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ハイチュウ時間のカリガネだった。

2020年8月19日(水)石巻雲雀野埋立地

2020年09月22日 | 石巻雲雀地区

■2020年8月19日(水)16:39-18:09【天気】晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】石巻雲雀野埋立地
【種名】カルガモ,スズガモ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,バン幼,ムナグロ3,コチドリ6,メダイチドリ18,オグロシギ幼2,アオアシシギ幼2,クサシギ幼1,タカブシギ幼5,キアシシギ成1,ソリハシシギ幼6,イソシギ幼1,オバシギ幼1,トウネン幼69+,ヨーロッパトウネン成1,ヒバリシギ幼1,ウズラシギ成3,キリアイ幼1,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,ツバメ,ヒバリ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ(14科33種)
【メモ】振休2時間を使い,職場をでて夕方石巻に来た。晴れてさえいれば,夕日でISO100でもシャッタースピードが稼げるので,晴れる日を毎日じっと待って,満を持してやってきた。鳥を見に来ていた人が一人いたが,自分が到着するとちょうど帰るところだった。埋立地だが以前から県内有数のシギチ観察地で逆に言えば鳥の海と蒲生の環境がよくないということの裏返しだ。ただ,工事が確実に進んでシギチの個体数や滞在日数はきちんと調査をすれば少なくなっているはずだが,いまだに珍鳥がでる。
 さて,最初に広い沼地になっているところや,道路をはさんで比較的小さい沼地の両方に,かなりの数のシギチがいて,飛び回っていた。久々の感動で,しばらく双眼鏡でだいたいどの場所にどういう種類がいるのか見当をつけた。基本トウネンを主体に,大中小の大きさのシギチがいる。それにしても,メダイとソリハシシギを含まない群れがかなりの時間ぐるぐる飛んでいて,500mmを流し撮りにしてしばらく撮影していた。ずっとやっていると腕が上がらなくなってくるので,休み休み撮りまくる。何しろ,夕方なのでまず細かい観察は無理なので,家に帰ってから写真を見て何がいたか確認ということになる。キリアイは飛翔写真の中にあったもので,降りているものを観察はできなかった。それから,岸で採餌しているシギチを撮影していると,だいぶ暗くなってからだが,トウネン数羽の中に,1羽夕日が当たっているのがいて,まわりのトウネン幼とは感じがちがって,ヨロネン成のようだった。ちょっと遠かったので,その場では確信できなかったが,あとあと見れば,確かにヨロネンの成夏羽だったのはラッキーだった。その後は,下に降りていって一通り見て,ウズラシギなど見て,また戻りながら大沼・小沼を見ながら,ほとんど暗くなってしまっってはいるが,かろうじて夕日が当たったところにいるシギを見て,帰路についた。夕日がとてもきれいだった。
【写真】

トウネン,ソリハシシギ,メダイチドリ

トウネン,キリアイ,ウズラシギ,オバシギ,オグロシギの群飛

オグロシギ幼鳥

1羽でいたので何か違うもの?と思って見たらただのトウネンだった。/ムナグロ幼

ウズラシギ夏羽/メダイチドリ夏羽♂

ウズラシギ,ムナグロ,イソシギ,コチドリ/ヨロネン夏羽とトウネン幼鳥

ヨロネン夏羽とトウネン幼羽/雄叫びトウネン幼羽/群れ

オグロシギ,トウネン

オバシギ,トウネン,オグロシギの群れ/タカブシギ,ヒバリシギ

コチドリ。ハジロではなかった/ウズラシギ夏羽

ウズラシギ夏羽/オバシギ幼羽

夕焼けがきれいだった。今日の1日に感謝。


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