「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       小沢一郎の”わがまま”と民主党の”ぶざま”

2011-02-11 07:43:50 | Weblog
菅総理が昨日、小沢一郎・元代表と会い"裁判が済むまで民主党を離れて欲しい”と申し入れた。案の定、小沢氏はこれを拒否した。小沢氏は菅総理との話し合いの後、ネットによる「ニコニコ生中継」に臨み”(党の決定は政党政治と民主主義の発展にとって妥当ではない”と執行部を批判した。僕はパソコンで、この生中継をみたが、ものは言いよう、随分勝手な男だ、と改めて思った。

"政治とカネ”をめぐる小沢氏への批判は、もう一年以上も続いている。ためしに昨年の今ごろの小ブログをチェックしてみたら当時の鳩山総理、小沢幹事長二人の国会喚問が衆院予算委で野党から要求され、肝腎の予算審議が事実上ストップしている。それから1年たっても、国会は予算案審議も妨げられ、国政は一向に前に進まない。

小沢一郎という男はどんな神経の持ち主なのか。かりに百歩も千歩も譲って、小沢氏が無罪であったとしても、これだけ国政を騒がせ停滞さえた責任は大きい。それよりぶざまなのは民主党の菅(代表)岡田(幹事長)の執行部だ。今回も小沢氏との話し合いを受けて来週また幹部会を開いて正式に処分を決定するようだ。昨年来、なんども同じような構図が繰り返してきており、決まるまでは国民は信じない。

先日の新聞に愛知県知事選、名古屋市長選でそれぞれ民主党推薦候補に勝利した大村秀章、河村たかし両氏と小沢一郎氏のニコニコ顔のスリー・ショットの写真が載っていた。その写真のキャプションには”菅政権にあてつけるような”と書いてあった。でも、もしかすると小沢氏は、党執行部の決定を先読みしているのかもしれない。来週の民主党決定を受けて次に小沢氏がどんな手を打つのかー。いずれにせよ国民には迷惑だ。故郷に帰って隠居して欲しい。