私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

元旦の化女沼シジュウカラガン飛び出しは、飛び出す頃に目が覚め、なし。明日はないので、3日頃にでも行くかな。

2010年5月22日(土)金華山沖

2010年05月22日 | 金華山沖・仙台湾
■2010/5/22(土)6:44-9:13【天気】晴れ
【場所】金華山沖
【種名】オオハム1,コアホウドリ6,クロアシアホウドリ3,オオミズナギドリ++,アカアシミズナギドリ4,ハイイロミズナギドリ++,ハシボソミズナギドリ+,ウミウ,ダイサギ,オオセグロカモメ,ウミネコ+,ウミスズメ2,ウトウ6,ムシクイSP1(8科14種)
【メモ】7時出航予定だったが,思いの外早く着いたので6時40分出航となった。最初のポイント金華山南東沖約11Kmの波浪計付近を目指す。天気は穏やかで,波もほとんどない状態だったが,海鳥もまたいなかった。オオミズナギドリが牡鹿半島沖で,出始め,続いてハシボソミズナギドリとハイイロミズナギドリの数が多くなってきた。この時点ではハイイロよりハシボソの方が個体数が多かった。ウミスズメが浮かんでいるのが見え,ウトウ,オオハムと思われるアビ類も出現。金華山を過ぎる辺りから浮かんでいるハイイロミズナギドリの群れが見られるようになった。光線の関係でハイイロミズナギドリは翼を下に下ろした時に翼下面が白く光って見えて美しい。オオミズナギドリも初列の手前まで白いが,白の輝きが違う。ハシボソミズナギドリは真っ黒な感じでおでこが出っ張っている。少し走ると今度はハシボソミズナギドリが船の近くを多く飛ぶようになった。ハイイロ,オオミズナギドリの群れは相変わらず多い。海は本当に凪ぎ状態。
 金華山を過ぎ,フェリー航路を過ぎる頃に,海面を45羽のアカエリヒレアシシギの群れが金華山沖北東に向かって飛んでいるのが見えた。夏羽のものがほとんどだった。波浪計付近の海域に着いたが,オオミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,ハシボソミズナギドリの群れに,3羽のアカアシミズナギドリ,オオセグロカモメ,ウミネコ以外はおらず,目指すアホウドリ類はいなかった。そこでさらに南東に進路を取り,次のポイントに進む。波浪計を過ぎた辺りで,先ほどのアカエリヒレアシシギの群れが波間に浮かんで休息していた。この群れ(おそらく同じ)には,帰路にも出会うことになる。しばらく進んで次のポイント。ここでやっとコアホウドリが船を追いかけてきた。左片足だけが出ている個体だ。この海域では北に向かうダイサギを発見。さらに南東に向かい,金華山がすっかり見えなくなる40Kmほど沖まで進む。この海域でついにコアホウドリとクロアシアホウドリの小群に遭遇。船を見つけてやってきたらしい。コアホウドリ5羽とクロアシアホウドリ1羽,それにミズナギドリ類,ウミネコが集まってくる。ここでしばらく観察していると,沖の方にザトウクジラを見つけたというので,その方向を見たがよくわからなかった。何にしてもめでたいことだ。さてここから今度は針路を北に取り,しばらく進むとおそらく先ほどの群れが移動してきたらしく,コアホウドリ4羽と,クロアシアホウドリが1羽からペアになっていた。ここでもゆっくり観察して,アホウドリは出ていないが,そのうち会えるだろうということで,帰路に着く。帰りは金華山の近くで,クロアシアホウドリとコアホウドリ各1羽に出会った。先ほどとは違う個体かもしれなかった。アカエリヒレアシシギの群れにまた遭遇した。金華山付近から牡鹿半島沖まではハイイロミズナギドリの大群に出会い,鮎川港に9時15分に帰港した。
【写真】
  
■ハイイロミズナギドリの群れ/コアホウドリとクロアシアホウドリ


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2010年5月22日(土)金華山沖

2010年05月22日 | 金華山沖・仙台湾
■2010/5/22(土)6:44-9:13【天気】晴れ
【場所】金華山沖
【メモ】クロアシアホウドリの画像
【写真その4】クロアシアホウドリ編
  
■クロアシアホウドリの上尾筒(下尾筒も)が黒褐色の個体と白色の個体
  
■黒目(暗褐色)は子牛のように大きいが,よく見るとやっぱり鳥の目をしている。昨年,白目を撮影したが,暗乳青色だった。
  
■クロアシアホウドリのペア
  
■飛翔形と離水
 
■海面を走っているという感じ。カモのように垂直離水ができない。確かにできたらすごい感じになると思うが,この体重と翼の長さでは無理か。/フェリー航路より内側で,かなり金華山寄りで出た顔の白い部分が多いクロアシアホウドリ


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2010年5月22日(土)金華山沖

2010年05月22日 | 金華山沖・仙台湾
■2010/5/22(土)6:44-9:13【天気】晴れ
【場所】金華山沖
【メモ】コアホウドリの画像
【写真その3】コアホウドリ編
  
■船に最初に近づいてきたコアホウドリ/小さいけれどお気に入りの1枚/長大な翼
  
■船の周りをぐるぐる大きく小さく回る/これもお気に入りの1枚/かなり近い写真。問題は足が片方出ていること。通常は下尾筒あたりの羽毛の下に隠れて見えないが,片方だけ足を出して飛んでいたのが謎。着水する前にちゃんと両足を出すのだが。負傷しているのかもしれない。(足を畳めない)また,何となく年齢がいっている個体という感じがする。
  
■この個体は通常通り,足が見えない/浮かんでいる状態
  
■ハイイロミズナギドリとコアホウドリ/クロアシアホウドリとコアホウドリ。クロアシは上尾筒・下尾筒が白い個体で1羽だけ,他は黒褐色。/コアホウドリ
  
■片足を出しっぱなしのコアホウドリ/別個体
  
■コアホウドリのペア
  
■コアホウドリの肌色の嘴と嘴の先の部分の乳青褐色が美しい。
  
■ハクチョウのように足で水を蹴って離水する。
 
■マガンは飛翔時足が見えてしまうが,コアホウドリやクロアシアホウドリは,まるで足がないかのようにすっかり隠れてしまうのが小さな発見だった。


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2010年5月22日(土)金華山沖

2010年05月22日 | 金華山沖・仙台湾
■2010/5/22(土)6:44-9:13【天気】晴れ
【場所】金華山沖
【メモ】金華山沖の波浪計付近にはアホウドリ類はいなかったが,アカエリヒレアシシギの群れが留まっていた。往復とも観察できたので,一気に北上するのではなく,この辺で波に浮かんで休息しながら北を目指すのだろう。ムシクイSPは40Km以上沖合(網地島沖より南)でアホウドリ類を観察している時,必死に船を追ってくるのを撮影した。羽ばたいては翼をすぼめ,弾丸のように飛んでくる。結局,船に追いつくことはできなかったが,その後どうなったのだろうか。ダイサギは,何と言うこともなく悠然と北の方に飛んでいった。他に,ウトウや不明海鳥など金華山沖では,次々と観察できた。天候にもよるが,朝の早い時間の出航より,7時か8時ころ出て,十分明るくなってから観察するのがよいようだ。
【写真その2】
  
■金華山沖にいたアカエリヒレアシシギ夏羽の群れ。往復でほぼ同じ海域で観察できた。
  
■金華山沖合40Km付近の海域で船の後を必死に追ってきたムシクイSP/オオセグロカモメ第3回夏羽/こんな沖合を悠然と飛んでいったダイサギ


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2010年5月22日(土)金華山沖

2010年05月22日 | 金華山沖・仙台湾
■2010/5/22(土)6:44-9:13【天気】晴れ
【場所】金華山沖
【メモ】ミズナギドリ類は,個体数が多い順に,オオミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,ハシボソミズナギドリ,アカアシミズナギドリの4種を観察。鮎川漁港を出て牡鹿半島を左舷に見ながら進む。5分もしないうちにオオミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,ハシボソミズナギドリが多く見られるようになる。5月の連休に鮎川・金華山航路,女川・金華山航路,女川・江島航路でも観察できるが,個体数は天候に左右されやすい。今回の金華山沖航路では,金華山沖40Km以上沖に出て,金華山が見えないところまで行ったが,アカアシミズナギドリが10羽+しか見られなかった以外は,他の3種はどこでもかなりの個体数を観察できた。特に帰りの航路では,金華山沖の波浪計付近から,金華山を過ぎて牡鹿半島辺りまでハイイロミズナギドリの大群が観察できた。一方,ハシボソミズナギドリの方は,あまり群れで浮かんでいるという様子は観察できなかった。
【写真その1】 ※各写真のコメントは随時記載。
  
■ハシボソミズナギドリ 
  
■ハシボソミズナギドリ
  
■ハイイロミズナギドリ
  
■ハイイロミズナギドリ
  
■ハイイロミズナギドリ
  
■ハイイロミズナギドリ/オオミズナギドリとハイイロミズナギドリの群れ
  
■オオミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,ハシボソミズナギドリ

■アカアシミズナギドリ


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