今月9日のブログには、安倍元首相や安倍派女性議員と一緒にガッツポーズする写真がしっかりアップされている。
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背水の陣(山本太郎氏)/(C)日刊ゲンダイ
残り2議席の争いは、自民のもう1人、れいわ・山本、維新・海老沢、「ファーストの会」の荒木、立憲・松尾の5人。投票率によるものの、当選の最低ラインは50万票程度とみられる。優劣が読めない中、それでも先頭を走るのは、衆院議員のバッジを外して背水の陣で臨む山本。2年前の都知事選で65万票を獲得した強みがある。
■出遅れが目立つ荒木氏の応援には小池都知事が
一方、出遅れが際立つのは荒木。陣営は「いまは当選圏外にいる」と冷静に現状分析する。荒木は小池都知事にとって、秘書も務めた愛弟子。選挙運動は既に“二人三脚”状態だが、小池にかつての神通力があるのかどうか。
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「二人三脚」(荒木氏と小池都知事)/(C)日刊ゲンダイ
「小池知事は、時間のある限りさまざまな会合に顔を出し、荒木さんをお願いしています。当選させるために何でもするつもりでしょう。公示後も一緒に街頭に立つと思います」(ファースト関係者)
維新は全国政党を目指す上で東京を最重点選挙区としたのに、元大阪市議を擁立するという迷走。吉村大阪府知事が、直近の2週続けて週末に海老沢の応援に入ったが、効果があったのかは微妙。立憲の2人目・松尾も知名度不足で埋没気味だ。
元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 政治・経済 【政治ニュース・参院選2022】 2022年06月16日 06:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。