私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

明日から4月。皆様と、よい鳥見の年度になりますように。

2011年9月4日(日)蒲生海岸

2011年09月04日 | 蒲生海岸
■2011/9/4(日)12:49-14:05【天気】晴れ,強風,湿度最高に高し シギチ95羽+
【場所】蒲生海岸
【種名】カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ,トビ,シロチドリ4,メダイチドリ夏羽1幼羽1,キョウジョシギ夏羽♂・♀・幼羽23,トウネン幼羽52+,ミユビシギ夏羽・冬換羽中・幼羽13,イソシギ1,キアシシギ幼羽3,オオソリハシシギ成鳥♀1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,ツバメ,ハクセキレイ2,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(12科23種)
【メモ】今日は仕事帰りに午後から,蒲生にスラックス・半袖ワイシャツ姿で行った。 靴下を脱いでサンダルに履き替え,スラックスをまくって,破壊された導流堤より20mほど干潟寄りのところから,水に入り,海岸に渡ると遠くの渚にシギチがたくさんいるのが見えた。そこに行く途中に砂浜で,ピュッという声がしたので足下を見ると,すぐ近くにミユビシギの夏羽から冬羽への移行個体がいた。海岸は紀伊半島を中心に大きな被害が出た台風12号の影響で海側か湿った猛烈な潮風が吹いており,細かい砂が横殴りに飛び,レンズは曇りがちになるし,鏡筒とカメラのボディはもうべたべたしている。足下のミユビシギは,猛烈な勢いで飛んでくる砂に目を閉じることもしばしばだった。(写真PART1)そこから進んで行くと,キョウジョシギが津波で浜に打ち上げられた木材の陰でこれも風と砂を避けていた。渚を見ると,ミユビシギ,トウネン,キョウジョシギの群れが採餌をしたり,一斉に飛んで砂浜に降りたり,渚に走ったりを繰り返していた。砂浜で休んでいる時にはずいぶん近くによって観察した。やはり風が強く,物陰に隠れて風を凌いでいる。ここで海岸には別れを告げて戻っていくと,またしてもピュッと鳴いて先ほどのミユビシギがいた。今度は写真を逆光で1枚だけ撮って,砂浜をとぼとぼ歩いていると,ダイサギが採餌していたが,意外と近づいても逃げなかった。そこから干潟の方を見ると,ごちゃごちゃシギがいるのが見えた。双眼鏡で見るとそれは,キョウジョシギの群れで,ほとんどが幼羽だった。オオソリが1羽岩の陰にいて,その周りにキョウジョシギ,トウネン,メダイの夏羽と幼羽がかなりの羽数でいた。浜にいた4羽+とは別の個体群で,しきりに採餌している。久しぶりに蒲生で90羽を越えるシギチを見ることができ,全て普通種ながら,彼らが蒲生にいること自体とてもうれしかった。


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2011年9月4日(日)蒲生海岸PART1 ミユビシギ

2011年09月04日 | 蒲生海岸
■2011/9/4(日)12:49-14:05【天気】晴れ,強風,湿度最高に高し
【場所】蒲生海岸
【写真】その1 枚数が多いので,その1からその4くらいに分けて解説
  
■海岸に出るといたはずの群れがいない。仕方がなく,とぼとぼ砂浜を歩いて行くと,ピュッという鳴き声がする。ふと周りを見ると歩いてきたすぐ後ろで,ミユビシギがこっちを見ていた。鳴かなければ見落としていた。
  
■夏羽から冬羽に換羽中の成鳥で,橙色,白,黒の混じり具合が絶妙だった。ここからどんどん夏羽に変わって冬羽に変わっていくわけだが,この季節のミユビシギもなかなか美しい。
  
■紀伊半島に大被害をもたらした台風12号が,日本海に抜けた頃だったか,蒲生の海は小さな湿った砂が,これも湿った空気と共にほぼ水平にミユビシギに当たるのだった。レンズもカメラも,もちろん自分自身も砂と湿った塩っ気にまみれて大変だった。レンズも曇りがちだった。
  
■このミユビシギは,あとで観察するトウネンとの混群を作っていたミユビシギとは離れて,砂浜で休んでいた様子だったので,渡りの途中にだいぶ体力を消耗したのかもしれないが,羽衣はそれほど傷んではいなかった。1時間ほど海岸で観察していて,帰りに,またピュッと鳴いて居場所を教えてくれたミユビシギであった。


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2011年9月4日(日)蒲生海岸PART2 トウネン・ミユビシギ・キョウジョシギ

2011年09月04日 | 蒲生海岸
■2011/9/4(日)12:49-14:05【天気】晴れ,強風,湿度最高に高し
【場所】蒲生海岸
【写真】その2
  
■渚で採餌するトウネン幼羽の群れ/渚や砂浜を飛ぶトウネンとミユビシギの群れ。海岸は津波の爪痕が残る。
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■キョウジョシギ成鳥夏羽♂と幼羽。渚で採餌したり,砂浜で休んでいた。何しろ強風と吹き付ける砂にさすがのシギたちも辟易していたようだった。
  
■トウネン幼羽。どの個体も赤茶色の羽毛があるタイプ。/キョウジョシギ成鳥冬羽(奥)幼羽(手前)/キョウジョシギ成鳥夏羽
  
■ミユビシギ成鳥夏羽から冬羽移行個体/トウネン幼羽で赤茶色が少ないタイプ/渚で採餌するトウネンとミユビシギの混群。こうした様々な組み合わせの群れが海岸線沿いに南下していく。
  
■ミユビシギの幼羽。肩羽の白黒パターンが目立つ。/ミユビシギ成鳥夏羽から冬羽/手前が成鳥,奥が幼羽
  
■ミユビシギ成鳥と幼羽/風が強く砂粒が飛ぶ浜辺で休むトウネンの群れ/羽衣の違いがよくわかる。赤茶色がない個体もいる。(手前から3番目の個体)
  
■浜辺で休むミユビシギとトウネンの群れ。みんな風に向かっている。
  
■羽繕いをするトウネン幼羽/渚で採餌し,波が来ると急反転して波を避けるミユビシギ/採餌するミユビシギ
  
■ミユビシギ/波濤を飛ぶトウネンとミユビシギの群れ。今年生まれの幼鳥にとっては初めての光景だが,彼らもまた津波で環境が激変した仙台湾を南下していくのだ。


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2011年9月4日(日)蒲生海岸Part3 オオソリハシシギ,キョウジョシギの群れ

2011年09月04日 | 蒲生海岸
■2011/9/4(日)12:49-14:05【天気】晴れ,強風,湿度最高に高し
【場所】蒲生海岸
【写真】その3
  
■ダイサギ/メダイチドリ♂夏羽/キョウジョシギ幼羽2・成鳥夏羽♀,オオソリハシシギ幼羽。キョウジョシギの成鳥と幼羽では足の色も違う/キョウジョシギ成鳥夏羽♀
  
■トウネン幼羽,キョウジョシギ幼羽/キョウジョシギ♂夏羽/オオソリハシシギ,キョウジョシギ各幼羽
  
■キョウジョシギ幼羽。足の色が黄色がかった薄いオレンジ。白から薄褐色の羽縁が目立つ。/まだここにいるオオソリハシシギ/干潟に出て採餌を始めるオオソリ,キョウジョシギ。
  
■オオソリハシシギ,キョウジョシギ幼羽/メダイチドリ幼羽
  
■オオソリハシシギ/メダイチドリ/キョウジョシギ成鳥夏羽♂と♀(奥)。頭部が白黒はっきりしているのが♂で,褐色が混じってややぼわっとした印象の顔が♀だが,奥の個体は水浴びをして羽毛が整っていないので何とも言えないところ。
  
■キョウジョシギ成鳥夏羽♀と幼羽/メダイチドリ幼羽/オオソリハシシギ幼羽
  
■このオオソリハシシギはほとんど近寄っても逃げることなく,ずっと佇んでいたり,採餌したり,羽繕いをしていた。体は比較的痩せて見える。


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