アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

またろうの作り方: できること増やそう好きなことみつけよう

2009年10月17日 | 高専生活
またろうはいつもまったりしているので、みんなから遅れを取ったり叱られたりしたときに、本人がどれだけ気にしているのかはわかりにくい。

しかし、白髪が出たことがあったりもしたのでやはりストレスにはなっているようだ。先生は、本人の自己評価が下がることが一番よくないと考えていて、とりわけまたろうが「光る」瞬間というのを増やしたいと考えたらしい。

=== 「一歩一歩」先生から 6/26
またろうくんの場合は、全体に底上げというよりも、事柄によって、伸びの顕著なものとそうでもないものがあるような成長のパターンをしているように思います。もちろん、トータルでは成長をしているのは言うまでもありませんが、伸びる(本人がよろこんで取り組む)場面をつぶさないようにすることで、次第に、他の項目に波及していくことを根気良く待っていきましょう。
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家でもその趣旨に賛同し、またろうが好きな工作系の活動を奨励すると同時に、食べる意欲に満ち溢れた(笑)またろうに合わせて、台所の中のことをひとつずつ試していった。ごはんを炊くこと…これは基本中の基本で、もちろん電気釜で炊くなら難しいところはないのだけど、お米をはかり、水をはかり、忘れずにスイッチを入れること(これ重要)。これができれば、何かで親の帰りが遅くなったときに、先にごはんだけ炊いておいて待つこともできるし、お握りなどを作って食べることもできる。シンプルだけど確かな自信につながる一歩である。

また、りんごや梨の皮むき。これは、またろうはあまり器用でないので見た目危なっかしかったが、とにかくまたろうは食べることには意欲を持っているので、だんだんと上手になっていった。火を使う料理をするようになるのは数年先だが、とにかく「またろうは料理が得意」という雰囲気を作ってしまったことは大きい。

学校でも、またろうが得意なことを披露する場面を作ることに配慮していた(もちろん、他のすべての子も含めてそうなるように気を配っていたのだろうけど)。

=== 「一歩一歩」先生から 7/7
今日は、「ぼくとJ君のおかげで明日の七夕カーニバルの出し物が決まったぞ」といばっていました。「さんぽ」を手話つきで歌うというアイディアを提案し、二人で実演してくれました。それを採用し、明日はみんなでやります。「ありがたいだろう」と言ってました…助かってます。

=== 「一歩一歩」先生から 12/14
今日は、朝、着くなり、私をつかまえて「今日、道徳の時間、ぼくが太陽系の図を紹介してもいいよ
たしか、昨日、時間がとれなくて「明日ね」と言ったのを、ちゃんと覚えていたんですね。
朝のスピーチよろしく前に出て、先生のように、図の説明をしてくれました。惑星、衛星の名前まではともかくとして、このほかにも小惑星があるとか、太陽より大きい星も銀河の中にはいっぱいあるというふうに、よどみなく質問に答えていく様は、なかなか堂に入ったものでした。先生より星に詳しいまたろうくん。というか、またろうくんに勝てるのは指相撲くらいかな?
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なんだかんだで、「得意を伸ばす」方面のことは、先生にも恵まれて、親にも恵まれて(^^;;、またろうはすくすくとまたろうになっていったという気がする。この点、授業に参加する/宿題をする・出す/ものをなくさないといった課題の困難さとは大違い。

またろうが二年生六月ごろ書いていた「ごろごろーん」というキャラクター…を、母が模写したもの↓ オリジナルは投函してしまったので。
コメント (10)
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