私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2018年6月24日(日)金華山沖

2018年06月24日 | 金華山沖・仙台湾
■2018/6/24(日)6:37-8:38【天気】晴れ 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】鮎川港~GPS波浪計付近金華山沖
【種名】オオハム夏羽1,コアホウドリ1(足輪なし),クロアシアホウドリ2(足輪なし),フルマカモメ暗色型1,オオミズナギドリ50以下,ハイイロミズナギドリ20以下,ハシボソミズナギドリ0,アカアシミズナギドリ0,ヒメウ,ウミウ,ウミネコ+,オオセグロカモメ3(5科10種)
【メモ】前回も海鳥なし状態だったが,今回も前回よりはちょっといいが,カモメ類も,ミズナギドリ類も,アホウドリ類も個体数がかなり少なかった。前回とは違って,一応,出港してからの海鳥の海域毎の出現パターンは同じだが,とにかく個体数が極端に少ない。ウミスズメ,ウトウが0というのも初めてだった。替わりにフルマカモメが1羽浮いていて,写真を撮るまもなく通り過ぎ,面倒なので停船もしてもらわなかったので,ちゃんとした写真は撮れなかったが,紛れもなくフルマカモメの暗色型だった。嘴の形と模様が独特なので,見間違えようがない。白色型なら停船してもらっていた。さてGPS波浪計付近に行ったが,まったくだめで,クロアシアホウドリが2羽出たが,アカアシミズナギドリもいない。しばらく待っていると,急に目の前にコアホウドリがいつの間にか浮かんでいて,どこから来たの?という感じだった。しばらく停船していたが,他には出そうになかったので,時間になり,帰ることにした。秋に1回船を出してもらって,コシジロアジサシを見たが,うねりがかなりだったので,今シーズンはこれで終わり,来年はぜひ,海鳥の餌になるたくさんの魚を期待したい。
【写真】
  
■フルマカモメ暗色型/さんふらわあ/ハイイロミズナギドリ
  
■オオミズナギドリ/ウミネコ/クロアシアホウドリ
  
■船にやって来たコアホウドリ。少しずつ近づいてくる。
  
■どんどん近づいてくるので,ほとんどピントが合わない。遠くから見るとコアホウドリはアイシャドウをしているように見えるが,近くで見ると,黒っぽい羽毛が絶妙な感じで生えているのがわかる。


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2018年5月20日(日),6月5日(火),6月24日(日)宮戸島

2018年06月24日 | 奥松島・野蒜
■2018/5/20(日),6/5(火),6/24(日)【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】宮戸島
【種名】カルガモ,スズガモ,オオハム,ヒメウ,ウミウ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ハヤブサ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒヨドリ,ウグイス,イソヒヨドリ,キビタキ,オオルリ,ホオジロ(13科22種)
【メモ】ハヤブサの営巣は,長年観察をしているが,身近な猛禽のミサゴについてはこれまで遠くからしか見たことがなかったので,今年度は手始めに,①巣にどのようにランディングするのか,②巣からどのように飛び出すのか=巣立ちの様子,③繁殖の確認(営巣数と幼鳥の観察)の3つを目的に3回ほど行った。魚を運んできて食べさせる様子は次年度として,特に②に様子は見たかった。
巣は意外にもかなり近くに計4カ所あった。ちなみにハヤブサも一つがい繁殖し,こちらの方は,5月中旬には巣立ったということだった。オオセグロカモメも繁殖しており,ウミウやウミネコの繁殖は当然のことだが行われている。金華山沖だと船がかなり上下するので500mmは停船し,アホウドリ類やミズナギドリが船の近くに浮かんでいる時は使えるが,船が走っているときは100-400を使っている。しかし,ここでは船がほとんど上下左右に揺れないので,500mmの手持ちで十分だ。
今年度は3回とも晴天で,ミサゴがすぐ近くで飛んだり,ランディングしたり,幼鳥が見れたりで,とても満足だった。3回目の帰りにオオハムの一年目の個体が海の上に浮かんでいた。スナメリなんかも出るそうだが,3回とも見なかった。
【写真】
  
■セッコク(石斛)
  
■ミサゴ♀成鳥が巣から飛び出すところ
  
■ミサゴ♂成鳥/左が♂右が♀のペア。大きさや胸の斑が違う。そう言えばハヤブサ夫婦も同じような感じだった。
  
■ホバリングするミサゴ♂/ミサゴ♂
  
■ミサゴ♀/オオセグロカモメの抱卵。この巣はヒナが孵ったが,ハヤブサか,カラスかに捕食されたということだった。
  
■巣の成鳥と幼鳥/巣にランディングするミサゴ♀
  
■ランディングする♀と巣で待つ幼鳥/鳴き交わすオオセグロカモメのペア
  
■オオハムの第1回夏羽と思われる。


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