我が家の公文は、前に「ちっとも先取りでない公文」に書いたとおり、誰も先を目指して急いでる人はいない。
←我が家のシンプルなライフはいつ実現するのか!?
とはいっても、あんまり停滞してるとやっぱりつまんなくなっちゃうわけで、はなひめのD教材が120くらいで「壁」に当たったときは、やめるしかないかなとも思いかけた(6月ごろの話)。
公文は繰り返しが信条なので、正確性と速さ、いずれかが欠けていれば先に進むよりは繰り返す。それはわかるんだけど、その繰り返し方が、ほんとに一週間のうちに何度もまったく同一の教材が出てくる状況で、はなひめはすっかり腐ってしまった。
内容は、2ケタの割り算。540割る89、とかがひたすら並んでいるもの。これは、さらさら解ける人でも相当うんざりするとは思うが(^^;; はなひめの場合、商がさっとたたないためにめんどくささが爆発しているわけで、もちろんこれをクリアしておいてから先に進むべきだという原則は理解できる。
でも、要するに掛け算の感覚が十分身についていないため遅いということを考えれば、どっと戻して掛け算からやり直して勢いをつけるというやり直し方もあるし、少なくとも、連日同じプリントが出てくるよりは、もうちょっと幅広く繰り返したほうが気分的にも楽で効果も上がると思う。
で、私はその旨を相談しに先生のところへ行ったのだが、先生は、
「ここ(D教材の100ちょっと)は、みなさんぶつかる壁なんですよ。繰り返せば、繰り返しが多すぎて嫌といわれ、戻せば、こんなに戻るのが嫌といわれる場所なのですが、大丈夫ですよ、はなひめちゃんもう少しで抜けますよ」
いや、だから、同じ嫌ならがつっと戻すほうでいってほしいんですけど。と思ったが、先生があまりこちらの言うことを聞く気がないようなので話し合いはあきらめ、公文の算数をやめて市販のドリルに切り替えることなどを検討していた。
しかしのろのろ検討している間にようやくはなひめはその超狭い繰り返しを抜け、150くらいに到達した。Dも終盤になると今度は分数。見た目まったく違う世界が開けている。
分数は、新しい概念であるし、はなひめはだいたい、新しいものに挑戦するのが嫌いだから最初はぐだぐだ言っていたが、母が図を描いて約分の意味などを簡単に説明し、半分くらい納得してまずはやってみる中で、こりゃ二桁の割り算よりだいぶ楽だと気がついたらしい。なにしろ、7/42を約分して1/6にするほうが、540割る89とかやるよりだんぜん早いでしょ。
そんなわけで、分数の初歩を練習しつつDの終わりまではたんたんと進み、現在はEの最初のほうをやっている。
ここまで来てあらためてふりかえってみると、やっぱり気になるのだ。約分の練習をしたあとのほうが、これで割れるとか割れないとか、そういうのがさっとわかるようになる。つまり、別の方面から数とお友だちになれるわけで、二桁の割り算がスムーズでないまま進んだからといってつまづくとも限らない。逆に、Dの120あたりはほどほどであきらめて先に進み、分数で「お友だち度」を深めてから戻るほうが壁を越えやすくなるのではないだろうか。
一概にはいえないのかもしれないけど、はなひめを見ていたらそう思った。
そういうところが柔軟に組めないのは、「プリントを進んでいく」ことを絶対のものさしとする公文の弱点なのか(E教材からD教材に戻りにくい?)、それとも、大規模で決め細やかな対応をしにくい(プリントのハンドリングだけでアップアップしているので、あまり個々に違う流れにしたくない)教室の弱点なのか。
数日前、今度は「帯分数に直し約分する」のところではなひめから質問あり。つまり、同じ大きさを表す書き方は、分数の場合いくらでもあるわけで、どれが答えの書き方として正しい(最終形)なのかがピンと来なかったらしい。
母は「上のほうが下より大きいとぐらぐらって倒れるからなるべく下ろしときなさい(帯分数)。それで、右側はできるだけ簡単な数にしてね(約分)」とだけ言い、はなひめが計算するのを後ろから見ながら、「あーー上が重い! 倒れちゃうー早く早く!! そうそう。それから右もまだいける!! やれるよ!! そうそう。それでおっけー」といくつか実況中継つきで解かせたら、あとはスムーズにできるようになった。「壁」のころに比べると、平和になったなぁ。また別の壁が来るんだろうけど。
後日談書きました→「公文、D教材の壁を越えて」後日談2019/9/4
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とはいっても、あんまり停滞してるとやっぱりつまんなくなっちゃうわけで、はなひめのD教材が120くらいで「壁」に当たったときは、やめるしかないかなとも思いかけた(6月ごろの話)。
公文は繰り返しが信条なので、正確性と速さ、いずれかが欠けていれば先に進むよりは繰り返す。それはわかるんだけど、その繰り返し方が、ほんとに一週間のうちに何度もまったく同一の教材が出てくる状況で、はなひめはすっかり腐ってしまった。
内容は、2ケタの割り算。540割る89、とかがひたすら並んでいるもの。これは、さらさら解ける人でも相当うんざりするとは思うが(^^;; はなひめの場合、商がさっとたたないためにめんどくささが爆発しているわけで、もちろんこれをクリアしておいてから先に進むべきだという原則は理解できる。
でも、要するに掛け算の感覚が十分身についていないため遅いということを考えれば、どっと戻して掛け算からやり直して勢いをつけるというやり直し方もあるし、少なくとも、連日同じプリントが出てくるよりは、もうちょっと幅広く繰り返したほうが気分的にも楽で効果も上がると思う。
で、私はその旨を相談しに先生のところへ行ったのだが、先生は、
「ここ(D教材の100ちょっと)は、みなさんぶつかる壁なんですよ。繰り返せば、繰り返しが多すぎて嫌といわれ、戻せば、こんなに戻るのが嫌といわれる場所なのですが、大丈夫ですよ、はなひめちゃんもう少しで抜けますよ」
いや、だから、同じ嫌ならがつっと戻すほうでいってほしいんですけど。と思ったが、先生があまりこちらの言うことを聞く気がないようなので話し合いはあきらめ、公文の算数をやめて市販のドリルに切り替えることなどを検討していた。
しかしのろのろ検討している間にようやくはなひめはその超狭い繰り返しを抜け、150くらいに到達した。Dも終盤になると今度は分数。見た目まったく違う世界が開けている。
分数は、新しい概念であるし、はなひめはだいたい、新しいものに挑戦するのが嫌いだから最初はぐだぐだ言っていたが、母が図を描いて約分の意味などを簡単に説明し、半分くらい納得してまずはやってみる中で、こりゃ二桁の割り算よりだいぶ楽だと気がついたらしい。なにしろ、7/42を約分して1/6にするほうが、540割る89とかやるよりだんぜん早いでしょ。
そんなわけで、分数の初歩を練習しつつDの終わりまではたんたんと進み、現在はEの最初のほうをやっている。
ここまで来てあらためてふりかえってみると、やっぱり気になるのだ。約分の練習をしたあとのほうが、これで割れるとか割れないとか、そういうのがさっとわかるようになる。つまり、別の方面から数とお友だちになれるわけで、二桁の割り算がスムーズでないまま進んだからといってつまづくとも限らない。逆に、Dの120あたりはほどほどであきらめて先に進み、分数で「お友だち度」を深めてから戻るほうが壁を越えやすくなるのではないだろうか。
一概にはいえないのかもしれないけど、はなひめを見ていたらそう思った。
そういうところが柔軟に組めないのは、「プリントを進んでいく」ことを絶対のものさしとする公文の弱点なのか(E教材からD教材に戻りにくい?)、それとも、大規模で決め細やかな対応をしにくい(プリントのハンドリングだけでアップアップしているので、あまり個々に違う流れにしたくない)教室の弱点なのか。
数日前、今度は「帯分数に直し約分する」のところではなひめから質問あり。つまり、同じ大きさを表す書き方は、分数の場合いくらでもあるわけで、どれが答えの書き方として正しい(最終形)なのかがピンと来なかったらしい。
母は「上のほうが下より大きいとぐらぐらって倒れるからなるべく下ろしときなさい(帯分数)。それで、右側はできるだけ簡単な数にしてね(約分)」とだけ言い、はなひめが計算するのを後ろから見ながら、「あーー上が重い! 倒れちゃうー早く早く!! そうそう。それから右もまだいける!! やれるよ!! そうそう。それでおっけー」といくつか実況中継つきで解かせたら、あとはスムーズにできるようになった。「壁」のころに比べると、平和になったなぁ。また別の壁が来るんだろうけど。
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