■2010/9/7(火)8:32-10:15【天気】雨・うねりやや高し,帰路雨,波少々
【場所】金華山沖
【種名】オオミズナギドリ+,アカエリヒレアシシギ10+,オオセグロカモメ,ウミネコ,アジサシ成鳥夏羽1,コシジロアジサシ成鳥夏羽1(3科6種)
【メモ】今シーズン3回目のフィールドワーク。今回は,金華山沖から北に向かい,逆コース周りで波浪計を一周して帰港した。沖に出るまでは進路正面に向かってくる波を乗り越えながら(ぶつかりながら)進む。オオミズナギドリ以外は飛ばない状態。進路を北に取り,波間をゆく。雨と上下の揺れで(これが横だったら危険だが),写真もままならない。結局それ以上北へ行くのを諦め,南下する。途中アカエリヒレアシシギの群れを発見。5月は赤かったが今は冬羽だ。ウミネコの幼鳥が船に付いてくる。一見アホウドリ幼鳥に見えないでもない(見えるわけはないが)。そのうち,アジサシ!の声。見ると左舷上空から右舷へ2羽のアジサシ。何だアジサシかと思ったが,最初に1羽がやや小さい感じがした。ただし,船は揺れる雨は大降りでそんなことにかまっている余裕はない。とにかく出た海鳥は全部写真に撮るということで,上下に揺れる船に膝をクッションにして,上下の揺れをできるだけ少なくし,雨,波はお構いなしであとはEOS7DとEF100-300mmの性能次第ということでシャッターを押しまくる。結果的に最初のやや小さいアジサシは3枚しか撮れなかったが,後から来たアジサシは15枚撮影した。しばらく南下して波浪計ポイントを回って,帰路についた。帰路は追い風という感じで,波もほとんどなく,やっとこ帰港できた。操船でいつもお世話になっているお二方と船のオーナーに感謝したい。結局,ミズナギドリ類もオオミズナギドリ1種のみで,ミナミなんとかミズナギドリとか,シロ何とかミズナギドリ,それにオオ何とかカモメなど期待していた鳥は全然でなかったが,アカエリヒレアシシギの南下を観察できたのはよかった。
ところで,これは帰宅してから,写真を見ていて,おーっと思った。このアジサシは,けっして見慣れたアジサシ幼鳥ではないことはすぐわかった。マミジロアジサシみたいに黒い過眼線がつながっている。額は白く,頭部の黒い部分とくっきり分かれているので,これは幼鳥ではない,成鳥だ。さらに喉と過眼線の下が白い。腰は白く見える。アジサシよりも(足が赤いタイプだった),翼が長大ではない。ということで図鑑を見たり,ネットで画像を見ていくうちに,間違いなくコシジロアジサシの成鳥夏羽ということになった。蒲生海岸でも過去に記録がある。もちろん自分は初めてで,昨年9月のコモンシギ以来1年ぶりに1種増えたのだった(コモンシギは過去に大沼で記録があるが)。やっぱり,行ってみないとわからないものだと思った。これだからバードウォッチングはおもしろい。
ちなみにアジサシは足が赤いタイプで,首をひねって真上に嘴が向いていて,しかも水平飛行という曲芸をしていた。
【写真】
■金華山沖から灯台周辺を望む。/コシジロアジサシ成鳥夏羽。下から見ると初列,次列,三列風切の羽縁がやや黒く見えるのも特徴。
■アジサシ成鳥。足が赤い。すごい飛び方。長大な翼。
■何とか撮影できたオオミズナギドリ。実際にはすごい雨と波。/アカエリヒレアシシギ冬羽。5,6羽単位の少群で波間に浮かんだり,飛んだりしていた。
Copyright(C)2010 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
【場所】金華山沖
【種名】オオミズナギドリ+,アカエリヒレアシシギ10+,オオセグロカモメ,ウミネコ,アジサシ成鳥夏羽1,コシジロアジサシ成鳥夏羽1(3科6種)
【メモ】今シーズン3回目のフィールドワーク。今回は,金華山沖から北に向かい,逆コース周りで波浪計を一周して帰港した。沖に出るまでは進路正面に向かってくる波を乗り越えながら(ぶつかりながら)進む。オオミズナギドリ以外は飛ばない状態。進路を北に取り,波間をゆく。雨と上下の揺れで(これが横だったら危険だが),写真もままならない。結局それ以上北へ行くのを諦め,南下する。途中アカエリヒレアシシギの群れを発見。5月は赤かったが今は冬羽だ。ウミネコの幼鳥が船に付いてくる。一見アホウドリ幼鳥に見えないでもない(見えるわけはないが)。そのうち,アジサシ!の声。見ると左舷上空から右舷へ2羽のアジサシ。何だアジサシかと思ったが,最初に1羽がやや小さい感じがした。ただし,船は揺れる雨は大降りでそんなことにかまっている余裕はない。とにかく出た海鳥は全部写真に撮るということで,上下に揺れる船に膝をクッションにして,上下の揺れをできるだけ少なくし,雨,波はお構いなしであとはEOS7DとEF100-300mmの性能次第ということでシャッターを押しまくる。結果的に最初のやや小さいアジサシは3枚しか撮れなかったが,後から来たアジサシは15枚撮影した。しばらく南下して波浪計ポイントを回って,帰路についた。帰路は追い風という感じで,波もほとんどなく,やっとこ帰港できた。操船でいつもお世話になっているお二方と船のオーナーに感謝したい。結局,ミズナギドリ類もオオミズナギドリ1種のみで,ミナミなんとかミズナギドリとか,シロ何とかミズナギドリ,それにオオ何とかカモメなど期待していた鳥は全然でなかったが,アカエリヒレアシシギの南下を観察できたのはよかった。
ところで,これは帰宅してから,写真を見ていて,おーっと思った。このアジサシは,けっして見慣れたアジサシ幼鳥ではないことはすぐわかった。マミジロアジサシみたいに黒い過眼線がつながっている。額は白く,頭部の黒い部分とくっきり分かれているので,これは幼鳥ではない,成鳥だ。さらに喉と過眼線の下が白い。腰は白く見える。アジサシよりも(足が赤いタイプだった),翼が長大ではない。ということで図鑑を見たり,ネットで画像を見ていくうちに,間違いなくコシジロアジサシの成鳥夏羽ということになった。蒲生海岸でも過去に記録がある。もちろん自分は初めてで,昨年9月のコモンシギ以来1年ぶりに1種増えたのだった(コモンシギは過去に大沼で記録があるが)。やっぱり,行ってみないとわからないものだと思った。これだからバードウォッチングはおもしろい。
ちなみにアジサシは足が赤いタイプで,首をひねって真上に嘴が向いていて,しかも水平飛行という曲芸をしていた。
【写真】
■金華山沖から灯台周辺を望む。/コシジロアジサシ成鳥夏羽。下から見ると初列,次列,三列風切の羽縁がやや黒く見えるのも特徴。
■アジサシ成鳥。足が赤い。すごい飛び方。長大な翼。
■何とか撮影できたオオミズナギドリ。実際にはすごい雨と波。/アカエリヒレアシシギ冬羽。5,6羽単位の少群で波間に浮かんだり,飛んだりしていた。
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