路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【産経抄・12.20】:「たかが選手」、言葉の力と怖さを思う

2024-12-20 05:03:30 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【産経抄・12.20】:「たかが選手」、言葉の力と怖さを思う

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【産経抄・12.20】:「たかが選手」、言葉の力と怖さを思う 

 取材メモの日付には、「平成16年7月7日」とある。「100年議論すれば十分なのか? 1年も必要ない。2カ月あれば十分だ」。東京都内で開かれたプロ野球オーナー会議を取材した折の、巨人・渡辺恒雄オーナーの発言である。

報道陣に囲まれる渡辺氏。球界に絶大な影響力を誇った=平成16年、東京都内

 ▼近鉄とオリックスの球団合併に端を発した球界再編の議論は、雪崩を打つように1リーグ制移行へと傾いていた。古田敦也氏(ヤクルト捕手)が会長として束ねる選手会の反発をよそに、「最終決定機関はオーナー会議だ」と渡辺氏はにべもない。

 ▼スポーツ担当の記者にとって、直言をいとわぬナベツネ氏は功罪相半ばする存在だった。発言が見出しになる半面、一語一語の力が強すぎ、物事の既成事実化をメディアが手伝いかねない恐れもあった。1リーグ制に賛意を示す渡辺氏の声がいつになく大きかったのを思い出す。

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 元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【産経抄】  2024年12月20日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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