私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

昨シーズンの鳥の海は3月まで終了、4月からチュウシャクシギの大群とオオソリハシシギの群れ、春の渡りの記事。

観察図鑑 蒲生干潟で採餌するオオソリハシシギ

2008年04月12日 | 観察図鑑
■2008/4/12(土)13:30-14:30【天気】晴れ
【場所】蒲生干潟
【種名】オオソリハシシギ(1科1種)
【備考】蒲生干潟に着き,前面の干潟を見ているとすぐにオオソリハシシギ3羽が採餌にやってきた。♂と比べ身体と嘴の長い♀が2羽(夏羽換羽中)と夏羽の♂1羽だ。干潟を歩き回ってものすごい勢いで長い嘴を水面下に突き刺しながら採餌している。頭が隠れるくらい水中に嘴を入れて,ゴカイを取っていた。オオソリハシシギは,シギチの中では一番好きなシギだ。身体が大きく堂々としていて,長い嘴がまた見事だ。鳥の海の岸壁に大群が固まっているときなどは,まるで長い嘴がぶつかり合うかのように見える。1970年代の蒲生にはオオソリハシシギの大群が見られたものだが,現在は10羽程度の群れでもあまり見たことがない。オオソリハシシギの♂の夏羽もきれいだが,♀は♂より大きく,嘴もかなり長いので,近くで見るとかなり迫力がある。一心不乱に採餌して,繁殖地へ向かうのだろう。
【写真】写真はこちらです。


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