路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【卓上四季・11.02】:ほたるこい

2024-11-02 04:00:40 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【卓上四季・11.02】:ほたるこい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季・11.02】:ほたるこい

 幼いころ、歌った記憶がある人は多いだろう。わらべ歌の「ほたるこい」。<ほう ほう ほたる こい>という呼びかけで始まる。素朴でひなびたメロディーが郷愁を誘う
 
 ▼季節外れもはなはだしいのだが、この歌が永田町かいわいで盛んに聞こえたらしい。歌いかけられたのは国民民主党の玉木雄一郎代表だ。歌いかける方は二手に分かれていた。与党側と野党側である
 
 ▼どちらのコーラスも懸命であった。<あっちのみずは にがいぞ/こっちのみずは あまいぞ>。衆院選で与党が過半数を割り込むなか、躍進した国民民主の存在感は高まるばかりだ。ラブコールの熱量もぐんと上がる。請われる方は強い
 
 ▼焦点の人のハートを射止めたのは与党の側だった。このままだったら予算や法律を通すのも思い通りに進まない。税制改正や経済対策を求める国民民主を取り込み、政権運営の難局をしのぐ―。「部分連合」にはそんな思惑が透けて見える
 
 ▼玉木さんは得意満面の様子だ。政局の中心にいるし、なにせ「手取りを増やす」という公約実現のチャンスなのだから
 
 ▼ただし、総選挙には政権を批判する野党の立場で臨んだことをお忘れなく。過去の別の政党の例を振り返れば、野党と与党の中間を進む「ゆ党」の道は険しい。甘そうに見えた水が苦かった。そうならないとも限らない。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】  2024年11月02日  04:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【社説・11.02】:陸自HPリニ... | トップ | 【社説・11.02】:自民・国民... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】」カテゴリの最新記事