【石破首相】:企業・団体献金巡り、「自民党としては不適切だと考えてはいない」…国会の代表質問始まる
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【石破首相】:企業・団体献金巡り、「自民党としては不適切だと考えてはいない」…国会の代表質問始まる
石破首相(自民党総裁)の所信表明演説に対する各党の代表質問が2日、衆院本会議で始まった。首相は政治資金規正法の再改正を巡り、立憲民主党などが禁止を主張する企業・団体献金について、「自民党としては不適切だと考えてはいない」と述べた。
■少数与党が午後から初の国会論戦へ、「政治とカネ」「103万円の壁」見直しを巡り攻防か
国会論戦は、10月の衆院選で与党が過半数割れになってから初めてとなる。
立民の野田代表は「改革の本丸である企業・団体献金の禁止をなぜ議論の 俎上 に載せないのか」と追及。政治資金収支報告書に不記載があった自民議員に対し、衆院政治倫理審査会に出席することを求めた。
首相は「必要な説明責任を果たすように促している」と答弁した。政党から議員に支出される「政策活動費」は廃止するため、党として今国会に法案を提出すると明言した。外交上の秘密などが含まれる支出については、「公開の方法に工夫が必要だ」と指摘した。
経済対策では、年収が103万円を超えると所得税が課される「103万円の壁」の見直しに向け、「2025年度税制改正の中で議論し、引き上げる」と意欲を見せた。国民民主党の浅野哲氏は178万円への引き上げを求めたが、首相は「経済や税収への影響など様々考えねばならない論点がある」とし、自民、公明、国民民主3党の協議を見守る考えを示した。
安全保障分野では、重大なサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向け、「可能な限り早期に法案を示せるよう検討をさらに加速させる」と強調した。
選択的夫婦別姓の導入に関しては、「国民の意見が分かれており、しっかりと議論し、より幅広い国民の理解を得る必要がある」と語り、慎重な姿勢を示した。
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