アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

弾けたり弾けなかったり、それもまた楽し(ハッピーアンサンブル)

2011年07月11日 | バイオリン
練習回数は少ないとはいえ、最後にはそれなりにまとまった感じになったアンサンブル。

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…しかし、本番がそのとおりいくとは限りません。っつか、ふつういかないよね…

何が違うって、まず緊張してるってことが違うし、一発合わせってところが違うし、並び方や音響が違う。ちなみに、私はほとんど緊張してませんよ(^^) 実力です。なにしろ、孤独に舞台に出るピアノ発表会に比べれば、何ほどのこともありませんから、私が昨日重ねた数々のミスはきっちりふだんの実力どおりであって、別段緊張のせいではありません。でも緊張してふだんより弾けない人というのもけっこういたみたい。弓を持つ手がかくかくしてたり。

練習の中で、「あ、うまく弾けた」というのがあったとしても、それはその場で何回か合わせているうちにうまくいったのであって、別のときにその日初めて合わせてうまくいくということを意味しません。特にいちばんアンサンブル発表会でうまくいかないのは「ザッツ(出だし)」ですね。これが揃わないの。誰だって、自分だけ飛び出すのは嫌ですしね。

音響は、ホールによってぜんぜん違うけど、昨日のホールは、あまりお互いの音が聞こえないタイプ。なので、目視確認を併用してがんばるのがいいんですが、どうも立ち位置とかも勝手がつかめないまま始めてしまうとドツボにはまります。

昨日いちばん困ったのが、ハイドンの皇帝を弾いてるとき、私(2nd)より左手のビオラさんが弾いてるところと、右手の1stさんが弾いているのが違ったとき、さてどっちについていきましょうかというふうになって…結局、私のほかもう一人、2ndを弾いていたのがアンサンブルの先生だったので、先生についていくことにしました。先生は、ビオラのタイミングを採用し、1stの人に念を送って(ガンを飛ばしてともいう)、ほどなく立て直してくれました。ほっ。

これは、人数が少なめでゆとりがあったものだからつい、わりと横一直線に並んでしまって、お互いが見えなくなったのが敗因。次のレスピーギでは半円形に近い配置にずらしてだいぶやりやすくなりました。

という具合で、練習のときはなんとか「弾けたつもり」でもたいへんスリリングな演目が並びます。

当日起こることをすべて想定して対処することなどできませんが、それでも、いろんな小事件が起こったときに自分を支えてくれるのはやっぱり…練習です。

私の場合、一番練習してあるのは「皇帝」だったので、この曲ならば、弓の上げ下げがずれようが、1stとビオラがずれようが、全体を見渡して善後策をすばやく考えることができます。一方、明らかに練習不足のブラームスは、1stとエレクトーンがちぐはぐしてたり、自分の指がもつれたりしただけで「うわーどうしよう」になって回復が遅れます。

演目が14番まである中で、私の出番は5個。
1. ハンガリー舞曲第五番 ブラームス …わやくちゃしてるうちに終わる
9. 弦楽四重奏「皇帝」第二楽章 ハイドン …途中ずれたりもしたが全体としてはよかった
10. イタリアーナ、シチリアーナ レスピーギ …曲難しすぎ、弾けないうえにハプニングもあり
13. オンブラマイフ ヘンデル …重い曲が二曲終わったのですっかり温泉気分、楽しく弾く
14. ラデツキー行進曲 J.シュトラウス1世 …全体合奏、元気よければなんでもよし

ものすごい疲れたけど楽しかった。来年もやりたい!!

終了後は、こまたろう母さんとこまたろ父さんとお茶(^-^)

こまたろう母さん、お花ありがと~

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速くても遅くても弾けません(イタリア協奏曲第二楽章:録音有)

2011年07月10日 | ピアノ
イタリア協奏曲の第二楽章は、音がだいたい並ぶようになりましたがあとどうやってカッコつけたらいいのか…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←うまく弾けないのになんかすごく弾きたい曲っていうか

とりあえず現状で録音して聞いてみましたところ、なんというか、

拍子がワカラナイ(-_-;;

この曲は、非常~にゆったりとした四分の三拍子のところに、細かい音符がぎっしりつまっていて、左手はずっと一小節につき六個の八分音符が、見た目は「3・3」に分かれる感じで続いているもんだから、八分の六かのような錯覚にとらわれつつ、細かい音符に気をとられているうちにすっかり「拍子迷子」に。

弾いてるほうがよくわかんないんだから、そりゃ聞いてるほうはもっとわかんないよね。

だいたい、この曲の演奏で私にとって強烈な印象のあるのがこの演奏:
グレン・グールド イタリア協奏曲 第二楽章、ついでに第三楽章

この第二楽章はもう、常識をはるかに超えた遅さ。それでも説得力をもって歌われているのは、単に速く弾くよりむちゃくちゃ確かなテクニックがあってこそなんだと思う…よくわかんないけど。それと、突然豹変してバカッ速い第三楽章があることで釣り合いが取れている!? とにかく、素人がテンポだけマネして意味のあるものではない。

それがどうもテンポだけひきずられちゃって…間が持たない、拍子感は行方不明、といった具合。

これくらいが常識的なテンポなのかな:
ピティナ音楽辞典より大導寺錬太郎さんの演奏で

私の現状録音は、グールドさんと大導寺さんの間ぐらい(^^;; 実のところ、遅くしたら間が持たないし、速くしたらしたで今はちゃんと音が並びませんが~

とりあえず、常識的テンポで弾けるように練習してからその後の方針(?)を考えるか…

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チック・コリア、バッハ練習ちぅ

2011年07月09日 | ピアノ
チック・コリアっていったら有名なジャズピアニストで、それでクラシックを弾かせてもこんなふうに:

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←私はバッハイタリア協奏曲第二楽章練習中です

モーツァルトの二台ピアノコンチェルト、小曽根真と組んで
オーケストラがついてるところはまぁふつうに弾いてます。カデンツァはジャズになって、二人の自在な掛け合いがかっこいい♪

これを見ていると、いやもぅ、指は自在に動くし外さないし、つるつるといくらでも弾けちゃうんだとしか思えないんだけど…

こちらの動画は
チック・コリア、バッハ練習中

訥々と練習していく風景。音を外して「Oops」といったり、「左手だけでもっとゆっくり弾いてみようか」「次は右手」「合わせてもっとゆっくり確認しよう」「だいぶいいぞもう一回」「ここの指使いは2、3かな(書き込む)」「いまここが一番難しいんだよなぁ」という具合。

チック・コリアさんでもこうやってまじめに練習しているんだなぁと。

私がバッハ弾こうとして、さっと弾けないからって投げ出しちゃアカンですね。

・片手ずつ
・ゆっくりから
・つっかえるところは指使い工夫

それにしても、楽譜どおり弾いてるだけなのに、なんとなくニュアンスがジャズの香りですね。何でそうなんのかな?? アクセント??

それと、この練習動画を見ていて気がついたことが。どうやら弾き方に、「練習モード」というのと「演奏モード」というのがあるようで、前者のときには自然に弾いてというのか、つっかえたらそのままつっかえさせてしまって、むしろ問題点を明らかにする。後者のときにはちょっと「真っ芯」に当たってなくても極力リズムを崩さず弾ききる。

この動画の中でも最後の「仕上げ」で引くときは「演奏モード」に入ってますね。そうすると、練習中とは別人のように、聞きやすい演奏になる、というか。でもよく聞くと、まだ怪しい部分がないわけじゃない。

この「演奏モード」が搭載されてないから私の演奏はいつでもぐだくだなのね(-_-;;

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中学生の描く将来像

2011年07月07日 | 中学生活
手元に、「全国中学生2011学力&意識測定テスト」結果レポートというけっこう分厚い冊子があるので、おもしろいところをピックアップ。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←日本の将来は明るいと思いますか、と聞かれたら

これは、要するに市進でテストをやるときに、ついでにアンケートを実施して分析したもの。対象は中学1~3年、地方はいろいろ、ふつうの公立中学校に通ってる生徒が大半だけど、まぁ塾でテストを受けようっていうんだから、一般の中学生よりはやや高学力側に偏ってるかなという感じ。

たとえばこんな質問:
「20歳になったときに、あなたは何を手に入れていたいですか?」
そして選択肢は、「お金」「知識」「地位・名誉」「スポーツなどの賞」「技術・資格」「家庭・家」「友人」「自由」「その他」「特にない」。

複数回答なので、もちろん、「お金」「知識」などの選択肢はそれぞれ半分以上の人が選んではいるんだけど、学力階層別の結果を見るとおもしろい。

「知識」「技術・資格」については、学力階層で「上」(A層)のほうが高い、というのは想像どおり。一方、「家庭・家」については「下」(C層)のほうが高くなっている。考えてみれば、20歳というと、大学にいくならまだ学生で、金もなければ家庭や家はないということなのだろう。もうひとつおもしろいのは、「友人」というのが意外に学力階層によって異なる項目であることで、学力階層が「上」のほうが高くなっている。

このレポートでは、
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A層では、「知識」「技術・資格」など自分の能力・スキルに加え、「友人」という社会的なつながりを重視する傾向がみられます。
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とまとめられているけれど、実際のところ、A層に「友人」という項目をより選ぶということにどんなニュアンスがあるのかはよくわからない。

同じ選択肢で、「30歳になったときに、~」という質問があるのだが、こちらだと、「スポーツなどの賞」を除くすべての具体的項目で、A層 > B層 > C層となっている。

要するに、A層のほうが、20歳はまだまだ、でもそれから就職して、お金や家庭も手に入れていくビジョン、30歳までには…ということで、20歳と30歳が明確に違う時期として意識されているということになる。

「将来のことについて保護者の人と話しますか?」という質問になると、ご想像どおり、ほとんど話さない子が多いのはC層となる。

そして、「えっ」と思ったのが「日本の将来は明るいと思いますか?」という質問。「明るいと思う」と答える子の率はA層<B層<C層となっている。上位層ほど悲観的、というのはちょっとなんか、どんよりしてくるじゃありませんか。

(…この冊子はこの先、進路、仕事、テストの正答率分析と続きます。)

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もはや教本コレクター!? -バイオリンレッスン(66)

2011年07月06日 | バイオリン
なんかレッスン記録の連番が怪しくなってる。たぶん前回の65を書き忘れで、66。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←楽譜ばっかり増えていきます(^^;;

この間までカイザーをちょこっとやってましたが、カイザーさん一曲が長いので、私が平日に手をつけるにはちょっと…?? ということを見て取った先生、前回のアドバイス(御宣託)は「ホーマン二巻を買っておきなさい」。

お薦めの理由は、練習曲が短くって平日にも弾けそう(^^;; なのと、二重奏が多くて私のお好みであろうという温かい配慮。ところが、ごたごたしてして、アマゾンクリックしたのはレッスン前々日の夜中。

レッスンの日、家に帰ると届いていたのは不在配達票。おぉ間に合わなかったかと思いつついちおう電話すると、ドライバーさんがすぐ届けてくれて、レッスンに間に合ったよ!! 黒ネコさんありがとう~ でもこういうの、「間に合った」言うの?? レッスンで初めて開くのって。

確かに、音階的な基礎練習が二段と、練習曲は四段、それに二重奏。なかなかいいね。二巻の最初は簡単だから、とりあえずそのまま弾いていくと、音階はハ長調、曲も同じくハ長調の練習で、基本的な指運びが練習できるようにぎゅっと詰まった曲。

それで、一回一人で弾いて、注意点を聞いたら、それで即、今度は先生とデュオで(^^) ただの練習曲だけど、けっこうきれいにできてます。「ね、曲がきれいなのでいいですよね」と先生。

というわけで、「あたばよ」「篠崎」「ホーマン」と、コレクターの様相を呈している…あ、なのに鈴木を持ってないのはどうよ。

そして曲のほうは引き続きビバルディ。土日はハッピーアンサンブルにかまけているわけだから、当然のことながらこの曲の練習はほぼまったく進んでいないんです。

チョビくんの機嫌が悪いわけじゃないから鳴りはふつうですけどね…チョビくんは、どんな曲であろうがちゃんと毎日箱から出してやりさえすればご機嫌ナナメにはなりませんから。

でも、曲自体の練習をしていないと、ポジション移動がすごい自信なさげになってぐだぐだぐだぐだ。一方、なんとなく曲としてのイメージがつかめてきたためましになった部分もあり、といった調子。

先生からの指摘は、中間部の表現で、高い音の部分を強調してめりはりのあるフレーズにすることと、そのあとの「変な音」の落ち着かなさをよく味わって、最初のテーマに戻って「ホッ」とするところを意識すること。

先生が見本を弾いてくれましたが…こりゃいいですなほんまに。こんなふうに弾くとかっこいいのねん。

ハッピーアンサンブルが済んだら一気にマル狙いでいくぞー。

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