《読む政治・12.04》:旧安倍派、支部長選任巡り「再び排除」の不安 落選後もいばらの道
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《読む政治・12.04》:旧安倍派、支部長選任巡り「再び排除」の不安 落選後もいばらの道
自民党派閥の裏金事件を巡り、10月の衆院選で落選した前職を早期に選挙区支部長に選任するよう求める声が、旧安倍派から上がっている。衆院選では多くの議員が公認を外されるなどして落選。支部長選任により、次期衆院選での公認を確実にしたい思惑がある。ただ裏金問題への風当たりは依然として強く、思惑通りに選任されるかは不透明だ。
衆院選で落選確実となり、厳しい表情で集まった支持者にあいさつする丸川珠代氏=東京都港区で2024年10月27日午後10時18分、玉城達郎撮影
◆再起を期し結束確認 会合に「5人衆」の姿
「支部長選任に向けてさまざまな場面で働きかけていこう」
11月上旬、東京都内で開かれた旧安倍派の会合では、落選した前職の再起に向け、結束して行動する方針が確認された。
関係者によると約10人が参加。旧安倍派幹部で「5人衆」と呼ばれた松野博一前官房長官、西村康稔元経済産業相、萩生田光一元政調会長の姿もあったという。会合では、今後も情報交換などを定期的に行うことを確認した。
党は10月の衆院選で、政治資金収支報告書への不記載のあった「裏金議員」12人を非公認とし、他の34人については比例代表との重複立候補を認めなかった。裏金議員を切り離すことで、自民全体への逆風を和らげる狙いだったとみられる。
◆「比例復活できたのに」収まらぬ怒り
非公認だ…、続きは、
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元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政局・連載「読む政治」】 2024年12月04日 12:30:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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