アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノ再開13年目、だんだん自由になる(前編)

2014年08月21日 | ピアノ
大人ピアノを始めてから、ざっくり10年かそこらの感触でいたけど…

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改めて数えてみたら、今年は13年目でした。年月が経つのは早い(^^;;

始めたきっかけは、こじろうが通ってたヤマハの幼児クラスに、時間が合わなくなったこと。いわゆる、「ドレミファソーラファミッレッド♪」のやつに一年通ったところで、次の年(年長さんクラス)に通えなくなって、個人レッスンに変えたのだ。ついでに、親がやってたほうがつられてやるかなと思って、二枠続きで取って私も習うことになった。

最初は、いまさらクラシックでもないという思い込みがあったので、映画音楽などポピュラー専門。何が「いまさら」なのかって、今にして思うとアレなんですけど(^^;; ま、ちゃんと弾けないし練習する時間もないのでクラシック弾いてもしかたがないというような。

それが、ブルグミュラー18番を薦められて(二ページ完結の曲ばっかり!!)弾いてみるうちに、クラシックでも楽しめるってことがわかり、すっかりハマった。

このころ何を面白いと感じていたかというと、もっぱら聞くだけだったようなピアノ曲(ショパンとか)が自分の手で再現できる(というと言い過ぎかもしれないけど、再現した気になれる)ということ。つまり、関心のほとんどは「音を並べる」ということにあって、それ以上のことには向いていなかった。

レッスンに期待することは、弾きにくいところを助けてもらうというような、難しいところを弾くノウハウ? 手の使い方、力の抜き方、練習のヒントなど。もう一歩進んで、演奏を楽しむために、よい演奏になる工夫を教えもらうという面もあったけど、私が受け入れられることは、強弱や間や、そういった具体的なことに限られていた。

だから、もっと自分の表現したいものを持ってほしいと考える先生と、衝突とまでいかないにしても、なんとなくすれ違いになってきた。先生は、「ここはもっと田舎の酒場みたいなところで…」「私がよく使うのは植物のつるが伸びていくようなイメージなんだけれど」のように自分からイメージを語ることもあったが、ほんとは先生から提案するんじゃなくて、私のほうから「こうしたい」といってほしかったらしい。一方私は、何も材料のないところに何か求められるのがとても苦痛で。

そうやって双方から行き詰まりを感じて、バイオリンを習い始めたきっかけでピアノは辞めてしまったわけだけど。

ピアノを習わなくなってひとりになってみると、自分で考えなければ一歩も先に進まなので、「習ったように弾く」ことから離れ、やむなく? 自分でどうやって弾くか考えるようになった。

実は、そうやってみたらおもしろかったのだ(^^;;
あれだけ、先生に「どう弾きたいの?」って迫られたときは嫌がってたのに(笑)

自分で考えて弾くきっかけになった曲:
ラベル ハイドンの名によるメヌエット(2010年録音、ピアノWeb発表会)

つづく。

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包囲網が完璧すぎる

2014年08月19日 | ピアノ
「音楽の星座」でやった連弾、フォーレのドリーですっかりピアノアンサンブルの味を占めた私は、勢いで11月のピアノ二台イベントに枠を予約してしまったのだった。

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この時点では、相手も曲も決まっていなかったところ、勢いというのは恐ろしいもので、得意不得意でいえば最悪ともいえる(なにしろ、音階のカタマリなんだから)モーツァルトの二台ソナタをポチしてしまう。そして、ドリーでお世話になったartomrさんに打診してみるが、11月は曲を抱えすぎていて余裕がないといって断られる(-_-;;

この曲の場合、こちらがナンなのだから、相方は上手でなければ話にならない。そこでもう、実現可能性は脇に置き、とにかくいちばん弾いてもらいたい人からアタックする。モーツァルトといえばやっぱり、udurannさんのモーツァルトが好き!! 星座のときの、ピアコンは印象深かったものねぇ。

そう思って、早速udurannさんにメッセを送ると、即決快諾いただけて、超Happy(^-^)

…いまココ。

ところが、ちょこっと一部譜読みしてみて、「「指が回らない」の中身を考える」という記事を書いただけのところで、

--- shig さんより
あらゆる曲はスケールとアルペジオとランダムパターンで出来てます。んで、モーツァルトはスケールとアルペジオが弾ければほとんど弾けます。

かなりマジで言ってます。
--- お返事
うむうむ、マジでそうですね。

んで、スケールとアルペジオが弾けないから問題なんですけど(爆) まぁせっかくなのでこの機会に腹くくって練習するのもいいのかなと。
---

というコメントのやりとりがあり、そこへさらに次のコメントが:

--- shig さんより
>まぁせっかくなのでこの機会に腹くくって練習するのもいいのかなと。

これ読んでメンバー全員(なんの?)から拍手が沸き起こりました。
udurannさんが練習すべきスケールを書きだしたんで頑張ってね♪
---

メンバーって、意味不明だけれども、なぜだかudurannさん、shigさん、夜毎屋さん、おゆきさんあたりがshig邸に集結してペアをとっかえひっかえしてモーツァルトの二台ソナタを弾いてみて検討する会というのが突然発足していたらしい。

みなさんひっくるめて私の師匠でもあり、参加するイベントの主催者でもあり、私が主催するイベントの参加者でもあり、彼らが勢ぞろいでつるんで、
「アンダンテさんがまじめに地道に練習を積んで、こんな曲も弾けちゃうようになるにはどうしたらいいか??」
を検討したというんじゃ、

そりゃもう、逃げ場がありません(o_o)

ハノンもツェルニーもインベンションもなしで、その都度弾きたい曲だけ弾いてここまで来た大人再開ピアノ道。

インベンションは開始しました。現在二曲目。
ここへさらにスケールとかアルペジオとか、メトロノームさんが加わって、新たな展開を見せるのか!?

私のブログ記事の中で、長くよく読まれている記事(すなわち、主に検索から来て読まれる記事)は、トップが「対照的なバイオリニスト-諏訪内晶子と五嶋みどり」ですが、その次は「ハノン、ツェルニーをやらないとどうなるかというと」なんですよ。そのうち、「アラフィフからスケールをやるとどうなるかというと」なんて記事が書ける、カモ!?

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ピアノでいろんな楽器の音色を

2014年08月18日 | ピアノ
10年ちょい前、わが家にクラビノーバが登場したときは、子どもたちの人気は生ピアノよりクラビノーバに集まった。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←うちのピアノたいしたことないけど、クラビとはまったく別物の奥深さです。

なにしろ、ピアノは「一種類の音色」しか出ないけれど、クラビノーバはいろんな楽器の音を出すことができる。私も、ハープシコードの音でバッハちょっと弾いてみたりして、気分に浸ってみた(^^;;

けど、音色を切り替えて弾いてみるのはわりとすぐ飽きてしまって、私はほとんどピアノしか触らなくなった。またろうは、クラビノーバにデータを入れて伴奏させたり、譜読みを助けてもらったりする都合上、かなり長期にわたってクラビノーバを活用していたけれど、「ザナルカンドにて」を契機に両手でピアノを弾けるようになったころを境に、やっぱりあまりクラビノーバを弾かなくなった。

本人曰く、「ピアノのほうが弾き心地がいい」「ピアノの音のほうが好き」。

ま、飽きのこない、優しい音というか。電子の音は、なんだかんだいって、疲れるし、多彩でも結局飽きる。

クラビノーバを購入したころというのは、私がピアノ再開して二年くらい経ったころだ。最初は映画音楽とかだけ弾いてた私だけれど、ブルグミュラー18番を経て、クラシックに戻ってきて、ショパンとかを弾くようになっていた。

すると先生は、「ここはオーボエみたいな音」とか、「音色」についていろいろ注文をつけるようになってきたけれど、私のほうは「そんなこといわれたって」「クラビノーバじゃあるまいし」と思って大半流していた(^^;;

先生は理屈が出てくるタイプじゃなかったので、じゃあどうやればピアノで「音色」が変えられるのかについて具体的な説明はなかった。先生が弾いてくれるお手本は、それなりに表現豊かなものだったとは思うんだけど、ピアノはかなり状態の悪いヤマハアップライトだし、先生がどんなに上手に弾こうが自分と関連があるものとしてはあまり捉えることができなかった。

時は流れて、ピアノサークルなどに出入りして頻繁にいろんな大人アマチュアピアノを聞くようになると、それはもうさすがに人によって音色が違うことは実感できるし、いろいろと贅沢なピアノを触るようになれば、弾き方によってはっきり音色が変わることもわかってくる。

とりわけ、ベヒシュタインサロンで聞いた内藤&阪田デュオではもう本当にあからさまに音色が変わるところが聞けて「なんでピアノからこんな音が!?」というようなこともあったし。

先日入手した「ピアノでオーケストラを」(内藤晃)という小冊子には、そのへんのことが非常に具体的に明快に書かれていた。
「ベヒシュタインで好きなのは、ピアノ曲をアンサンブルとして見たときに、複数の人の声音や楽器の音色を「演じ分ける」能力がきわめて高いことだ。」
とあり、ベヒシュタインというピアノが、特に楽器の「声帯模写」に適したピアノであることが述べられている。

そして、楽器の特徴を形作る要素が具体的にいくつか。
「音勢」…発音の輪郭が明瞭かどうか。木管楽器でいうと、フルート、オーボエは強、クラリネット、ファゴットは弱。音勢が強いと近くに聞こえる。
「表情域」…各楽器には、(たいがいピアノよりは狭い)音域があるが、その中でも太く表情豊かに鳴る音域を表情域という。それより上は、か細い調子で鳴るなど。
「音離れ」…前の音の残し具合。フルートはレガートでも前の音はくっきり消えてしまうのと異なり、クラリネットはもうちょっと粘る感じ。

「音勢」とは聞きなれない言葉だけれど、ピアノでは、下部雑音をどのくらい入れるか…言葉を変えれば、どのくらい下までタッチするかによって調節することができる。

結局のところ、この説明を聞いたところで突然音色の使い分けができるわけではないけれど、まずはそのような諸々の可能性を知ったうえで、手と耳を頼りに試してみなくては始まらない。

というかそもそも、ピアノで音色が変えられるということを納得したうえでやってみなくては話にならない。

そういう意味で、私の「再開大人ピアノ道」はまだ始まったばかり。先は長いな~とも思うけれど、ほんとに、大人になってからでもやれることはたくさんある、ということが次々わかってくるのがおもしろいと思う。

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メトロノームの目盛りを1ずつ上げていくような

2014年08月17日 | ピアノ
今日は、aniaさんといっしょにアマオケのコンサートを聞きにいったんですが、休憩時間に雑談しているとき…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←モーツァルトさん音階のカタマリですがな

私「モーツァルト二台ソナタとか、メントリとか、超絶ゆっくりだったら弾けるんですよー音はわかりやすいし。でもあんなに速く弾けないしトチるし。」
aniaさん「アンダンテさんは、メトロノームの目盛りを1ずつ上げてくような練習ってしないの?」

…お、おぅ。。

そっから話していてスグに明らかになったことには、aniaさんも私も楽器を弾くことを趣味でやってるわけですけど、その取り組みの方向がけっこう対極にあるってこと。

私はほら、合わせモノ大好きだし、ひとりで弾くにしてもやっぱ音楽は人前で演奏せにゃ、って思っていて、まず勢いでエントリーしちゃってからつじつま合わせにかかるタイプだけど。

aniaさんは、人前で弾くのとかあんまりなくてもよくて、地道~に地味に基礎練習とかやってるとハマるタイプ。

そうだな。誰から強制されるでもなく、きちんと練習をする人ってのが、いるんだよ世の中!!(新鮮)

私は今までの人生、いつもちゃらんぽらんに…いや、本人的にはそんなちゃらんぽらんなつもりではないんだけど、とにかく、「明日のために」今がんばる、努力するってのが嫌い。今日やりたいこと、楽しいことをやって、それがたまたま明日につながればラッキー、その範囲で物事をどうにかしていこうといつも思ってる。受験でも、仕事でも、趣味でも。

むしろ、その範囲でなんとかするために要領を磨くことなら努力を惜しまない(!?)というような。

音楽なんて、趣味なわけだから、そもそも何もやらなくたって誰からも何もいわれるものじゃないけれど、
ただ自分が弾きたいからピアノとかバイオリンとか弾いていて、
でもそこで、しっかり練習効果を考えて部分練習したりとかするよりも、
ちゃかちゃか楽しく適当に通しちゃう。

それで、本番が近づいて「やばい!!」って状態になると、突然火がついて
本気で頭使って集中して練習し、仕上げにかかったりとかすることもあるけど。

そんなことを繰り返しながら、少しずつは前に進んでいくみたいだからいいかなって。

それがイケナイってことはないけれど(法律上)

というか、ピアノを再開してから今まで十年ちょっと、まとまった時間も取れない生活の中では、このスタイルは選択の余地がないという面もあった。でもちょっと…

子どもたちの受験やらなんやらもひと段落し、出したかった本も二冊とも出し終わり(^^;; 今年あたりはなんかちょっと一歩踏み出せる予感!?

11月に、モーツァルト二台ソナタをやる話がまとまったので(場所はアデリー、相方はudurannさん!!)、ここは地道練習デビューするチャンスかも。

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「指が回らない」の中身を考える

2014年08月16日 | ピアノ
若いころ弾いてた人といちばん違うところは「お指が回りません」ってことなので、これまでこの傾向の曲は避けて通ってきたのだが…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←いろんな意味でハードル高い曲ですが

何を血迷ったか、「音楽の星座」でドリーが気持ちよく弾けた余波(?)で、うっかりポチッてしまったコレ。
「モーツァルト 二台のピアノのためのソナタとフーガ」←弾ける目処が立ってないので(^^;; お値段重視で全音版

このあまりに有名な、「のだめ」でも重要場面で出てきましたよね。「二小節で間違えるなーっ!!」てやつ。

聞くのは前から好きでしたが(だって掛け合いがすごく楽しい)、自分が弾くことは考えませんでした。だって、ばりばり練習したことがない人、ハノンとチェルニーやらない人からは最も遠い曲だものね…

でも最近気持ちが変わってきたんだ。「指が回らない」から弾けないような曲って、ただ待ってたって、弾けるようになる見通しは立たないわけで。ここから先はどんどん年をとって、指の基本運動性能は低くなりこそすれ高くなることはないんだし。なにしろ
これからの人生で、今が一番若い
んだからね。

弾きたい曲があったら、どんどんやってみたらいい。弾けないなりに楽しめるかもしれないし、弾けないけど何度かやってるうちに何かつかめるかもしれないし、ま、結局あきらめたって別にかまわないし。そうやってあれこれ試すうちに、自分のこれから先の限りある人生の中での効率よい楽しみ方っていうのだって、わかってくるでしょう。

それで今日、完璧に一日フリーな日だったので、試してみました。

まず、とりあえずがたがたのろのろと弾いてみると、譜読みで難しいところは別にない。なにしろモーツァルトだから、見たとおり聞いたとおりに音は並んでいる。音楽的にどうこうというのは問わないとすれば、ともかく問題は、相手に合わせて落ちずに音を並べられるかということね。

一人で弾くときは癖で弾きなおしばっかりしてるけれど、相手と合わせるときにはどんどんいかなきゃいけない。それで、必死にそのまま行こうとすると、指がコケてぐじゃぐじゃになるって寸法。広くいえば「指が回らない」ということになるけど、今日は時間があったので、楽譜を1ページめくったところの見開き2ページ(一楽章の、2~3ページ目)をじっくり弾きながら考えてみた。

狭義に「指が回らない」というと、運動性能そのものの問題で、
・必要なスピードで指が動かない
・必要な正確さで指が動かない
ということになると思う(そういうことについては人生この先改善は難しい)。

けど、たとえば十六分音符が立て込んだ数小節を切り出して何度かそこだけ練習して、それから弾いてみれば、まぁそこそこ自分的に許せるテンポで弾いて、つっかえないということも起こる。もちろん、つっかえることもあるんだけれど、スピードも正確さも、純粋に「指」のポテンシャルでいえば、そんなに問題はないともいえるわけだ。

それならなんでぐしゃぐしゃになるかということを、特に危険なポイントを取り上げて詰めていく。
間違えるといっても、間違いにもいろいろあって、音が鳴り損ねるとか、隣を弾いてしまうとか、指の不正確さはむしろあんまり問題にならない。そのまま先に行く、といったことができて、アンサンブル自体は大崩れしないのだから、コンクールに出るとかでない以上、気にしなくてもいいでしょう。

問題になるのは、そこから大崩れして、「合流ポイント」から再度乗るくらいしかしょうがなくなるところ。そういう間違え方をするのは、
(1) 頭が間違ったことを思い浮かべた場合
(2) つなぎが間に合わない場合
(3) 肝心なところを違う指で弾いちゃったとき
であるということがわかりました。

(1) はたとえば、「ソシレ」っぽい小節のときに、「シ」から始まるべきところ、頭が「ソ」だと思っていたとかね。弾き始め、不協和音じゃないけれど、つじつまが合わないから大崩れ(^^;; あるいは、似てて違うところを思い浮かべていて、違う路線につっこんでいったとか(笑)

(2) は、A部分もB部分もバラでなら弾けるんだけど、A部分が終了するとき、B部分のことが頭の中で準備されてなくて、あらどうしましょってなるとき。

(3) は、ここをこの指で弾かないと次にいけないぞってところで、違う指で弾いちゃう事故。

そうやって考えると、問題点は絞られてきます。「キモ」の指番号をぐりぐりして、間違い分岐ポイントの音もマークして、物理的にゆっくり何度か練習して、徐々にスピードアップしてみれば。

…弾けるじゃん!! (2ページだけなら)

ちょっとゆっくりだけど、メトロノームで刻みながらほとんど間違えずに行けました。ふだん、「指が回らない」と思ってる問題のうちかなりの部分が、実は「頭の整理」ができてないだけということも、あるかも。指のすげかえや、若返りはできなくても、頭の整理だったら、時間かければ少しずつなんとかなるんじゃない??

問題は、そんな丁寧に「全体を」練習する時間があるのかってことだけど。
というか、いつもちゃらんぽらんに弾き散らす「練習(?)」しかしてない私が、そんなにまじめに練習できるのか?? ってのがいちばんの問題かもね。

でも、なんか実現可能性については、悪くないんじゃ!? という気が、してきましたよ。目の黒いうちに。

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