
早稲田大学 大隈講堂(21号館)
所在地:新宿区 戸塚町1-104
構造・階数:SRC・3F+時計塔
建設年:1927(昭和2)
設計 :佐藤功一+佐藤武夫
構造設計:内藤多仲
備考 :東京都選定歴史的建造物(注)
早稲田大学には東京大学のような重々しい門はない。そのへんが開かれた大学と言われる由縁でもあり、大隈講堂も西早稲田キャンパスの前の、街の人々や車が行き交う広場に面して建っている。
外観はチューダーゴシック様式で、内部は表現派的だと言われる。

玄関脇の壁面。壁面はスクラッチタイルで覆われ、正面のチューダーアーチ(写真右端)は色を混ぜたコンクリートで作られている。冬場の斜めからの陽光で、ランプの長い影が壁面に落ちていた。左の丸い窓は階段室の採光窓。

玄関アーチの内側天井は交差ヴォールト状で、ランプが下げられている。

別角度から。ランプ底面にも装飾が施されている。また壁面には花のような形をした大きな丸窓がある。この窓枠はテラコッタ製。

鋳物製の門扉。なかなか手の込んだデザインです。中央のAは何の意味だろう?。次回は内部へ。
追記
2007年に国の重要文化財に指定。これに伴い、東京都選定歴史的建造物の選定は解除。
早稲田大学大隈講堂 その2
早稲田大学大隈講堂 その3
早稲田大学大隈講堂 その4
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