アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バイオリンレッスン(4): G線を弾く角度

2009年10月10日 | バイオリン
今回のレッスンは「G線」がテーマ。

一番左側にある弦なので、弾くときは弓の角度が「思ったより急」な感じで、十分肘を高めにしておかないとスムーズにいかない。

ゆっくりで「ト長調音階」、ここはG線の練習だけれども、「f(つよく)」と「p(よわく)」の弾き方が初めて出てくるのがサブテーマ。考えてみればここまで、楽譜にはfともpとも強弱記号は一切なく、曲想のようなものとは無縁(?)で過ごしていたわけで、いやー音を並べるのに必死でそんなこと考えてなかったよ、って感じ。

次の、細かく刻む音が出てくる「ト長調音階でのリズムとボーイングの練習」になると、リズムの刻み方に気を取られていると弓の角度がふらつき、D線にニアミスおよび接触事故(^^;; 「G線より左には線がないので、もっと余裕の角度でいいですよ。弓を引くときは上へ、そして遠くに」。遠くに引っぱらないと直角になってないわけですな。

そして「狩人の合唱」へ。前回よりはだいぶスムーズに弾けた。というか前回は曲の体をなしていないくらいゆっくりだったので、ようやくこういう曲なのねという感じ。

「ミレシ、ミレシがだいぶよくなりましたね」とほめてもらう。そうなのだ、ここの音程はだいぶ取れるようになってきたんだよね。相変わらず「ミ」の音(4の指を使う)がきたないのが気になるけど。

曲を弾いていても、さっきのG線練習と同じく弓の角度の安定が問題。冒頭の「ラー、ラシドレ(4音スラー)」のところも、音符が細かくなって左手の動きに気をとられたところで、弓の角度がふらつき隣の線との接触事故多発地帯。なので、とりあえず、「ラー、ラー」と左手の動きをなしにして弓を安定して動かしてみて、徐々に音を変えていく。「ラー、ラシー」→「ラー、ラシドー」→「ラー、ラシドレ」。「あー、スムーズになりましたね」

なったけど。すぐ感触を忘れそうな、この練習をしたばかりの一瞬しか身についてないような、頼りない感じである(-_-;; おうちで練習しよっと。

レッスンの最後には、「4の指で音を出すときに、すぐスカスカになる」「かなり駒寄りで弾かないと音がでない」ということについて相談する。先生は、まず、「えーとバイオリンは大丈夫ですかね」と私のバイオリンを手に取り、音を出してみる。いやそんな、バイオリンを疑ってるんじゃないんですけど…。

そして、私にバイオリンを戻して、何度か「ミ(4の指)」を弾かせてみて、「じゃあ私が押さえてますから弾いてみて」と、先生が弦を押さえて私が音を出す。おっ、かなりよくなった。「4の指で弦を押さえたとき、かすかに浮いてるんだと思います。あんまり指の先じゃなくて、もう少し腹のほうで、しっかり押さえられるように工夫してみてください」…そうか~ちゃんと押さえられてなかったのか。

「変だなと思ったときは、ミの位置を3の指とかで押さえて試してみたら」
…なるほどその手があったか。

バイオリンを片付けるとき、先生が「で、ホームコンサートいつでしたっけ」。一ヶ月先というと「もう一曲やりませんか?? 隣のページのラルゴ(新世界より)とかいいですよ(^-^) 感じが変わって」

「いや、きれいな曲なんですけどね。いきなり頭から、4の指で長い音符あるでしょ。あそこ鳴りそこなうと、聞いている方としてはかなりつらいじゃないですか。それと、私が弾くピアノの曲がくどいんで、バイオリンは極力あっさりと、あれもう終わったの、くらいでいきたいと思ってます」
「ピアノ、くどいですか」
「くどいです。ショパンのバラード一番です」
「あー私の好きな曲です」
「いい曲ですけど、もともと長い曲なところを、ちゃんと弾けなくて滞りつつ弾くからかなりくどいです」
…ということで、バイオリンは一曲集中です。
コメント (2)
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