路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【日報抄・12.23】:「少しずつ運転手も戻ってますけどね。まだ動いてない車が結構ありますよ」。

2024-12-24 06:10:35 | 【超高齢化・過疎・孤立・認知症・サ高住問題・人口急減・消滅可能性自治体】

【日報抄・12.23】:「少しずつ運転手も戻ってますけどね。まだ動いてない車が結構ありますよ」。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日報抄・12.23】:「少しずつ運転手も戻ってますけどね。まだ動いてない車が結構ありますよ」。 

 「少しずつ運転手も戻ってますけどね。まだ動いてない車が結構ありますよ」。新潟市内で乗車したタクシーの運転手さんが、業界の話をしてくれた。新型ウイルス禍が尾を引いてドライバーは激減。稼ぎ時の年末を迎えても、稼働できずに「寝ている」車両が少なくないという

 ▼バス会社しかり。医療介護の分野しかり。人材不足がニュースにならない日はない。本紙は先日、酪農家が全国で1万戸を割り、県内でも15年間で6割減ったと報じた。飼料高騰による経営難は切実で、さらに酪農家の半数が離農を考えているというから深刻だ

 ▼教育現場からもショッキングな実態が伝わる。県内小中学校の教員欠員が、過去最多の70人に上っているという。児童生徒の減少により学校の統廃合が相次ぐが、その前に教員の確保が難問として横たわる

 ▼人口の縮小が続く2040年には、暮らしの維持に必要なサービス分野で1100万人もの労働者が不足すると、民間シンクタンクが予測を公表したのは昨年のこと。未来図と今が徐々に重なり合っていく

 ▼うろたえるばかりでは仕方ない。暮らしを維持するためにありったけの知恵を働かせたいけれど、腹をくくる算段も要る。迎える社会を思いきり前向きに夢想してみる

 ▼足りないものを補い合い、協力し合える機運が高まるなら悪くない。一方で、他人に依存しすぎず、自分で考えて対処する力が研ぎ澄まされるかもしれない。障害があっても活躍できる環境が、もっともっと整えばいい。

 元稿:新潟日報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【日報抄】  2024年12月23日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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