路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【金子勝の「天下の逆襲」・11.02】:アベノミクスの亡霊にこの国の資産は食い潰される 「安倍・黒田勘定」で清算を

2022-11-17 07:01:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【金子勝の「天下の逆襲」・11.02】:アベノミクスの亡霊にこの国の資産は食い潰される 「安倍・黒田勘定」で清算を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金子勝の「天下の逆襲」・11.02】:アベノミクスの亡霊にこの国の資産は食い潰される 「安倍・黒田勘定」で清算を

 岸田政権、そして日銀は歴史的敗北に向かっている。ゼロ金利を続ける金融政策は旧日本軍の「インパール作戦」そのものだ。岸田首相、黒田日銀総裁、財務省の神田財務官。3者の頭にあるのは目先の円安阻止だけだ。

<picture>目先の円安阻止だけ(左から岸田首相、黒田日銀総裁、神田財務官)/(C)日刊ゲンダイ</picture>

 目先の円安阻止だけ(左から岸田首相、黒田日銀総裁、神田財務官)

 足元で繰り返される円買い・ドル売りの為替介入は、ゼロ金利維持に固執する黒田の体面を保つため。単独介入でも相場をコントロールできるとアピールしたいのだろうが、あす(米国時間2日)まで開かれるFOMC(米連邦公開市場委員会)では、4会合連続で0.75%の利上げを決定する見通し。0.5%にとどまるにせよ、年内に日米金利差は4%台に拡大し、日本の貿易赤字はさらに積み上がる。政府・日銀はまるでドンキホーテ。国の借金はすでに1200兆円を突破している。年間20兆円超の貿易赤字を垂れ流す中、無謀な介入を続ければ、外貨準備はみるみる減っていく。アベノミクスの亡霊がこの国の資産を食い潰すことになるだろう。 

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金子勝
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 ■金子 勝 立教大学大学院特任教授

 1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・連載金子勝の「天下の逆襲」】  2022年11月02日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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