私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

広瀬川を歩いたが、メジロとホオジロとジョウビタキしかいなかった。小鳥少なし。

2011年9月26日(月)釣師浜

2011年09月26日 | 磯浜漁港
■2011/9/26(月)13:58-15:00【天気】曇り
【場所】釣師浜
【種名】】ウミウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,キンクロハジロ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ,オオバン,シロチドリ6,メダイチドリ幼羽12,トウネン幼羽3,ミユビシギ幼羽8,オオセグロカモメ,ウミネコ,ハシボソガラス(10科22種)
【メモ】蒲生から釣師浜に行こうと山元ICで降りて国道6号線を南下した。震災後,釣師浜には何回か行ったが,今回は久しぶりだったので,うかつにも新地町役場の交差点を左折するところを,その手前で左折してしまい,JR常磐線新地駅があったところへに行く道路(県道103号線)の方を行ってしまった。震災前は鳥の海からいつも行っていた浜沿いの県道38号線にでるはずなのだが,38号線は至る所で橋が落下したり,道路が寸断されているので,そこへは当然行けない(ここを通ったのは2回目なのだがすっかり忘れている)。そこで,本来あるはずの38号線に平行した田圃道を釣師浜の方へ走ってみることにした。周囲はほとんど沼地のようになっており,ハシビロガモ,マガモ,コガモ,カルガモ,オナガガモ,ヒドリガモなどがいた。特にコガモは大群がいて,車が通る度に飛び立っていた。常磐線があった線路近くまで来ると用水路があって行き止まりになったので,引き返した。この用水路を渡れば本来行くべき道路なのだが。田圃道を引き返し,またカモの大群を右往左往させて,やっとぐるっと回って釣師地区に着いた。郵便局や角にあった洋服店は跡形もなく,またいつも車を停めていた橋の脇の駐車場は一部その姿を留めているが,橋脚は陸側に20m以上流されている。いつも家内と行っていたラハイナは半円形の段になった入口のコンクリートと,建物のコンクリート基礎部分,庭の芝生と草花の一部が残っている。この喫茶店の2階からマスターや奥様ととりとめもない話をしながら,浜のカモメ類の大群や,日によって全く色が違う海を見たことが懐かしく思い出される。
 浜に出ると,河口にはオオセグロカモメやウミネコの群れがいた。この2種以外はいなかったので,新地漁港の方に歩いて行くと,ミサゴが上空を飛び,浜にはミユビシギ,メダイチドリ,トウネン,シロチドリの群れがいた。しばらくミユビシギが波打ち際を走る様子を観察した。海の方はまだ季節が早いので,海カモの姿は見えなかった。
【写真】
  
■メダイチドリとミユビシギ/トウネン幼羽/ミユビシギ冬羽のランニング
  
■走るミユビシギ/目の前でふと立ち止まったかと思うと...
  
■急にペタッと座って警戒態勢に入った。上空をハヤブサ成鳥が飛び過ぎていった。目の前の人より,ハヤブサの方が怖いのだ。/ウミネコ成鳥冬羽/ミユビシギ千鳥足の連続写真。2秒間の写真。酔っ払いの千鳥足(こういう人は今の社会や経済状況ではほとんどいなくなってしまったが)ではなく,かなりダイナミックな走り。方向を急に変える時もすごい走りをする。


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2011年9月26日(月)蒲生海岸

2011年09月26日 | 蒲生海岸
■2011/9/26(月)9:21-9:39【天気】晴れ
【場所】蒲生海岸
【種名】カワウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ,ミヤコドリ成鳥夏羽1,キアシシギ幼羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス(12科16種)
【メモ】25日はゆっくり観察できなかったので,また来てみた。砂浜の方へ歩いて行くと,どかで聞き慣れた鋭い声がした。するとすぐ近くにハヤブサの若鳥がいたのに気づかず,わきをのこのこミヤコドリを探しに歩いていたのだった。当然のことながら,ハヤブサは飛んでいってしまったが,ハヤブサも意外に至近距離で見られる鳥の一つだ。河口の方を見るとダイゼンとオオソリの群れはいなかったが,ミヤコドリはすぐに見つけることができた。しきりに嘴を突っ込んで貝を探していたが,この日も見ている時間ではイソシジミを採ることはできなかった。そのうち,干潟の貝類の調査に来たらしい人たちがやってきて,ミヤコドリもあちこちに移動していくので,今日はわずか18分でやめにして,最後にキアシシギがチゴガニを捕まえているのを見て,釣師浜に移動した。
【写真】
  
  
■嘴を突っ込んで餌を探すが見つからない。このミヤコドリは成鳥のきれいな個体だった。
  
■チゴガニを食べるキアシシギ幼羽


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