私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2010年9月9日(木)鳥の海・岩沼

2010年09月10日 | 鳥の海
■2010/9/9(木)13:25-16:20【天気】晴れ時々曇り
【場所】岩沼・鳥の海
【種名】オオミズナギドリ+,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,コガモ,ミサゴ18,トビ,ノスリ,ハヤブサ若鳥,バン,コチドリ幼羽5,メダイチドリ幼羽3,ムナグロ幼羽2,キョウジョシギ幼羽1,トウネン幼羽15,ハマシギ幼羽25,オバシギ幼羽2,ミユビシギ幼羽6,アオアシシギ幼羽11,タカブシギ幼羽4,イソシギ幼羽1,ソリハシシギ幼羽2,チュウジシギ成鳥1,オオセグロカモメ成2・幼1,ウミネコ+,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,セッカ,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(21科42種)
【メモ】石巻から岩沼・鳥の海に移動した。最初,岩沼の高速道路西側の休耕田で,タカブシギ,ムナグロ,アオアシシギ,そしてたぶんチュウジシギを見た後,鳥の海に向かった。
海岸線をとぼとぼ歩いて行くと,アカウミガメの死体があり,さらに干潟の方にずっと歩いて行くと,オオセグロカモメとウミネコの群れが砂浜にいた。砂浜を上ると,ハヤブサの若鳥がいたので,最近のお騒がせハヤブサだね,と近づいて写真を撮った。
鳥の海は満潮で,防波堤の上まで波が来て,ほぼ水没状態だったが,防波堤の付け根の所に,キョウジョシギ,ソリハシシギ,ハマシギ,トウネン,オバシギ,ソリハシシギの群れがいた。さらに奥にはハマシギの群れが止まっていた。一通り見て,また砂浜に行き,シギチを探すが,渚にはいなかったが,またしてもハヤブサがなかなかよい感じで,止まっていた。かなり接近しても全然逃げる様子がないので,5mくらいの距離で座って,ISO感度を100にし,海を背景に写真を撮った。10分くらいした時に,オオセグロカモメの幼羽が近くを飛んだのに刺激されて,渚沿いに飛んでいったが,ミユビシギの群れが驚いて,逃げていった。別にミユビシギを襲うでもないようだった。砂浜の4駆などの轍のすぐそばの流木に止まったので,素知らぬ顔をして通り過ぎるふりをしてハヤブサの前に座った。さっきよりもさらに近いが逃げるでもなく,羽繕いをしたりしている。さすがに目の前に人がいるので警戒は怠らないが,時々,シギチが飛んでいくのを横目で見ている様子が見られた。10分くらいして,静かに立ってさよならをして帰った。珍鳥は見られなかったが,よい一日だった。
【写真】ハヤブサの一部画像は1920×1280に縮小,もしくは同サイズにトリミング縮小。原画は5184×3456です。
  
■ハヤブサ若鳥
  
■たくさんいるうちの1羽ミサゴ/防波堤にランディングするハマシギ,オバシギ,トウネン,キョウジョシギ,ハマシギ/海から中くらいの獲物をゲットしてきたミサゴ
  
■帰り道にまたいたハヤブサ
  
■流木の枝に移動したハヤブサ。
  
■轍の近くの流木に止まって羽繕いしていた。近かったので400mmでは全身が入らず,100mmで全景,300mmで全身が入った。
  
■ハヤブサ続き/たぶんチュウジシギ(飛んだ時に白い羽縁がでないのでタシギではなく)。尾羽を見ないとわからないが。


Copyright(C)2010 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.

2010年9月9日(木)石巻雲雀地区

2010年09月10日 | 石巻雲雀地区
■2010/9/9(木)9:37-11:16【天気】曇りのち晴れ
【場所】雲雀地区
【種名】カワウ,カルガモ,ミサゴ,トビ,キジ♂,メダイチドリ幼羽51,トウネン幼羽38,ヒバリシギ幼羽1,オジロトウネン幼羽1,ハマシギ幼羽5,オバシギ幼羽1,キリアイ幼羽11,アカアシシギ幼羽1,ソリハシシギ幼羽2,オオソリハシシギ幼羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ハクセキレイ,ヒバリ,スズメ,ハシボソガラス(11科21種)
【メモ】小紋の日に石巻に行ったが,特に珍しいのはいなかった。ヘラシギもまだ来ていないようだ。長浜にはトウネンの群れが50羽単位でいたということだったが,ヨロネンらしき個体が1羽含まれてはいたが,ヘラシギはいなかったということだった。
さて,東側の干潟では,顔をヘドロで真っ黒にしながらシギチがしきりに採餌していた。アカアシシギ幼羽が近かったのと,キリアイ幼羽が11羽もいたことがよかった。オジロトウネンもいたが,相変わらず地味だ。トウネンとオジロトウネンが並ぶと,オジロトウネンの方が少し小さく,カラーも灰色系で,違いがよくわかる。目のリングも特徴的だ(写真)。珍鳥は出そうになかったので,波伝谷に行こうとも思ったが,駐車場でいろいろおしゃべりしているうちに,やっぱり自宅方面の鳥の海に行くことにした。
【写真】
  
■オジロトウネン幼羽とトウネン幼羽の比較。
  
■水浴びするトウネン幼羽/オオソリハシシギ,アカアシシギ,キリアイの比較。大きさはもちろん違うが,体型,動作にそれぞれ違いがある。
  
■キリアイは11羽もいたので,大きさや羽衣の差異を観察できた。写真は幼羽の典型的な個体。/トウネン,ハマシギ,キリアイ。ハマシギは冬羽への換羽が進んでいる。
  
■メダイ,オオソリ,アカアシシギ。ムナグロやメダイチドリの群れの行動パターンというのは,他のシギチ類と違って,干潟よりも陸地で休んでいるのを多く見かける。
  
■ほとんど冬羽のハマシギ幼羽/キリアイ幼羽の飛翔時の上面パターン/4羽のキリアイ。全部で11羽の群れは今まで見た中では最高羽数。


Copyright(C)2010 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.