私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2010年9月19日 石巻雲雀地区

2010年09月19日 | 石巻雲雀地区
■2010/9/19(日)8:04-10:04【天気】曇り,時々雨
【場所】石巻雲雀地区 シギチ総数465羽
【種名】カワウ,コガモ,ヒドリガモ,ハシビロガモ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ,キジ♀2,メダイチドリ幼羽,ムナグロ幼羽6,ダイゼン幼羽1,キョウジョシギ幼羽2,ヨーロッパトウネン幼羽1,トウネン幼羽,オジロトウネン幼羽1,ハマシギ幼羽12+,キリアイ幼羽6,キアシシギ幼羽4,オオソリハシシギ幼羽3,チュウシャクシギ幼羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ハクセキレイ,ヒバリ,カワラヒワ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(13科27種)
【メモ】石巻にはシギチがあまり入っていないという情報だったので,あまり期待しないで行ってみた。いつものように西の方から一周した。釣り人が多くシギチは少ないように感じたが,東側干潟まで来ると,北側干潟にかなりの数のシギチが広範囲で入っているのが見えた。まず近いところでははオオソリ3羽とダイゼン1羽にキリアイ1羽が混じっていた。すぐ近くにはヨロネン幼羽,トウネン数羽,キョウジョシギ2羽がいた。
北岸の群れはメダイとトウネンが大部分だが,ムナグロもいた。これはカウントの価値ありということで,北岸一帯に広がっている群れの一番西端に回り込んで,そこからカウントすることにした。最初,まずシギチ総数を2度カウントして,平均を取り378とし,それに南側干潟の87羽を加えて8時41分現在465羽とした。それから,少しずつ北岸を移動しながら,写真を撮りつつ1羽1羽見ていった。これはとても楽しみだ。
ところが,数分もしないうちにハヤブサ(成鳥まではいっていない個体)が現れ,全部飛ばしてしまった。このハヤブサは,その後シギチが西干潟に行ってからも飛ばし続けた。がっかりして,いったん工事用の道路に出ると,前にいた個体と同じと思われるチュウシャクシギが草むらから出てきて,自分と鉢合わせして(この前もだが),びっくりして草地の方へ飛んでいった。撮影した写真はこの草地のものだ。それからまた東側干潟に行くと,シギチは全然いなかったが,南岸の東端にはトウネン,ヨロネン,オジロトウネン,キョウジョシギ,キアシシギ,キリアイなどが飛ばずに残っていた。西へ飛んだ群れは,もうかなり分散していて再び見る気はしなかったので,引き返した。もしかしたらあれだけの群れだったので,一羽一羽見ていけば,何かしら違うのがいたかもしれず,残念だった。
その後,後からやってきたAさんたちとお会いし,いろいろお話ししてから,蕪栗沼に向かった。
【写真】
  
■オオソリ3,ダイゼン1,キリアイ1の少群が小雨の降る干潟で採餌していた/第1回冬羽に移行しつつあるトウネン
  
■第1回冬羽に移行しつつあるハマシギ/ヨーロッパトウネン幼羽/まだ幼羽が残っているトウネン
  
■だいぶ冬羽になっているトウネン/雨覆にまだ幼羽のパターンが残っているトウネン/背の白いVラインが明瞭なヨーロッパトウネン
  
■トウネンとメダイチドリの群れ,干潟の北側半分に広がっていた/ハヤブサの襲来で逃げるシギチの群れ。大きいのはムナグロ。/チュウシャクシギ
  
■チュウシャクシギ/トウネン幼羽/ハヤブサに襲われたのだろうか,嘴と基部が裂傷。しかし,生きていくためには餌をとにかく食べるしかない。
  
■別のキリアイ幼羽/キアシシギ幼羽/裂傷キリアイの左側面。こちら側は傷ついていない。
  
■キアシシギ幼羽/ヨーロッパトウネン幼羽
  
■ヨーロッパトウネン幼羽/ヨロネンとキリアイ/キョウジョシギ幼羽
  
■トウネン幼羽/ヨロネン幼羽/餌場を巡って対峙するヨロネンとトウネン
  
■結局,ヨロネンが身を引いたという感じで終わった/警戒気味のトウネン幼羽/ヨロネン幼羽
  
■ヨロネン幼羽/採餌するヨロネン幼羽/足輪をつけているキョウジョシギ


Copyright(C)2010 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.