私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2009年11月15・28日 鳥の海 ミサゴ成鳥のホバリング

2009年11月30日 | 鳥の海
■2009/11/15(日)9:48-9:48,11/28(土)12:09-12:29【天気】晴れ
【場所】鳥の海
【種名】ミサゴ,ノスリ(1科2種)
【メモ】鳥の海は秋から春にかけてミサゴが多く見られるようになる。蒲生干潟もそうだが,多い時には10羽以上になることもある。最近,友輪広場前を通るとミサゴがしきりにダイビングする様子を見ることができる。ただ,何回もダイビングするのだが,全く魚が捕まらない。2日間で計8回観察したがだめで,羽が濡れて,空中でぶるぶるっと水をはねとばしている。蒲生の七北田川河口では,やたら浅いところにダイブして捕っている様子を何度も見たことがあるが,その浅さと言ったら,ミサゴがちゃんと立てて,白いソックス風の羽毛が生えた足が見えるのだから,これは浅い。鳥の海ではここまで浅い場所にダイブしていたのは見たことがないが,人間だって見つけられるくらいだから,上空から見て脳天気に水面近くを泳いでいるボラなんかはきっとすぐ見つけられるのだろう。漁港から湾へ出る水路や水門から北あたりでもよくダイブしている。いずれにしてもホバリングから急降下して,ダイブ手前で足を前に出し,魚を鷲づかみするわけだ。確かに迫力はあるが,一連の動作を見ていると,もう少し省エネで捕れないものかと思ってしまう。今シーズンはミサゴの営巣を撮影しに行くからと地元の方と約束をしていたが,すっかり忘れていて行かないでしまった。ハヤブサの方に通い続けていたせいだが,来年は忘れないで行こうと思っている。
【写真】
  
  
  
■11月15日ミサゴ成鳥♀ 胸帯が下の♂より幅が広く明瞭 友輪広場前
  
■11月15日ノスリ成鳥♀ 亘理新田
  
  
  
  
■11月28日ミサゴ成鳥♂ 友輪広場前で飛んでいた2羽のうち1羽。胸帯が薄い個体。


Copyright(C)2009 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.