路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【社説①】:政治改革 放置できぬ選挙制度のひずみ

2023-07-20 05:00:35 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【社説①】:政治改革 放置できぬ選挙制度のひずみ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:政治改革 放置できぬ選挙制度のひずみ

 政治改革関連法の成立から30年近くが経過し、現行の選挙制度や「政と官」の関係などに ひず みが目立つようになった。抜本的な見直しに向けて議論すべき時期を迎えている。

 衆院の選挙制度を、中選挙区制から現在の小選挙区比例代表並立制に改めた政治改革関連法は、1994年3月、与野党の合意を経て成立した。リクルート事件などで高まった国民の政治不信を ふっ しょく する狙いがあった。

 この30年で、金権政治の温床とされた自民党の派閥は弱体化した。政党本位の選挙も一定程度定着したと言えよう。

 一方で、政治家が小粒になった、との指摘は多い。2大政党による政治を想定していたが、現状は多党化が進んでいる。改革が目指した方向性と、現実が 乖離かいり しているのは明らかだ。

 政治改革の議論を整理するため、与野党6党でつくる選挙制度協議会は先月、与野党合意の当事者である細川護煕元首相と、自民党の河野洋平元総裁から、現状への評価を聞いた。

 細川氏は政権交代の実現を踏まえ、「 おおむ ね想定通りだ」と述べた。一方の河野氏は、重複立候補制度について「国民に支持されているのか」と疑問を呈した。

 小選挙区で落選した候補が、比例で復活当選することに納得のいかない有権者は多い。

 だが、それにも増して重大な問題は、「1票の格差」の是正を求めるあまり、選挙のたびに区割りの見直しが迫られることだ。

 司法は、憲法の「法の下の平等」を投票価値の平等と読み替え、格差の是正を重視するようになった。30年前は、地方から都市への人口流入によって生じる問題が、大きな論点ではなかった。

 しかし、地方で過疎化が進行し、経済も衰退した現状で、格差是正だけを重視すれば、地方の議員定数は減り続け、都市部は増える一方となる。地方の民意が政治に反映されにくくなれば、民主主義の根幹が揺らぎかねない。

 選挙制度のほかにも課題はある。官邸主導の政策決定が進んだ反面、官僚の意欲の低下が指摘されるようになった。衆参の役割分担が不明確なため、二院制の意義を問う声はやまない。

 昨年、経済界や学識経験者らでつくる「令和国民会議」(令和臨調)が発足した。選挙制度や国会のあり方などについて議論し、政界に提言する方針だ。

 与野党は、識者の声にも耳を傾けながら改革を進めるべきだ。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2023年07月18日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説②】:台湾総統選 対中関係の安定をどう導くか

2023-07-20 05:00:30 | 【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、国家の個人等の権利を抑圧統治】

【社説②】:台湾総統選 対中関係の安定をどう導くか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:台湾総統選 対中関係の安定をどう導くか

 「中台統一」を迫る中国の習近平政権にどう対処するのか。来年1月に行われる台湾総統選の行方は、東アジア情勢に大きな影響を及ぼす。論戦を注視したい。

 総統選は、蔡英文政権の与党・民進党、対中融和を掲げる最大野党・国民党、中間派の台湾民衆党がそれぞれ候補を立て、三つどもえの混戦となる見通しだ。

 蔡政権下で中国との対立が強まり、軍事的緊張が高まる中、対中政策が最大の争点となる。

 民進党候補の頼清徳副総統は、総統選を「民主主義か専制かの選択」と位置づけ、現政権と同様に米国と連携して中国の圧力に対抗する姿勢を鮮明にしている。

 頼氏は元来、「台湾独立」志向が強いとされるが、中国との摩擦拡大を懸念する声が内外で広がったことを受けて、「独立」にも「統一」にも動かない現状維持路線にかじを切った。現政権の路線を継承する形になる。

 これに対し、国民党候補の侯友宜新北市長は、「民進党は台湾を戦争の危機に導いている」と批判し、中国との交流を進めて緊張緩和を図ると訴えている。

 台湾では、中台関係の現状維持を求める住民が多数派だ。侯氏はそうした民意を念頭に「米国は台湾の最も重要な盟友だ」と強調しているが、党内には一層の対中融和姿勢を求める声も根強い。

 台湾民衆党候補の柯文哲前台北市長は、「台湾は米中の懸け橋になるべきで、米中対立の駒になってはならない」という立場だ。2大政党の対立を嫌う無党派層の間で支持を広げているという。

 各候補とも今後は、安定した中台関係の構築に向けた具体策を示せるかが問われよう。

 懸念されるのは、中国が侯氏を側面支援するため、揺さぶりを強めていることだ。

 蔡政権には強硬姿勢をとり続ける一方、先月には国民党の要請に応じ、害虫検出を理由とする台湾の果物の禁輸措置を解除した。国民党が政権を奪還すれば中台関係は安定する、と台湾の有権者に印象づける狙いだろう。

 中国は、台湾住民に米国や民進党への不信感を植え付けようとして、世論工作を仕掛けているとも指摘されている。

 昨秋、台湾の半導体関連メーカーが米国の工場を拡張する計画が明らかになった際は、「民進党政権が企業を米国に売った」といったデマがSNSで広がった。

 台湾社会は中国の総統選への干渉に警戒を強めねばならない。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2023年07月18日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【岸田政権】:麻生太郎氏「支持率なんて当てにならない」と岸田首相にエール「期待せぬこと」生きてる間の評価

2023-07-20 00:10:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【岸田政権】:麻生太郎氏「支持率なんて当てにならない」と岸田首相にエール「期待せぬこと」生きてる間の評価

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田政権】:麻生太郎氏「支持率なんて当てにならない」と岸田首相にエール「期待せぬこと」生きてる間の評価

 自民党の麻生太郎副総裁は19日、静岡県焼津市で開かれた麻生派議員のパーティーで講演した。

 内閣支持率の下落に直面する岸田文雄首相に「支持率なんて当てにならない」とエールを送った。首相の実績は後世になって評価されるとして「生きている間は期待しないことだ」と首相を励ました逸話も披露した。

麻生太郎氏(2023年3月2日撮影)麻生太郎氏(2023年3月2日撮影)

 麻生氏は吉田茂、岸信介両元首相を引き合いに「2人とも在任中の評判は最悪だった。退任後に高く評価された」と語った。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・内閣支持率の下落に直面する岸田政権】  2023年07月19日  21:49:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【外交】:中国が「琉球の主権が日本に属すと定めた国際条約ない」と指摘 台湾問題念頭にけん制か

2023-07-20 00:10:40 | 【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、国家の個人等の権利を抑圧統治】

【外交】:中国が「琉球の主権が日本に属すと定めた国際条約ない」と指摘 台湾問題念頭にけん制か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【外交】:中国が「琉球の主権が日本に属すと定めた国際条約ない」と指摘 台湾問題念頭にけん制か

 中国共産党機関紙、人民日報傘下の雑誌「国家人文歴史」は18日までに、琉球の文化や沖縄の米軍基地問題に関する特集を掲載した。冒頭で沖縄の帰属を巡り「現在の琉球は日本の実効支配下にあるが、歴史上、琉球の主権が日本に属すと定めた国際条約はない」と指摘した。

 沖縄県の玉城デニー知事が今月訪中したのをきっかけに一部中国メディアによる琉球関連報道が増えている。日本が台湾問題への関与を強めるのをけん制するため、中国が沖縄の帰属を問題視しようとしているとの見方もある。

 特集は「琉球往事」と題し、冒頭で「日本政府は米軍基地を維持するために次々と琉球の民衆の意志に背く決定を下している」と批判。「琉球の民衆の大きな失望と反感を招いており、独立を求める声も強まっている」と分析した。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・外交・中国と琉球沖縄問題】  2023年07月18日  19:35:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2023年07月18日 今日は?】:モントリオール五輪でルーマニアのコマネチが五輪史上初の10点満点

2023-07-20 00:00:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2023年07月18日 今日は?】:モントリオール五輪でルーマニアのコマネチが五輪史上初の10点満点

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2023年07月18日 今日は?】:モントリオール五輪でルーマニアのコマネチが五輪史上初の10点満点

 ◆7月18日=今日はどんな日

   京都アニメーションの放火殺人事件で36人が死亡(2019)

京都アニメーション放火殺人事件
全焼した第1スタジオ(2019年7月21日撮影)

 ◆出来事

  ▼モントリオール五輪の女子体操段違い平行棒でルーマニアのコマネチが五輪史上初の10点満点(1976)▼総選挙で自民党が過半数割れ、社会党も惨敗し55年体制崩壊(1993)

 
<picture><source srcset="https://img.huffingtonpost.com/asset/5c63a4f6240000af02a2598f.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale&format=webp" type="image/webp" />(Original Caption) Nadia Comaneci, the 14 year old gymnastic sensation from Romania, demonstrates her balance during her routine on the balance beam at the 1976 Summer Olympics in Montreal, Canada.</picture>
 
 
(Original Caption) Nadia Comaneci, the 14 year old gymnastic sensation from Romania, demonstrates her balance during her routine on the balance beam at the 1976 Summer Olympics in Montreal, Canada.
Bettmann via Getty Images

 ◆誕生日

  ▼松原のぶえ(61年=歌手)▼浜田麻里(62年=ミュージシャン)▼板尾創路(63年=タレント)▼吉村涼(78年=女優)▼広末涼子(80年=女優)▼片岡沙耶(93年=タレント)▼高畑結希(95年=SKE48)▼安部若菜(01年=NMB48)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2023年07月18日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする