会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

エネルギーの源と人間活動

2014-03-11 10:03:33 | 時事
2014年3月11日(火)晴 2.4℃~-3.0℃

あの3.11東日本大震災から3年が経った。数日前から新聞・テレビでは特番を組んでいる。どう受け止めますか?
8日「原発と人間」市民フォーラムに参加したことを発信してみます。
 
基調演説①「エネルギーの源と人間活動」講師 久保野 茂
     (東京大学名誉教授・宇宙核物理 福島原発事故では、住民のスクーリング活動や、公益土壌調査の立ち上げに参加)
「福島第一原発の事故は、いまだ先の見えない困難な状況が続いている。原子力発電は、安全技術の不十分さ、余熱や核廃棄物の問題、そして、事故時のあまりにも大きな日常破壊を考えると、とても今の社会で受け入れられるものではない。今、原発は本当に必要か、核とは共存できるのか、が多様な形で議論されている。しかし、これらの問題の本質は、倫理的な問題にとどまらない。人類のエネルギー問題と、人口の爆発的増加の伴う食糧の問題とに密接に関係し、人類はこれからどのような将来の展望を開くことができるのか、という大問題に帰結する。・・・・略」

 ・宇宙の進化に伴いほぼすべての元素は原子核反応で作られ、太陽・地球の環境を作ってきた。
 ・太陽の核反応で生成されるエネルギーで古代地球で化石エネルギー(石油・石炭・ウラン)などが蓄積された。
 ・人口増加を続ける地球では化石エネルギーは枯渇する。
 ・太陽光発電・風力発電・水力発電などの自然エネルギーとともに宇宙で起こっている核融合反応の利用を考える。


など宇宙核物理の学問的な内容で、ビックバンや人間の体は90%以上原子核でできており、体内で核反応が起きている。常に内部被ばくしているなどの話は興味があったがよく理解できなかった。ただ、大量のエネルギーを消費する現代、化石エネルギーの枯渇、人口増加による食糧問題、などの解決のために、太陽からのエネルギーを最大限、最大効率で使えるよう努力すべきであるということ。また、太陽活動の変化や急激な自然の変化があった時、エネルギー不足が起こる。人類は自前のエネルギー源を持つことができれば、より安心した将来が展望できるとうことはわかった。(人類という種が何億年も地球上で繁栄していることはないと思うが・・・・)