愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

日本共産党の党名変更問題は、マルクス・エンゲルス・レーニンの土俵から脱却していくことだろう!文字通り日本の歴史の発展にねざした「日本型」に依拠した社会主義・共産主義をめざすべきだろう!

2019-05-06 | 共産党

違憲満載のアベ事項政治・自民党型政治から脱却するためには

当面4千万人の支持を獲得できる「国民・野党共闘」を実現しなければならない!

そのためには「共産党」は

「コミュニズム」の訳し方の検討は当然のこととして

単なる「党名変更」ではなく

共産党の思想・理念を日本型に変更することだろう!

ヨーロッパの歴史や文化を理解するより

マルクス研究に時間を割くより

まず日本の歴史・伝統文化に根ざした多数者革命論を構築すべき!

いっさいの忖度を排除して弁証法の原則のとおりに大いなる討論を!

以下の記事に対して、コメントが寄せられましたので、愛国者の邪論の見解をまとめてみました。ご覧ください。

コミュニズムを共産主義と訳すのが正しいかどうか!コミュニストパーティーを共産党とするのが相応しいか!

共産党に一票 日本共産党が名前を変えたら、大幅に票が伸びると思う。日本を旧ソみたいにしたいわけじゃないのだから。例えば民主労働党なんてどうだ? (引用ここまで)

REDさんコメントありがとうございます。

公開の仕方が変わり、その方法がわかりませんでしたので、この方法でお応えさせていただきます。

よろしくお願い申し上げます。

「共産党が名前を変えたら!」

これは共産党の指導部をはじめ議員の皆さんが国民の皆さんと対話するとき、必ずと言っていいほど出されている問題です。

国民の皆さんの意識を反映して、党員の皆さんの中でも、疑問を持たれていると思います。

それほど、この問題は、共産党にとって大きな問題となっているのだと思います。

ところが、これまでの共産党の「回答」では、国民にとってみると「正解」とはなっていない!

率直な感想です。

それは何故でしょうか?

何故「共産党」という名前が問題か!歴史的背景について

1.「共産党」は、ソ連・中国・北朝鮮と連動し「暴力革命」で政権を取り、その共産主義は「自由・人権・民主主義がなく一党独裁」「私有財産の自由がない」というイメージが日本国民の思考回路に沈殿していることが最大の要因。

2.この「共産党・共産主義」像は、日本共産党にとっては、戦前から意図的に作られてきた「政治風評被害」に当たる。

3.明治期中期、不平等条約による検疫規則未確立で発生したコレラに例えられて「共産主義」は「コロリ」と言われた。それは40万人もの犠牲者があったことを利用した。ヨーロッパで「妖怪」と言われていたことと似ている。

4.明治末期から大正初期では労働者の組織化をはじめた労働運動・日露戦争朝鮮植民地化に反対していた反戦運動の指導者であった幸徳秋水とその同調者など、社会主義者らを弾圧したいわゆる「大逆事件」によって「社会」の二文字が消えた。

5.大正末期には、関東大震災の「不逞鮮人」の「風評」の中で社会主義者と言われていた大杉栄虐殺事件。関東大震災にあたってソ連の救援物資を拒否した。コミンテルン日本支部として始まった社会主義をめざす日本共産党は、結党直後大弾圧を受ける非合法政党だった。

6.昭和に入ると、満州事変に始まる侵略戦争に反対し、工場労働者の労働条件改善に立ち上がって、国政選挙に進出し始めた共産党を「国体を変革」(天皇制否定)し「私有財産を否認」する共産主義者は当初は10年刑に-後に死刑となる。これは即位直後の裕仁の名前で発布され、以後「非国民・国賊」とするキャンペーンが拡散された。

7.戦後冷戦開始とともにソ連脅威論が吹聴され日本を「共産主義の防波堤」として位置づけた。

8.ソ連の影響下に起こった中国共産党による中華人民共和国・朝鮮人民民主主義共和国の成立による天皇の戦争責任の曖昧化・戦争犯罪者の免責と労働運動の弾圧。

9.朝鮮戦争によるソ連・中国・朝鮮「脅威」論対策として旧日米安保条約・新日米安保条約成立による共産主義反対キャンペーンと日本軍国主義復活の政策・自衛隊の軍事拡大とテレビによるアメリカ文化垂れ流し。

10.歴史教科書における「治安維持法」資料の無批判的掲載(共産主義=「天皇制・私有財産否定」)。

11.ソ連・東欧の社会主義・共産主義国は「自由がない、物資がない、行列をつくって買い出しに出る貧国国」というキャンペーンがテレビで行われる。

12、ベトナム・インドシナ・東南アジアへの共産主義浸透を「ドミノ」に例えて、それらを排除するために起こしたベトナムインドシナ戦争を正当化するキャンペーンがテレビで行われた。日本は米軍の出撃基地となった。米軍統治下の沖縄では核兵器・生物化学兵器は持ち込まれていた。日米安否条約の「極東条項」の拡大・「事前協議制」・非核三原則のなし崩し的政策容認。

13.ソ連のハンガリー事件・チェコ事件・サハロフ博士弾圧事件・北海道における日本漁船の拿捕など、中国の紅衛兵事件・権力闘争、べトナム侵略・ポルポト政権の大量虐殺支援、北朝鮮の・ラングーン事件・大韓航空機爆発事件など、社会主義・共産主義を標榜する3国に対するキャンペーンが日常化されたことは現在進行形。

14.これらのキャンペーンの全ては、日本共産党とは無関係であり、日本共産党が日本国民に対して人権侵害事件を起こしていないことは承知の上でのキャンペーンであり、これが自民党政権と憲法改悪。愚なコク主義復活の口実とされてきた。

15.特に憲法9条の解釈改憲に向けて違憲の自衛隊を認知させるうえでソ連の侵略への脅威は最大限使われた。「急迫不正の侵略」に対する「個別的自衛権」として。

では共産党の対応はどうか!

1.ソ連や中国・北朝鮮とは違って自主独立の共産党であり、その路線音内政干渉に対しては熾烈にたたかって批判してきた歴史を繰り返し使って説明してきた。

2.ソ連共産党崩壊をもろ手を挙げて喜びつつ、特にスターリンの誤りを研究して繰り返し説明を深化させてきた。

3.中国共産党とは、内政干渉問題について中国共産党側から謝罪があり、現在市場経済導入・言論の自由を導入した社会主義建設につおいて理論交流を行ってきている。

4.ベトナム反戦運動・核兵器廃絶運動では、一致点を踏まえ、体制の如何を問わず共同の運動を推進してきた。

5.北朝鮮とは、上記に起こした事件・日本海における日本漁船攻撃などを経て断交している状態が継続している。核兵器・拉致問題については6か国協議の再開を主張している。

6.70年代から、複数政党制問題・憲法問題・多数者革命論などについて、マルクス・エンゲルス・レーニンを見直すとして、社会主義・共産主義への接近の方法とその名称について「生産手段の社会化」・「未来社会」論として深化させ、天皇制についても、憲法擁護の立場から象徴天皇制を容認の立場をいっそう深化させてきている。

それでも「共産主義・共産党」のイメージが払しょくできないのは何故か!

権力の巧妙さと、かみ合っていない!

1.最大の問題は、「自主独立」の「日本共産党」としながら、日本の歴史の中で形成されてきた自由・人権・民主主義獲得の成果の上に位置している日本国憲法の位置づけと日本における社会主義・共産主義への展望が国民に見えていない。

2.「日本共産党」が、依然としてマルクス・エンゲルス・レーニンの思想と運動を日本に具体化するための「日本共産党」として説明されている。

3.日本共産党の社会主義・共産主義社会像の中に外国の社会主義・共産主義像がダブっている。

4.国民の中にある日本の歴史の過去・現在・未来としての自由・人権・民主主義を発展深化させた社会主義・共産主義というイメージが全く入っていない。

5.相変わらず、旧態依然の運動思考回路「なんでも反対」「自民党政権脅威論」式運動イメージが国民に払しょくできていない。実際、提案型運動は極めて弱く、「反対運動」闘争中心になっていることを見れば明らかである。

6.最大の問題は「政権選択」「政権交代」に向けた「政権構想・公約」を国民に提示できていない。これは上記の日本における自由・人権・民主主義の最高到達点である憲法を活かす、その先に社会主義・共産主義を位置づけることが弱いことを反映している。

7.さらに「国民が主人公」というのであれば、職場・地域・学校など、国民が生活するすべての分野において、国民自身が、その要求を実現するために憲法を活かす運動を展開する「草の根民主主義」の運動を発展させるべきであるが、いっせい地方選結果や、国政選挙の結果を見れば、国民との結びつきは、きわめて弱いことがわかる。このことは選挙において絶対支持率を問題にせず、投票率に即した得票率にハードルを下げていることに象徴的で、多数者革命論の思想回路を遠ざけているとしか評価できない。

8.本来は社会主義・共産主義を実現していくすべてのプロセスにおいて国民を主役に位置付けるべきであるが、これでは、草の根民主主義から、憲法を活かし、自由・人権・民主主義を発展させて、すなわち国民を主人公とした、すなわち自治を獲得してコミューン=共同社会を構築することは難しい。

9.このようなプロセスは、日本歴史の中世における「惣」=「掟」、近世における「結」の自治の歴史、近世以来の「隠れキリシタン・潜伏切支丹」などの振興の自由と自治の歴史などを見れば、国民的確信が彷彿としてくるのは明らかで、日本における社会主義・共産主義社会への道・展望を、ヨーロッパにおける「コミュニズム」にだけに結び付けることは不必要である。

10.以上を踏まえると、現在の日本共産党の香料と、それに基づく活動の取り組みを抜本的に改善することで、国民に対する無用な誤解を払拭していくことができるだろう。このことは、野党共闘から統一戦線構築に向けた障害を取り除き、圧倒的多数の国民の賛同を獲得する、いわゆる多数者革命、新しい市民革命=民主主義革命に向けた第一歩となるであろう。

11.こうしてこそ、「コミュニズム」を「共産主義」と訳し、「コミュニストパーティー」を「共産党」と訳して、数多くの弾圧に抗して残してきた政党名が、真の意味で輝かしい政党名になるだろう。ただ、「コミューン・コミュニズム」などを「共産主義」と訳すことが英語学からみて、適切かどうか、それが学問的に検証すべきことであるだろう。

12.最後に言えば、このようにして「イデオロギー闘争」が弱いために、「政治・経済闘争」も弱くなり、その結果「赤旗拡大」に収れんさせてしまっていることが、スマホ・ツィッターなど、インターネット時代に適合したしなやかさに遅れ、資本主義の権力支配勢力から垂れ流されている情報にかみ合わない活動となってしまっていることにも影響している。

以上、「日本共産党」の「党名」問題に対する背景と日本共産党の対策と現状、そして今後の対策・展望をまとめてみた。

この指摘は、多くの国民が、何とかして共産党が伸びてほしいという声を踏まえたものであること、だからこそ、「国民が主人公」として位置付けるならば、国民的議論を活発に、かつ発展させていくこと、その中で日本型社会主義・共産主義とはどんな社会社会か、憲法を活かすこと、これらのことどこでとどのように関連しているか、明確になってくるのではないか、大いに討論を呼び掛けてくことにするので、ご理解を!

いずれにしても、党名を変更しても、戦後たくさんの政党ができては消え、できては消えてきたとおり、名前を変更しても、同じ実態があったので、共産党が、その透党名を変更しても、さらなる「風評」がまき散らされることは明らかです。

だからこそ、「党名」問題を積極的捉え、共産主義・共産党に対する見方考え方の抜本的改革に着手すべきだろう。文字通り「日本型」を貫くことでしか解決できないだろう。

「党名」問題にかかる共産党の見解の一部について

日本共産党が党名変更しないのは? 2004・4・17 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-04-17/20040417_faq.html

〈問い〉 政党の中で一番、清潔だし、政策も共感できるのですが、「共産党」支持が広がらないのはソ連や北朝鮮をイメージしてしまうからだと思います。党名をなぜ変えないのですか。(北海道・一読者)

〈答え〉 日本共産党は現在の日本と世界の諸問題を解決する民主的改革の政策をもつと同時に、資本主義をのりこえた未来社会への展望をもっています。コミューン(共同)に由来する「日本共産党」という党名には、党創立以来八十二年間の歴史と同時に、その未来の展望がこめられています。先の第23回党大会で決めた新しい綱領は、党名とも結びついた壮大な人間社会(=社会主義・共産主義社会)の未来像を示しました。その特質は一口に言えば、人間の自由、人間の解放です。「人間が、社会の主人公として、人間の外にあるどんな外力にも従属することなく、どんな搾取も、どんな抑圧も、どんな差別もなしに、たがいに協力しあいながら、人間社会と私たち人間そのものの躍進を実現してゆく社会。そこで人類の限りなき前進という、未来が開けてゆく社会、これが私たちのめざす未来像」(綱領改定討論の不破哲三議長結語)です。新しい綱領では将来社会のあり方でも「『国有化』や『集団化』の看板で、生産者を抑圧する官僚専制の体制をつくりあげた旧ソ連の誤りは、絶対に再現させてはならない」と明記しました。

もう一つ、日本共産党という名前には、戦前の天皇制の暗黒政治の時代から、主権在民・民主主義の政治の実現、侵略戦争反対の旗をかかげて、生涯をかけた人々の歴史、さらに、旧ソ連や北朝鮮などの無法とたたかい、自主独立の立場を貫いてきた歴史が刻まれています。新聞やテレビでは、こうした日本共産党の綱領の立場や歴史をゆがめて、ソ連や北朝鮮と同質に扱う報道や論評を繰り返しています。それだけに、党支持を広げるには日本共産党の本当の姿と、未来像=社会主義・共産主義社会の展望=を語ることが大切だと考えます。(喜)(引用ここまで)

クイズ 質問…まるごと共産党で熱気 志位委員長と語り合うつどい 2017年12月12日(火)

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-12-12/2017121201_04_1.html

会場アンケートをもとに、司会者が「日本共産党は党名を変えた方がいいと思いますか」と問いかけると、参加者から「○」の紙も。志位氏は、党名を変えない「三つの理由」理念・歴史・語源について語りました。「資本主義が抱える矛盾を乗り越え、搾取がない、すべての人間の自由で全面的な発達を保障する社会へ進む理念・理想が刻まれた名前です」「党名には、95年の反戦平和と民主主義の歴史がギュッとつまっています」「共産主義の語源はラテン語で『コムニス=共同』の意味で、支え合い協力していく社会をめざしています」と説明すると、「○」を上げた参加者もうなずきながら聞き入りました。

 「日本に日米安保条約が必要だと思いますか」の問いで「○」の紙が複数あがるなか、「在日米軍は日本を守っているのでしょうか」と問いかけた志位氏。在日米軍の実態は「海外への『殴り込み』部隊」だと明らかにし、「日本を守るためではなく、逆に日本に戦争を呼び込む危険な同盟になっています。国民合意で、従属的な安保条約をなくし、それに代わる『日米友好条約』を結ぶのが私たちの提案です」と語りました。

不屈の歴史引き継ぎ、強く大きな党を  いま日本共産党綱領がおもしろい―激動の情勢のもとでの生命力

党創立96周年記念講演会 志位委員長が講演 2018年7月12日(木) https://www.shii.gr.jp/pol/2018/2018_07/O2018_0712_1.html

資本主義を乗り越えた未来社会の壮大な展望

第四は、党綱領は、資本主義の枠内での民主的改革のプログラムを示しているだけでなく、資本主義を乗り越えた未来社会―社会主義・共産主義社会の壮大な展望を示していることです。志位氏は、生誕200年になる今年、世界各国で「革命家としてのマルクス」への注目が広がっていることをマルクスを特集した海外紙を掲げて紹介。その背景に、グローバル資本主義の暴走のもとでヨーロッパとアメリカで、格差・貧困の是正と平和を求める新しい市民運動の発展、それと結びついた社会変革をめざす新たな政治潮流の発展があることを語りました。志位氏は、マルクスの未来社会論の一番の魅力ある核心―「人間の自由で全面的な発展」に光をあて、大胆によみがえらせたのが日本共産党綱領の未来社会論だと強調。志位氏は、この未来社会の問題は、決して遠い話ではなく、「ブラック企業」や長時間過密労働をなくすたたかいのすべてが未来社会を準備し、未来社会の「形成要素」となる人類史的意義をもつたたかいであることを語りました。「日本共産党という党名には、私たちが理想とする未来社会の展望が刻まれています。未来社会の展望をもつ党だからこそ、目の前で解決が迫られているどんな問題でも、より大きな視野と展望のなかに位置づけ、確固とした立場でたたかえます」と訴えました。(引用ここまで)

入党呼びかけ 激動の時代に歴史をつくる生き方を あなたの入党を心からよびかけます 2018年春 日本共産党

http://ibjcp.gr.jp/?page_id=188

未来への理想を掲げる党ーーー資本主義を乗り越え、人間の全面的発展が可能となる社会へ

私たちは、未来への理想をもっています。一人ひとりの個人の自由な発展が、すべての人間の自由な発展の条件となる未来社会ーーー社会主義・共産主義の社会をめざすことです。

これは根拠のない理想ではありません。

いま資本主義の存続が問われるような深刻な矛盾があらわれています。世界の富豪8人の資産が、世界人口の半分の資産に匹敵するとの調査もあるように、貧富の格差の拡大が止まりません。投機マネーが世界中を暴れまわり、人々の暮らしを脅かしています。恐慌がくりかえされ、地球環境の破壊も大問題になっています。この矛盾に満ちた社会で人類の歴史はおしまいでしょうか。私たちはそう考えていません。

資本主義の矛盾の根源は、工場、機械、土地などの生産手段が個々の資本家に握られ、資本の利潤を増やすことが生産の最大の目的となる「利潤第一主義」=もうけ第一主義にあります。生産手段を個々の資本家の手から社会の手に移す「生産手段の社会化」を行い、資本の利潤ではなく、社会と人間の発展を目的とする生産に変えようというのが、私たちの考える未来社会への変革です。

これによって人間社会は大きく変わります。とくに重要なのは、労働時間を抜本的に短縮できることです。労働時間が抜本的に短縮され、自由な時間が増えれば、人間は自分の能力をもっと発達させることができるでしょう。人間の発達によって社会はいっそう発展し、さらに労働時間を短縮することができるでしょう。そうなれば、芸術作品を創りたい人も、スポーツをしたい人も、すべての人が自分の潜在的な能力を開花させる自由な時間を十分に得ることができるでしょう。

“すべての人間の自由で全面的な発展”ーーーここに私たちのめざす資本主義を乗り越えた未来社会の最大の特質があります。日本共産党という私たちの党名には、この壮大な展望が刻まれているのです。

これはあなたが抱いていた「社会主義」の印象とは違うかもしれません。私たちは、崩壊した旧ソ連は、人間を抑圧する体制、他国に覇権主義をふるう体制であり、社会主義とは無縁の社会だったと考えています。現在の中国などについても、できあがった社会主義の国とは見ていません。たくさんの未解決の問題を抱えています。それは社会主義への試みが、政治や経済の発達が遅れた状態から出発したことと結びついています。

日本共産党は、綱領で、資本主義のもとで獲得した自由と民主主義は、そのすべてを引き継ぎ、より豊かに花開かせることを約束しています。「一党独裁」や「人権抑圧」など、旧ソ連などで起こったようなことは、絶対に再現させないーーーこれが私たちの確固とした国民への公約です

人類はまだ、発達した資本主義の国から社会主義の道に踏み出した経験をもっていません日本における社会主義への道は、世界史における特別の意義をもつものとなるでしょう。その素晴らしい可能性ははかりしれません。

96年の歴史をもつ党ーーー不屈のたたかいの到達点にたって

日本共産党は、社会の発展の法則を明らかにした科学的社会主義を理論的基礎とする政党として、1922年に創立されました。日本で最も長い歴史をもつ政党です。それから96年、日本社会の進歩のために、平和と民主主義のために、どんなに強力で巨大な権力にも正面から立ち向かい、不屈にたたかいぬいてきたのが日本共産党でした。

一つは、戦前の“天皇絶対”の政治とのたたかいです。当時、日本共産党は非合法で、過酷な迫害をうけましたが、国民主権と反戦平和の旗を掲げ続けました。そのために、逮捕され、投獄され、命を落とした先輩たちも少なくありません。しかし、どんなに厳しい道であろうとも、自分の主張をとりさげ、権力に屈服してしまったら、それは本当に人間らしい生き方をまっとうすることにならないーーーそう思って先輩たちはたたかいぬいたのです。

このたたかいは、国民主権や戦争放棄の原則が記された日本国憲法へと実りました。それは今日、日本の国民にとってのかけがえのない財産となっています

二つは、戦後の旧ソ連などによる覇権主義とのたたかいです。1950年、ソ連や中国から、“武力によって革命を起こす”というとんでもない誤った方針を日本共産党に押しつける干渉が行われました。中央委員会の一部がこれに呼応し、中央委員会が解体されてしまいました。この危機を乗り越え、党の統一をかちとるなかで、日本共産党は、“自分の国の進路は自分たちが決める”“どんな大国の干渉も許さない”という「自主独立」の路線を確立しました。その後も、ソ連と中国・毛沢東派という二つの大国の共産党によって日本共産党に対する乱暴極まりない干渉が行われましたが、それを堂々と打ち破り、誤りを認めさせました。こういう党は、世界でも日本共産党のほかにはありません。

このたたかいを通じて、私たちは、ソ連のスターリンによってねじ曲げられた理論をただし、マルクスやエンゲルスが探究した本来の科学的社会主義の姿をよみがえらせ、それを全面的にとりいれた綱領を手にすることもできました

三つは、「日本共産党を除く」という「オール与党」体制とのたたかいです。1980年、当時の社会党と公明党が共産党排除を決めた「社公合意」をきっかけに、日本共産党を政界から締め出し、その存在をないものかのように扱う大作戦が始まりました。1990年代前半には「自民か、非自民か」の一大キャンペーン、2000年代には「二大政党による政権選択」の一大キャンペーンが行われ、党の前進をはばむ逆風となりました。

しかし、私たちは一時の選挙での後退や、統一戦線をつくる困難に、あきらめてしまうことはありませんでした。どうすれば前進できるのかをとことん考え、全国の党員が結束してたたかいました。それから30年余り、2013年の参院選から日本共産党は新たな躍進をかちとり、新しい市民運動の力と重なりあって、ついに「日本共産党を除く」壁は取りのぞかれ、市民と野党の共闘で日本の政治を変えるという新しい時代が開かれました。

この三つのたたかいは、歴史が決着をつけました。どんな強大な権力も、日本共産党をつぶすことはできなかったのです。そして、日本共産党が掲げた主張こそ、世界と日本の進むべき進路であったことが証明されたのです。先人こそがその知性と情熱を傾け、開拓してきた96年の党の歴史は、現在の私たちの活動も、必ず未来に生きることを教えてくれています。

この到達点に立ち、新たな歴史をつくっていくのは、私たちの仕事です。この仕事にあなたも参加されることを、心から訴えるものです。

あなたの人生を社会進歩と重ねてーーー入党を心からよびかけます

日本共産党に期待をよせていただいているあなたに、私たちは心をこめて日本共産党への入党をよびかけます。

日本共産党は、綱領と規約を認め、党員として活動する意思があれば入党できます。入党したら、地域・職場・学園の支部に入り、⑴支部会議に参加する ⑵実収入の1%の党費を納める ⑶「しんぶん赤旗」日刊紙を読む ⑷学習につとめ活動に参加するという四つのことを大切にして活動します。

社会を変革する事業は一直線には進みません。社会の発展の法則をつかみ、波乱やジグザグがあってもあきらめずに行動し、力をあわせる組織が必要です。日本共産党の創立以来96年の歴史は、全国の地域・職場・学園に党をつくり、国民と広く深く結びつき、うまずたゆまず活動することによって切り開かれたものです。

一人ひとりの人間には、得意なこともあれば苦手なこともあります。時には壁にぶつかることもあるでしょう。そこで、私たちは、規約を定め、党員みんなの力を合わせる活動のあり方や運営のルールを大事にしています。支部の活動では、一人ひとりの得手や条件を生かし、学習と成長を支えあい、助け合って活動します。方針はみんなで民主的に討議して決め、決定したらみんなで実行する「民主集中制」というルールを原則にしています。そうしてこそ、個性ある一人ひとりの多様な力が発揮され、その力を一つに集めて政治と社会を変える大きな力にすることができるからです。

人間はだれしも新しいことを始めるには勇気がいります。「私にできるだろうか」という不安もあるかもしれません。現在日本共産党に入って活動している多くの仲間たちも、不安がありながらも、自分はどう生きるかを考え、入党を決めた初心がありました。それは、「自分の幸せとともに、みんなの幸せを考えたい」「小さな力であっても社会の発展のために役立ちたい」ーーーそうした自分の思いに正直に向き合って生きていこう、そして社会も自分も変えていこうという決意です。

いま、日本では、市民と野党の共闘で自民党政治を終わらせ、野党連合政権に挑戦する歴史的時代を迎えています。世界では、核兵器禁止条約の採択という人類史の画期をなす変化が進行し、多数の国々が主人公となって国際政治を動かしています。

この激動の時代に、歴史をつくり未来をひらく生き方に踏み出そうではありませんか。自分の幸せと社会の進歩を重ねて生きる、生きがいのある人生を送り、次の世代の人々に歴史をつなごうではありませんか。

★18歳以上の日本国民で、日本共産党の綱領規約を認める人は、党員になれます。 詳しくは中央委員会のWebサイトをご覧ください。(引用ここまで)

 

 


憲法の人間平等主義と矛盾し戦争責任を曖昧にした象徴天皇制を憲法を活かす立場で侵略戦争を正当化して改憲を謀る安倍政権派を孤立させる!これは政治的利用にはならん!憲法第99条を活かす!からだ!

2019-05-06 | 天皇制

4月の異常芳づオトフィーバーを冷静に見ると

明仁・徳仁天皇と一緒になって

憲法を活かすを定着させるチャンス到来!

戦争だけは阻止する日本・平和大国日本をつくるチャンス到来!!

 

明仁・徳仁天皇の「おことば」び共通語は、主権者国民に寄り添う!憲法を守る!世界の平和を切に希望する!だが国民を代表した安倍晋三首相は憲法遵守擁護の義務違反バッチリ!

思考停止 明仁から徳仁への不愉快な代替わり騒動がるづいています。 ずっ~とサボってきた、「天皇制」「象徴」「国民の総意」「統合」などという言葉の意味も吟味されないまま、天皇の「お言葉」をありがたがり、新元号「奉祝」などという憲法無視の状況が続いています。改めて、ボクたちはまじめに考える必要を感じています。朝日の見出しに「ふわっとした国民統合」というのがありました。庶民は意外と冷静だと思うのですが、この「気分」というのが厄介ですね。今朝のテレビで「令和初の〇〇」と延々と言ってました。何の中身もない空疎な枕詞の連発です。天皇制を相対化して、21世紀のオルタナティブを考えることが、彼ら天皇一族にとっても大切なことだと思います。(引用ここまで)

近さんへ

コメントありがとうございます。コメント公開の貼り方が違ってしまったので、遅れてしまいました。申し訳ありません。

仰る通りです!流石!です。

大いに天皇制、象徴天皇制を論じていくことで、

特に一世一元制の前の天皇と後の、あの明治以後の天皇制を区別して論じていけば、全てが解決するのではないでしょうか!

明治以前の天皇制は、文化財として!

明治から敗戦までの元首・現人神・主権者としての天皇制は

二度と繰り返してはならない教訓として!

現行憲法の、裕仁天皇までは戦争責任問題を糺す天皇制として!

裕仁天皇から明仁天皇の30年は、

戦争責任と天皇元首化の既成事実化を企んで推進された違憲の公的行為を既成事実化させることで

逆に天皇元首化が不可能になってきた象徴天皇制!

徳仁天皇の時代は

天皇の地位を決定する主権者国民の総意によって憲法を活かした象徴天皇制の推進が、天皇家を日本の文化財として永久に存続していくことになる時代!

明仁・徳仁天皇の

主権者国民に寄り添う!

憲法を護る!

平和を祈る!

この三つは、

安倍改憲とは真逆の思想であり、

安倍改憲が実現すれば象徴天皇制がなくなることを危惧した両天皇の思想は

裕仁天皇の戦争責任を曖昧にしていること、

憲法の人間平等主義とは矛盾していること、

これらのことを考えながらも、現時点においては

憲法改正ではなく憲法を活かす立場で国民的合意を形成することが

安倍政権と侵略戦争正当化勢力を圧倒的少数にするチャンスと捉えています!

宜しくお願い申し上げます。

愛国者の邪論