メディアの「バッシング」の功罪を確認すると
メディアは権力に媚びるな!
自民亭と大島町町長の対応を比べると
今回どんな報道がなされるか!
伊豆大島の惨事はやはり人災か?台風接近中に女性のいる店で飲酒…大島町長飲酒問題 総まとめ 更新日: 2016年12月28日
不要不急の出張先で共産党町長は島民の危険を忘れ、4時間の宴会に…、川島氏は、15日夜に出張先の懇親会で飲酒した後、女性のいる店に移ってさらに飲酒したことを『週刊新潮』に報じられた。
日経 伊豆大島災害「町役場に責任」43% 第151回 編集委員 大石格 2013/10/23 6:00
まず26号が島を襲ったときに町役場が避難勧告を出さなかったことの是非です。8割の読者が出すべきだったとの回答でした。
○結果論かもしれないが、前日夕刻に出せたはずだ(63歳、男性)
○東京都が町役場に送信した警戒のファクスを放置した罪は大きい(33歳、女性)
○町長の記者会見での態度が自分の正統性を主張するのに必死だった(56歳、女性)
避難勧告を出していれば被害が防げたかどうか、わからないが、出していれば責任はある程度回避できたという趣旨の意見がかなりありました。組織としての危機管理、悪い言い方をすれば責任回避をよく考えている読者が多いようです。
避難勧告すべきだったとは思わないという読者は「出せばよいというものでもない」という観点の意見が多数でした。
○夜中では混乱を招いた(66歳、男性)
○明るいうちから勧告するには情報が不十分だった(58歳、男性)
次に冒頭に記した責任の所在です。
政府は、気象庁が特別警報を出す基準の見直しを検討する方針です。そのわりには気象庁に一義的な責任があるという読者は少なめでした。
○現状では、離島にははじめから特別警報が発令されない(58歳、男性)
一番多かった「町役場」という読者のコメントは最初の設問で避難勧告を発令すべきだとした読者の声とほぼ同じでした。
○やるべきことをやったうえで被害が発生したならば諦めもつく(71歳、男性)
○巨大な台風の接近中に町長が出張に行くことが間違っている。地震のような突発災害とは違う(67歳、男性)
自己責任だとみる読者はどんな考えでしょうか。
○情報がいろいろと取れる時代なので最後は個人の判断(45歳、男性)
○土石流の危険がある地帯に住んでいて、勧告がなければ避難しないというのは考えられない(63歳、男性)
「その他」を選んだ読者が案外多かったので、答えに注目していましたが、ほとんどは「誰のせいでもない」という意見でした。
○自然災害に責任はない(30歳、男性)
○地球温暖化が台風を大型化させているとすれば、人類のせいかも(56歳、男性)
住民に注意喚起できなかったマスコミの責任を問うコメントもありました。一員としてよく省みたいと思います。
自己責任を問う読者が多かったわりに、自身の備えに関しては「している」と「していない」が拮抗しました。「災害が自分のところで起きるという想定はしにくい」(41歳、男性)というなかなか正直な回答もありました。
避難路は確認しているが、その道が本当に安全かどうかはわからない。自宅で食料や水を備蓄しているが、災害時に自宅にいるとは限らない。本欄の読者は都市部の住民が多いので、備えをしているという人でもそれがどの程度役立つのかは半信半疑という感じでした。
安倍内閣の支持率は70.1%でした。前週より0.7ポイント上昇とほぼ横ばい。このところ70%前後でほぼ安定しています。
伊豆大島の災害。どうか慎んだ報道をお願いしたい
2013年10月16日 22時35分 JST
https://www.huffingtonpost.jp/atsuko-isamoto/post_5901_b_4111827.html
強風が吹き荒れながら夜が明けた16日朝、関東を通り抜けた台風26号による伊豆大島の被害状況を知り、愕然としました。16日夜の発表では17名が亡くなられ43名が行方不明。取材等でお世話になった方は多く、ニュースをみる度に胸が痛みます。
原因は観測史上最大の降雨量。800mm以上の雨が1日で降ったことで土石流が発生したことでした。
"大島に人が住みはじめたとされる約8,000年前から、噴火、台風、火事、地震...さまざまな歴史をくり返しながら生活も環境も変わってきた"(大島町公式サイトより)。
1927年から2008年までの島の歴史が記された伊豆大島小史には、天災による犠牲者数も記録されていますが、この記録を見る限りでも1927年以降でこれだけ多くの犠牲者を出された災害はありません。報道では「10年に1度の台風」という文言を目にしますが、伊豆大島に暮らしている人にとっても「初めての経験」だったと言えます。
伊豆大島では、1957年の噴火で1人が亡くなり、その教訓から1986年の噴火時には1人の死者も出さずに約1万人を全島避難させたという経験があります。近年、都心では近代的な安心安全システムが構築されていますが、同じ東京都であっても島はそれほど近代化していません。しかし、システムに頼りきれない分、島には長い歴史の中で得てきた自然とともに生きる知恵が継承されており、災害意識もけっして低くないと私は感じています。
大手メディアやSNS上の情報を見ると「避難勧告出さず」「災害救助に報道ヘリが邪魔をした」という情報が目立っているように見受けられ、救助活動が一心に行われている状況下なのに、ただ誰かを責めるような言葉も目に入ります。約8000人の島人を守る町長にとっても「初めての経験」である豪雨です。小さな島だけに犠牲者が知り合いであることも多く、島人の誰もがショックを受けていることをどうか理解いただき、慎んだ報道をお願いしたい。
「防災」について、確かに今後検討を重ねるべき本質的課題はありますが、今は直近で解決すべき課題が優先です。また最近は「情報がない時代」ではなく「情報が溢れる時代」であり、SNSでの個人発信にしても、ニュース性のある話題を追って騒ぎたてることで、さらに情報が増え「大事なこと」が見えづらくなることを個人発信をされている方にも理解いただきたい。そして、都や国など大きな力を持つ方には、島に暮らす8000人だけでは解決できないことをサポートいただけたらと思います。
離島経済新聞社はわずか数名の小規模メディアになるため、大手メディアと異なりヘリを飛ばすなど素早い報道はできませんが、島に暮らす方の声が入り次第、継続的にお伝えしていきたいと思います。(伊豆大島に暮らす方で伝えたいことがある方は離島経済新聞社 [mail★ritokei.com ★を@に変えてください]までご連絡ください)
少なければ干ばつとなり、適量であれば恵みであり、大量になると脅威となる雨。
お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈りします。
(※こちらの記事は2013年10月17日の「離島経済新聞」より転載しました)
J-CASTニュース 朝ズバッ!の「大島町長吊るし上げ」 番組批判の声が巻き起こる 2013/10/18 15:23
https://www.j-cast.com/2013/10/18186604.html?p=all
台風26号による大雨で甚大な被害が出た東京・伊豆大島の大島町では、今なお懸命な救出活動が行われている。災害発生時に町長も副町長も不在だったことや、避難勧告が出されなかったなどで自治体の対応にも批判が出ていたが、一転町長を擁護する意見や、同情の声も上がり始めた。その原因は、TBS系「みのもんたの朝ズバッ!」の放送内容にあるようだ。(略)