【政界地獄耳・10.22】:選挙中に「連立」語る節操のなさ…混乱招くポリシーなき自民・森山裕幹事長
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・10.22】:選挙中に「連立」語る節操のなさ…混乱招くポリシーなき自民・森山裕幹事長
★自民党総裁・石破茂への野党やメディアの攻撃が続いているが、とんでもない発言をし続けているのが幹事長・森山裕だ。森山は安倍、菅内閣で国対委員長、岸田内閣で選挙対策委員長、総務会長を歴任、野党対策、選挙候補者選定などすべてに関わってきた。大物と言えば聞こえはいいが「なんにでも顔を突っ込み混乱をもたらしてきた」とは自民党ベテラン議員。野党国対も森山の言いなりで国会運営を仕切ってきたという評価がもっぱらだ。
★石破が予算委員会や補正審議をするために11月10日投開票にこだわったにもかかわらず、今月27日を強行に進めたのが森山だったという話は政界では有名だが、裏金議員公認問題も時間切れで乗り切ろうとしたら世論調査の結果が悪く、あわてて森山が非公認などに積極的になった話も野党議員でも知っている話だ。すると森山は「選挙を経て国民の信任を受けたということで、差別が続いてはいけない」と当選すれば裏金議員の禊(みそ)ぎは済んだとの認識を示した。「該当する候補者にはありがたい話だが、それを有権者がどうとらえたかは考えない人。そもそもそれを差別というか」(裏金に関与していない自民党の候補陣営関係者)。
★同日のテレビでは「(自公両党で)過半数割れをしようとしまいと、同じ政策をもって国の発展を図ろうという政党と協議は前向きにしていくべきだ」「どの党を念頭に置いているわけではない」「政策がしっかりできるものは、拒むことはあってはならない」と再び妙な発言だ。多く負ければ維新と、少なければ国民民主と連立ということか。それを連立の拡大と言い出した。自民党で選挙中に連立を言い出す幹事長などいただろうか。維新や国民幹部は「連立」にそわそわするのだろうか。そもそも公明党はそれでいいのだろうか。戦ってきた相手と翌日握手をする節操のなさに幹事長の責任はないのか。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません4。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年10月22日 07:10:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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