アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ツラい練習ほど効果が高いとか思ってない?

2018年10月16日 | ピアノ
ほぼほぼ音が並ぶようになってきた曲を、自分ができる範囲せいいっぱい素敵に、通して弾く(もちろん誰も聞いてないところで)という「練習」を嫌いな人はいないと思う。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←やりすぎはなくてもやらなさすぎでしょ、ってことはある。

というか、それが好きだから、誰にも「やれ」と言われてないのに大人になってまで好きこのんでピアノやってるんじゃない? まぁ少なくとも私はそうです。会社の仕事を適当に適切に切り上げてぴゅーっと帰って来て「めるちゃーん♪」と愛でるひととき(^-^)

でも、漠然と「通し弾き」するんではなかなかうまくならないとよく言われますね。先生から、あるいはピア友から、あるいはどこかのブログで、お奨めされる通し弾き以外の練習は、いろいろあるけど

・ゆっくり練習
・部分練習
・片手練習
・各パート分解練習
・メトロノーム練習
・録音練習(自分が弾くのを録音して聞き直す)
・リズム練習(なかなか弾けない、あるいは速くなってこない部分をタッカタッカとかタカッタカッとか)
・ペダルなし練習(ペダルなしで演奏することはありえない曲でも、あえてノーペダルで練習)

ほかにもあるのかも(よく知らない)

それぞれの練習は、お奨めされるだけの根拠があるはずで、
なんらかの問題点、ある側面を、漠然と通すよりはっきり認識できるようにする、そしてさらに解決できるようにするのに便利な方法なのですよね。

上記に挙げたものは、私がよく利用するもの、稀に利用するものから一度もやったことないものまでいろいろですが…

そういえば、私がおゆき先生に習い始めてからわりと日が浅いころに、おゆき先生が私に何かの練習法を奨めて、私が即座に
「楽しくない練習はしないので」
と拒否ったという逸話がありますが(^^;;

たぶん、片手練習とかかな?? ちょっとはっきりしない(ブログを辿れば出てくるかも)

あ、それで、今は利用してますよ。片手とか各パート練習とか。
「楽しくない練習はしないので」
の方針を曲げたからではなくて、楽しくなった分の練習をしています。

つまり、分けることによって、「おぉ、こうなっているのか」の発見があったり、「こう弾いたら素敵」とわかったり、あるいは実際に素敵に弾く弾き方を実行できるようになったり、することができて、そしたら楽しいからやるわけです。楽しい範囲でやるので、あまりそればっかりやることはありません。

なるほどなるほど、のあとはそれでどうなったか通して(少なくともその部分は全体を)弾きたくなりますでしょ。

昔、ヤマハの先生がショパンの弾けないフレーズについて
「リズム練習すればすぐ手にあたるようになりますよ」と奨めつつ
「でも、やりすぎないでくださいね…まぁ、アンダンテさんがやりすぎることはないと思いますけど」
といったのは、私が「楽しくない練習はしない」タイプなのをよく知っているから、リズム練習で格段の進歩が見えれば数回はやるかもしれないが、すぐ飽きてやめちゃうだろうからちょうどいいと思っていたのだろうと思われます(笑)

「楽しくない練習はしない」という(一見不真面目な)方針の強みは、まずなんといっても

「楽しいと思える練習をしたほうが効果が高いこと」
です。左手で弾く練習、何がおもしろいのかわかんない、でもやれっていわれたから、ってしぶしぶうだうだやったってたいして発見はありません。記憶にも残りません。人間の脳は「楽しい」ときにこそ活性化するんですからね。それから

「楽しくなければやらない、としておけばやりすぎが防げること」
です。特殊な練習というのはすなわちなんらかの偏りを持っているということですから、やりすぎには害があっても不思議はありません。たとえば、全体のバランスが崩れてきたり、音は並んだけれど非音楽的になったり、あるいはピアノ自体が苦痛になってしまったり、手を壊したり。

先生に奨められた練習法を、ツラくてしょうがないんだけど、
この苦しさのかなたに新たな地平が、と信じて
コツコツがんばる、という方も多いようなのですが、

ツラいならやっぱり、どうするとその練習を楽しめるのか(=練習から果実を得るヒント)をその練習法の推薦者に聞いたほうがいいですよ。なにがおもしろいのかわかんない、あまりに苦痛だという場合はそもそもやり方が間違っているのかもしれませんから。

正しいやり方がわかってもやっぱり楽しめないなら、自分に向いてない(まだ準備ができてないだけの場合も)かもしれません。

そして、やりすぎないこと。キャベツダイエット、とか単品のものってよく流行りますが、まぁわかりやすいというかキャッチーだからね…けど、いくら繊維たっぷり低カロリーだからって、キャベツばっかり食べてたら栄養失調で倒れます。ピアノの場合そこまで極端に走る人はいないと思いますが。

ツラさ自体に練習効果があるわけじゃないんだからね??


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告知: 2018年11月3日@テアトルフォンテ

2018年10月15日 | ピアノ
最初、KAWAさんからお誘いいただいたときに「ふーん」くらいで流してたんですが…(←KAWAさんには自分の会に出てもらってるのに失礼なやつw)

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ジャンルを越えてコンサート

だって、KAWAさん主催の会だとクラシック一辺倒の人が行ったら浮きそうじゃないですか?

でもチラシ(仮)を見たら、えっ何、園さんいるじゃない(o_o)

園さんて、夏に「COSMOS」「走る川」「怪獣のバラード」歌ったときに素晴らしい伴奏をしてくれたピアニストさんね。
彼のガチ生演奏を聞きたいと思いつつ、なかなか都合が合わないでいたのですが、これって、この誘いに乗れば、
そのまんま園さんの生演奏が聞けるだけじゃなく、

…園さんと同じステージに乗ってピアノを弾くことに!?(^-^)… (←ミーハーな発想)

それで、出ます出ますと突然コロッと態度を変えて参加表明して、ちょうどその誘われた日に弾いた曲が吉松だったんで、吉松だったらクラシックというかそうじゃないというか、微妙なところでなんかちょうどいいかもしれない

ということで吉松のプレイアデスで参加させてもらう予定です。

ピラ配りとかプログラムとか参加費とか当日のお手伝いとかリクエスト(?)とか…どうもノリがつかめないで不明点が多いんだけど…どんな会になるのか私も楽しみにしています。

ほんとはチラシ(印刷物)を知人とかホールのロビーとかに配布することを求められているらしいんだけど、私ができる範囲で、まぁいちばん人目に触れるとこってことでココに貼りますね。

2018年11月3日(土) 11:30開場 12:00~16:30
テアトルフォンテ(横浜・相鉄いずみ中央駅前)



プロ、セミプロいろいろ登場して無料のコンサートですからご損はないと思います(園さんとKAWAさん以外はどんな演奏をするのか知らないけど)。

私も末席で、自分的に現状いちばん自信を持って演奏できる吉松を持参します。なにかしら「心に響く」演奏になるといいな。

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安全志向の舟歌なんてものはない

2018年10月14日 | ピアノ
昨日のショパン「舟歌」録音を聞き直してみました。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←流れのよい船旅にしたいものです。

前回、ドタ参の雑司ヶ谷音楽堂(9/30)では、なんか慎重になりすぎて流れが悪いというか
水草にオールを取られてえっちらおっちら(うまく進まない手漕ぎボート版)

だったのを反省して

どのみち私が完璧安全に舟歌弾けるわけがないんだから

と開き直る方針を立てました。

不安な音があってウッてなっても流れを止めずに先に進む
ミスタッチしてもなるべく訂正せず先に進む

そうするとどうなるかというと、早め早めに立ち止まって考えなおすのに比べて大事故の危険はどうしても増えると思う、けど

うまくいくところは先日のよりうまくいくんじゃないか。と

安全を顧みず突き進む舟歌(昨日の録音)

聞いてみた感じ、うまくいってるところの流れは断然、前回よりいいし
事故ってるところ(わけわからんくなってるところ)はあるけど前回だって結局は事故ったんだし(^^;;

総合して、慎重バージョンよりこっちのほうがよい。という結論に達しました。

実際、舟歌は私の実力にしてはまぁまぁ弾けたと思うんです。
(アンダンテさんが舟歌弾いてここまで来ると思わなかった的な反応もいくつかあったし)

ただし、自分の出番27分を自分で通して聞いてみて思ったことは

いや…長いっしょ(爆)

素人ひとりの演奏を27分も連続で聞かされる身になってみな、っていうか
聞くほうはたいへんです。
よくぞ聞いてくださいました >昨日ごいっしょした皆様

しかも大遅刻でほかの人の演奏はちょびっとしか聞いてない。

反省してます。

やっぱりこういう参加はあんまりよくないよね。二次会は楽しかったけど(^^;;

1.5次会はおいしいコーヒー

二次会は焼鳥屋

そういや昼も飲んでたんだ(スパークリングワイン)。飲みすぎw

録音を聞いてて思ったんだけど、だんだん「わけわからんくなるところ」がどこなのかはわかってきたかなと。
今まで、どこで大事故になるか、可能性がありすぎて的が絞れなかったんだけど。

絞ったところで何ができるかは難しいところですが(残り10日間)
分解清掃(片手・声部の取り出しなど)をしてみますか…

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長丁場の演奏にチャレンジ

2018年10月13日 | ピアノ
今日はほんとぅ~に長い一日で、
歌の同窓会からのランチからのピアノ練習会からの飲み会。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←昼に飲んで夜に飲んだ。とりあえず満足ではある(個人的に)

弾く曲は
同窓会が
・讃美歌(小さなかごに)
・ロッシーニ Di tanti palpiti

練習会(持ち時間27分)
・モツソナKV545全楽章
・ショパン舟歌
・吉松プレイアデスいけるとこまで

なんでこんなことになってしまったかというと、
元々同窓会(ランチ含む)はずいぶん早くから決まっていて、一日の予定としてはそれで充分なんだけど、
ピアノ練習会の会場がロケーションの関係から興味があってぜひ見てみたい…

梯子すると、練習会がもうすぐ終わっちゃうんじゃというタイミングで到着する感じで、
人のを聞かないで自分の弾いて終わりかい

主催者さんに相談したら(「かくかくしかじかですが二次会は行きます!!」みたいな)
OKとのことだったので参加させてもらうことに

そして、会としては持ち時間を分けることも可能な設定だったんだけど、
分けるといっても分ける意味があるのかくらいの時間に到着しそうだったんで

いっちゃえ!! 本番タイムノンストップ27分

それで上記のような曲目が一日の間に並ぶことになったんだけど
まぁこんなにバラエティーに富んだ曲目を一気に弾いて全曲無事だったらすごいな(それって既にキャラが違うくらいの何かw)

ついこの間、本番前の一週間は別の曲を極力混ぜないようにするとなんとかかんとか安全率が高まるような気がするっていったばかりなのに!?

(いつも自分の首を絞めるのは自分)

しかし崩壊したら迷惑がかかるのは伴奏モノだけで、
舟歌崩壊してもまぁ…自分のことだからいいとして(聞かされてる人は多少迷惑かも)

どうか!! どうかロッシーニだけは無事済みますように!! (←こういうのってフラグ立てたとかいうのかもしれない)

…そしてロッシーニだけどうしてこんなにってくらい間違えた。

ほんとにゴメン…(o_o)

舟歌はこないだのよりだいぶ流れたと思う(夜遅いから録音聞くのは明日にするけど)
吉松の「静かなる雨の雅歌」は自己ベストの集中力で弾けたと思う

はぁーーー。。ロッシーニ…


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イメージを持って演奏すれば、伝わるのか?

2018年10月12日 | ピアノ
表情豊かな、魅力的な演奏をするために「どう弾きたいのか」考えておいてっていわれて、それが具体的なストーリーや情景まで、微に入り細にわたってイメージ(妄想?)というものが求められるレッスンというのは、非常に困る、なぜなら

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←前よりは…たまに妄想もするようになったんですよ

・そういうイメージが思い浮かばないから。
・イメージがあったとして演奏がどうなるのか結びつかないから。

先生が(そういうイメージを持ったうえで)見本弾きをしてくれて、それが実際素敵な演奏だったにしても、
「それで物理的に何を変えて弾いたらそうなったのか、そっちを教えて」
みたいな(^^;;

近年は、おゆき先生に習うようになって「アンダンテさんは妄想しなくていいですから」といってもらえてたいへん気が楽になった。

具体的なイメージを作る代わりに、
・音が上がる、下がる、飛ぶ
・音の幅が広がる、狭まる
・音価(音符の示す音の長さ)の違い
・リズムの持つキャラクター(タッカタッカとか、三連符とか)
・え? そっちいっちゃうの?? え? どこ行くかわかんない、みたいなハテナ
・緊張感が高まる、ゆるむ
とか、楽譜に書いてあるようなことをよく感じて弾く。

そういう、「楽譜に書いてあるようなこと」だったら、具体的ストーリーの発想力に乏しくても、教えてもらううちにだんだんよくわかるようになるわけで、特別な才能とかセンスとかなくてもちゃんと進歩していくのです。つまり、感じ方のレパートリーが広がっていく。

しかし、結局のところ、そう「感じて」それによって(物理的に)弾き方がどう変わるべきなのか、必ずしも明らかでないところ、元の「イメージして」という指導と変わらないじゃないか、といえばまぁ否定はできないんだけど、上記のような諸々であれば、ストーリーや登場人物云々の「イメージ」に比べると、どう弾きたいのかということとの距離が近いというか、直感的につながりやすい。

なので、「まぁ騙されたと思って(笑)」そう「感じて」弾いてみているうちに、実際そう聞こえるなぁ、という体験が増えてきて、わりと素直に信じる気持ちになる。

そこまで来てから、あらためて「物理的になにが違うのか」を考えてみるに、変えることができるのは

打鍵時の速度、加速度、(あるいはもしかしたら微細な振動)、ほんのわずかなタイミングのずれ

くらいしかないのですが、「くらいしかない」といっても、ピアノではとても多くの音があるわけで、
そのそれぞれでこれをコントロールしながら全体としてのバランスをとっていくって、すごい複雑なことですよね。

物理の問題を解くみたいに、これらすべてについて、あるべき姿を決定し、
また、それを実行するなんてことはできない。神ならぬ身の人間には。

その代わりになるものが「イメージ」であって、
もちろんイメージ(妄想力)だけじゃだめだけど、
よい耳と、実際に弾く技術というものを持っていてそれがきちんと噛み合うと
ちゃんと演奏として伝わる表現になる(適切な物理的動きに変換される)んだろうと思うのです。

だからイメージ派でよい演奏をするピアニストはいるんだけど
イメージがしにくいなら無理にしなくていいし、また、
楽譜から読み取れる範囲のもろもろを「感じて」ピアノを弾いていくうちに、
別に無理に妄想しようとはしていないんだけどなんかぴったりしたイメージを思いついてしまう、ということもあるような気がします。

楽譜に書いてあることの範囲で感じていたらそれがたまたま像を結んだというような。
そしたらそのイメージは、イメージしなさいといわれて無理やり(妄想で)ひねり出したのより、ずっと演奏しやすい、というかよい演奏になりやすい、
強いイメージになるんじゃないでしょうか。


(今回の記事は、「Piacere ピアチェーレ」ブログの「思い込みの力」記事につけたコメントを詳しくして書いたものです)


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