会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

京都一人旅第4日目ー4 仙洞御所の内部

2010-01-06 19:50:57 | 旅行
1月6日(水)大雪にならずよかった  
 10日振りにプールへ行き、ストレッチと水中歩行、サウナ、マッサージとやった。美味しい物を食べたらり、酒を飲んだりとして怠けていた身体がぴりっとした。心地よい疲労感。身体を動かすことは大切と改めて実感した。

 塙町から息子家族がラッシュと一緒に帰ってきた。明日からまたいつものような生活が始まる。平々凡々としているがこれが幸せというものである。

10日(木)   仙洞御所の内部案内
仙洞御所の拝観時刻は午後1時半。10分前より受付る。表門より入る。桂離宮や修学院離宮のような厳しさはない。許可証提示で待合所へ。約40人。ビデオを観た後案内人の説明を聞きながら仙洞御所内を回った。約1時間。その一部を紹介します。雨は止んだがどんよりとした曇り空でよい写真は撮れなかった。下記の説明文を読みながら想像してください。

 『深い緑の中に息づく仙洞御所は、修学院離宮造営に情熱を燃やした後水尾上皇の退位後のお住いである。傍らには、生涯睦まじく過した東福門院の女院御所が寄り添うように建っていた。
 優しくさざ波を立てる二つの池を中心に、橋を架け、滝を落とし、奇岩を配し、州浜を広げ・・・・・・ 造営の指揮を取った江戸前期の武将であり茶人だった小堀遠州作庭の面影をかすかに残す庭は、訪れる者の心を伸びやかに和ませる。』
(楽学ブックス 「京の離宮と御所」 発行所 JTBパブリッシング より引用) 


"南池と八つ橋"

南池の中ほどに二つの中島がある。中島の一つに西岸から藤棚に覆われた八橋が架けられ、中島と中島を短い石橋でつなぎ、東岸にかけて反橋が渡させるなど、趣向の異なる橋が渡れるように工夫されている。


  "醒花亭"
庭園の最も南の位置に北面している茶亭である。南池を一望する格好の場所にあり、今はない止止斎、鑑水亭とともに回遊式庭園における三店の一つである。正面の玄関には廂を付け出し、腰高障子を入れ、その(東側)は奥に四畳半の書院、手前に五畳の入側(縁側)を取り、書院と入側の境に建具を入れないところが特異である。鴨居の上には文 微明の筆である李白の詩の拓本の額がある。



"醒花亭から州浜、南池を臨む"
州浜には楕円形のやや平たい粒の揃った11万1千個ほどの石を池の中まで緩やかに敷き詰めてある。その石一個につき米一升の約束で運ばせたと伝えられ、「一升石」の別名がある。京都御所にもあるが、柔らかな広がりを感じさせる点では、ここに勝るものはない。桜の名所で桜浜ともいわれる。


"はっとした紅葉"
醒花亭の近くには氷室の跡や万葉歌人柿本人麻呂を祀った小社があった。桜の名所の州浜にモミジの大木。紅葉がすばらしい。思わずぱちり。

"又新亭(ゆうしんてい)" 明治17(1884)年に近衛家から献上された茶室である。元々この場所には、修学院離宮から移築した茶室止々斎があったが、火災により焼失した。茅葺と杮葺の屋根と大きな丸窓を備えた茶室で、中門より内露地と外露地に隔てられ、四つ目垣で囲むことにより結界を設けている。ここだけは侘茶の小天地を形づくっているようである。亭の門外に外腰掛があり、紅葉山裾野の蘇鉄山と相対している。